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一応Devesfulのネタ何個かあるんですけど、こっち先に思いついたんで明日提出のレポートサボって書きます()
現パロ….???なのか…??
いやなんか割と世界観ツッコミどころ満載だけど気にしたら負けです(
長ぇ。とにかく長ぇ。時間ある人だけ読んで下さい…w
Monstermagic(Pursuer×Artful)
Pursuer→『』
Artful→「」
Artful side
ある日の昼食時。いつも通りステッキの手入れをしながら特に何にもない日常をボーッと過ごしていると、ふと後ろから肩を指で叩くような感覚に襲われはっと我に帰る。
「??」
そっと後ろを振り向くとソファの背もたれの後ろから顔を半分出してこちらを見つめてくる子が一人。
『…』
「Pursuer…?」
特になんとも思って無さそうな表情でそのままこちらに歩み寄って来ては、手になにか持ちながらストンと私の隣に座った。
「それ…アイスですか…?」
私の呼び掛けにコクンと頷きながらおそらくソーダ味であろう水色のアイスの梱包を丁寧に開けていく。
彼の持っているアイスはひと袋に二個繋がってるタイプで、両サイドに力を込めると真ん中に綺麗に割れて一つで二人分が楽しめると言う、所謂パッキンアイスと言う物だろう。
手際良くアイスを袋から出して慎重にアイスを割ると、偏りもなく、綺麗な棒アイスが二つできた。
その内の一つを彼は自分の口へと運ぶと、珍しい事にもう一つを私の方へと差し出してきた。
『…ん。』
「!!」
「…良いんですか…??」
コクコクと頷き私がアイスを手に取るまで見つめてくる。
「あ、ありがとうございます…」
一つお礼をしてありがたく彼の手に握られていたアイスを手に取った。
珍しい…ただその一言がずっと頭に残る。
普段の彼は絶対渡された食べ物は自分の物にしてたし、なんなら我慢できなくなった時なんかは人の物まで容赦無く盗るような子だった為、今回のようなパターンは私でも初めて見るかもしれない。
そんなことを思いながら貰ったアイスを口に付けようとすると、
「!!..っあ!」
自分の隣に置いてあったステッキがソファの上から落ちてしまった。
慌ててステッキを拾い直し、再びアイスを口にしようと視線を戻すと..
「…。」
『…。』
そこにはもうアイスは無く、代わりに私の手を掴んでそのまま自身の口にアイスを頬張っているPursuerの姿があった。
もう自分の分は食べ終わったのか、と言う疑問とかよりも先にやっぱりか、と言う気持ちがきた。
『ッッ…。』
若干申し訳なさそうに上目遣いで見つめてくる彼の頭に手を置いて、
「大丈夫ですよ。」
「また食べたければいつでも仰って下さい」
と一言、優しく言った。
~アイスの件から数日後~
Pursuer side
人気の無い薄暗いけもの道を歩く。
いつも通り自分の食料の為の狩りへお気に入りの森の中へと進むと、昼間であるにも関わらず、どんどんその雰囲気は暗いものへと変化していった。
『…。』
無言で、何も考えず、とりあえず肉になりそうな物は片っ端から切り刻んでいく。
人気も音もほぼ無いこの空間では、生き物達の短い悲鳴や、自分の息遣いでさえ大きな音に聞こえた。
一通り確保が終わったところでふと横を見やると、そこには母熊が小熊に餌をやっている光景が目に飛び込んだ。
普段だったらもう一狩りと言うように容赦無く飛びかかってたかもしれない。
でも今の自分は違った。
…殺せない。
何故かその光景に目を奪われて離せない。
そんな時にふとあの時の出来事がフラッシュバックした。
「大丈夫ですよ。」
あの時、アイツが見せた笑顔。
それが頭の中にこびり付いて離れなかった。
『……。』
それからどうしたのかは自分でもよくわかってない。
ただ気付いたらまたあの時みたいにパッキンアイスを手に持ってアイツの部屋のドアを普段より少し強めに叩いていた。
Artful side
ラウンド終わりに自身の部屋で寛ぎながら疲れた身体を労わっていると、
ドンドンッ!!
といきなり前触れも無く部屋のドアが強く叩かれる音がした。
その音にビクリと心臓が跳ね自分でも吃驚するくらい唖然としてしまった。
ドンドンッ
もう一回のノックの音で我に帰り慌ててノックの正体を見ようと部屋のドアの前へと歩む。
「…はいはい、そんな強く叩かなくても聞こえてますよ…。」
ガチャリと音を立て扉を開けるとそこにはおそらく狩りから帰ってきたであろうPursuerが血塗れで佇んでいた。
「!?」
「Pursuer…!?大丈夫ですか…!!?」
彼が狩りで血塗れで帰ってくるなんて滅多に無い。
普段から狩りで返り血を多く浴びた場合は近くの水辺で軽く洗い流してから帰ってくるよう言い聞かせている。勿論彼もそれは欠かさず守っていた。
それなのにここまで血を浴びているのはもしかしたら大怪我したのではないか….それとも今とんでもないやつに追われてるとか…
そんな心配を並べながらとにかく彼への安否が必要だと中へ手招きしようとすると、
『…ごめ”…これ”…ぜんぶか”えりぢ…』
「…え..?」
『けが…してない”…どごもいだくな”い。』
そう拙い喋りでそう言った。
全身血濡れなのは自分でもよく分かってないそうだ。気付いたらここに居たと…
「..とりあえずお風呂入りましょう。」
『ん”…』
そう言って彼を浴室へと案内した。
〜お風呂終了〜
「ふぅ…お疲れ様です。良かったらなにか食べますか?」
『…あ”ーどふる”…』
「?…はい?」
クイクイと冷蔵庫の中を漁っている私の服の裾を引っ張りながら見つめる。
『…ごれ…』
そう言って手渡してきたのは、数日前同じように私に渡したけど結局Pursuer自身で全部食べてしまったパッキンアイスの一つだった。
「え…これ…」
「….良いんですよ??私の事は気にしなくて。」
『…ムッ…』
自分で食べていい旨を伝えると彼は分かりやすく頬を膨らませ、不機嫌になる。
『…じぶん…もう、食べた…』
『ごれ…あーどふるの”…』
「…」
どうしてそこまで…この間は結局我慢できず自分で食べてしまったのに、、
無言でアイスを受け取ると、少し物欲しそうな目でそれを追う。
それを口に付けると甘いソーダの味がはっきりと伝わった。
「..美味しいです。」
『!!』
率直な感想をポソッと呟くとPursuerは嬉しそうに目を輝かせ、尻尾をぶんぶんと振った。
知覚過敏故あまり早めに食べることができず、舌でチロチロと舐めるとこしかできないのだが、Pursuerはその間も寂しそうにアイスを見つめ、涎を垂らしてしまう。
「…ッあの…我慢…する必要は無いんですよ…?」
「食べかけでよければ….食べます…?」
「これ、元は貴方のでしょう、?」
そう言ってアイスを差し出す。
無理に我慢しているように感じてしまって少し見苦しく思ってしまった。
だって、こんな彼、見たことない…
『…ッッ』
『….』
少し考えた後、フイっと視線を逸らし、
『い”らない…“それは…あ”ーどふるの”…』
そう言った。
「…Pursuer…」
彼に何があったかは分からない。さっきの狩りで何かあったのだろうが、きっと彼自身もよく分かってないのだろう。
ただ、一つ思う事があるとすれば、あの時、自分でアイスを食べちゃった時のあの顔、確実に罪悪感に襲われてた。
….もしかしたら、団欒の楽しさを彼でも分かるようになってきてるのかもしれない。
「…」
『!!あーどふる”..?』
思わず、彼の頭に手を置いて優しく撫でる。
それに少し驚きつつも心地良さそうに身体を預けてくれる彼が愛おしい。
もっと….いや…常に彼の成長を隣で見るのは自分でありたいと、そう思う夜だった。
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わぁぁぁ!!長ーい!!!()
そしてPursuer君むずーい!!!
Pursuer sideの文、Pursuerは個人的に絶対漢字とか分からない幼い感じの喋り方の子だと思ってるので、最初は漢字無しで書こうと思ったけど、普通に読みずらすぎるので泣く泣く漢字使用しました😭
こんなクソ長小説書いてたらこんな時間だよ…やっべ〜レポートしなきゃ…(
てかちゃんと私が思ってる通りの風景伝えられてるかな…語彙力無さすぎて…ぴえん…()
それでは…最後まで見てくださった方ありがとうございました🥹🙏🏻💖
次は多分またDevesfulです