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壊れた君を救うまで 20
今回タイトル迷走した笑
「すちくんんんんん!!! えらすぎるよぉおおお!!!(号泣)」
朝、すちが目を覚ますと同時、部屋のドアがバァン!!と勢いよく開いた。
真っ先にベッドにダイブしてきたのは、すでに涙で顔をぐしゃぐしゃにしたこさめだった。
すちの体にぎゅーっと抱きついて、頬ずりを繰り返す。
「ひ、あ、こさめちゃん……!? 朝からどうしたの……っ」
「みこちゃんにお話聞いたの! 薬、自分から渡してくれたんだよね!? もう本当にえらい、世界一えらいっ! 好きぃい!」
すちが困惑して真っ赤になっていると、後ろかららん、なつ、いるまの3人も入ってきた。
全員、見たことがないくらい優しい(というかデレデレな)顔をしている。
「すち、本当によく頑張ったね」
らんがベッドの横に腰掛け、すちの頭を宝物みたいに優しく、何度も何度も撫で回す。
その目は完全に愛おしさでとろけていた。
「ま、隠し持ってやがったのはお仕置き案件だけどな……。でも、自分から出したのは褒めてやる」
なつがフンと鼻を鳴らしながらも、すちの前に、山のようなプレゼントの袋をドサドサと置いた。
「え、これ……なに……?」
「お前へのご褒美。手が治ったら一緒に遊ぶゲームと、お前が好きそうなぶかぶかのパーカー。あと、美味いプリン」
「なつ、ツンデレ全開で朝一でコンビニとゲーム屋走ったもんなぁ?」
いるまがニヤニヤしながらなつの肩を叩く。なつは「うるせぇ!」と顔を赤くしてそっぽを向いた。
「ほら、すち、いるまお兄さん(?)からもご褒美だぞ」
いるまがすちをベッドからひょいっと抱き上げ、そのままリビングの特等席(ソファの真ん中)へと連れていく。
リビングのテーブルには、みことが作ったすちの大好物のフレンチトーストが、これでもかと綺麗に盛り付けられていた。
「すちくん、お待たせ! 頑張ったすちくんのために、特製の甘々フレンチトースト作ったよ。さあ、今日は誰に『あーん』されたい?」
みことがウインクしながらスプーンを持つと、すかさず周りのメンバーから手が上がった。
「はいはい! 最初はおれね!」
「ずるい、僕が最初! すちくん、僕のあーん食べて!」
「俺もやる。なつ、お前もスプーン持て」
「え、あの、おれ、もう恥ずかしすぎて顔から火が出そう……っ!」
両手を包帯で巻かれたすちは、5人に完全に囲まれ、代わる代わる口元に運ばれる甘いフレンチトーストを、真っ赤になりながらモグモグと食べるしかなかった。
「おいしい……?」となつが覗き込んできて、すちが小さく「うん……おいしい……」と微笑むと、5人は「かわいすぎるッ……!」と胸を押さえて悶絶する。
莉音
114
#ご本人様とは一切関係ありません
にじ𐙚 ̊🎼
36
19
nono.@
2,817
薬なんてなくても、ここには痛いくらいの愛と、お腹いっぱいの甘い幸せがある。
すちは、5人の過保護すぎるお兄さんたちにこれでもかとちやほやされながら、世界で一番幸せな朝を迎えるのだった。
次回♥️300💬1
コメント
16件
かわよすぎる……てぇてぇよぉ……ちょっと塾と学校爆発してこよ……(?)
過保護やなぁ
ハァハァハァてぇてぇよぉぉ(きっしょ...殴ってくれ)