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しろせんせー×まちこりーた

しろまちばっかですみません

次は他カプ書きます


🪴→→←👾みたいな感じです

🪴side


地雷さん注意



遅咲き桜を見上げる姿は(👾×🪴)


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

ピーンポーン

眠い頭に重く響くチャイム

🪴「う〜ん」

4月上旬と言えど少し冷えた朝

まだ眠くて寝返りをうつ


ピーンポーン

再度鳴るチャイム

訪ねてきた人には申し訳ないが、今日は大事な用もないし、めちゃくちゃ眠いのでもう一度深く布団を被る


ピーンポーンピーンポーンピーンポーン

何度も鳴り響く規則正しい音

いや連打するなよ、、、

流石にうるさくて、重たい体を起こし布団から出る

🪴「はぁ〜、、はーい今行きますよ」

独り言をつぶやきつつ玄関へと向かう。リビングを通る時ちらっと時計を見ると”午前5時半” いやこんな朝早くからチャイム連打はないでしょ。そんなことを思いつつ扉を開ける

👾「よっ」

目の前には見覚えのある長身の男。突然のことで固まってしまう

えっ、なんで?今日なにかあったっけ?

頭に疑問を浮かべながら相手に尋ねる

🪴「よっ、じゃないよ。

何の用?今日なんかあったっけ?」

👾「いやー?何もないで。ちょうどニキの家から帰る途中やったから来た。」

🪴「帰る途中だったから来た?」

雑な理由故にオウム返しをしてしまう。 帰る途中だったとしても、今の時間分かってんのかこいつ? 理解し難いことを言うせんせーに頭を抱える

👾「まちこちゃーん?」

私が黙っていると、不安そうな顔を浮かべて顔を覗き込んでくる。

🪴「なんでもないから入るんなら入って」

👾「えっ、?お、おう」

せんせーを家に入れて適当に座らせる

🪴「飲み物何がいい?」

そう聞きながらせんせーに背を向ける

が、右手に違和感。

せんせーが私の腕を掴んでる。

急な展開にまたもや混乱する。しかもせんせーに触れられている所だけがあつい、、、気がする、、いや気の所為だ、気がするだけ。そう思い込み、平然を装う

🪴「何?飲み物いらなかった?」

👾「、、、桜」

私の質問には答えずただ一言そう呟く声

🪴「桜?」

そう言えばもうそんな時期か、 今はちょうどソメイヨシノが咲いているはずだ

👾「今日、暇やろ?桜、一緒に見に行かへん?」

俺、ええとこ知っとるから。と付け加えるせんせー。 桜を見るのは全然問題ないしむしろ行きたい。けれどもそんなことよりなぜ今日このタイミングなのか、いつもなら笑顔でいいよと言えるものだが今日は眠い所を起こされたので機嫌が悪い

🪴「なんでこんな朝早くから?」

私、さっきから質問続きじゃないか、 典型的な嫌な奴じゃん。

👾「なんか、日の出と一緒に見ると縁起いいらしいから、タイミングええなと思って」

桜と縁起というあまり聞かない組み合わせ。 何の縁起なのだろうか。てかそんな所あるんだ。 まぁ日の出と共に見る桜も悪くないかも

🪴「まぁ、いいよ。いつ出る?」

👾「えっ?、いいんか?」

大きく目を見開いて聞いてくるせんせー

何その反応?いつもは少し細目なのに今はぱっちり開いていて少し可愛い…。

ってダメだダメだ。そんな事考えてる場合じゃない

🪴「準備とか色々したいから1時間後でいい?」

👾「勿論、ええよ」

🪴「おっけー。準備してくるから適当に寛いでて」









👾「じゃあ行くか」

そう言われ靴を履くと「ん、」の一言と共に手を差し出される

こいつまさか手繋ぎたいのか、、?付き合ってもない男女がこんな事するとは思えなかったが、 朝から思考の連続で少しばかり疲れたこともあり特に何も考えず手を重ねる。 すると彼は満足そうな顔をして歩き始めた







🪴「わ〜、綺麗、」

思わず一言零す

目の前には満開の桜と池、そして少し遠くに見える山。確かにここは絶景だと思う。まだ日も出ていないのに、私たちの他にもぽろぽろと人がいた。ふーん、一応ちゃんと人気なとこなんだ せんせーのわりには、ちゃんとしているなーと思いつつ隣に目をやる。

目が合った。

まるで子を見る親のような、 大切な人に向けるような、 目を細めつつそんな眼差しをこちらに向けてくるせんせーと。

びっくりして早急に顔の向きを変えてしまう

いや、今のはないでしょ、、、

いつもあの女を抱いたなど、メンズエステに行ったなど言ってる人物と同じやつなのかと思うほど優しい目をしていた。

どういう心境なのか、今どんな気持ちで私を見ているのか、そんなことを考えていると周りで「わぁ、、」と歓声が起こった。

その歓声に吊られて顔をあげると眩しい光が顔を射す。そこには辺り一面光に照らされた桜があった。光が射すだけでこんなにも違うのか。 声も出ずただ見とれていると、

横から「綺麗やな」と小さな声が聞こえた。

思わず隣を見て、息を飲んだ

透き通った肌、端正な鼻筋、 長く伸びた睫毛に隠れるように細く開かれた目。その全部が光に照らされ輝いていた

そんな姿が綺麗で、 瞬きさえ忘れて見入ってしまう。 桜を見に来たのに、今の私は彼に釘付けである。 早く目を逸らした方がいい、バレたら絶対からかわれる、そう頭では分かっていても目が離せないでいた


まぁ、


今日くらいは、いいよね、?



そう思い、私は桜と共に

彼の横顔を目に焼き付けることにした

彼に気づかれるその瞬間まで




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