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部屋の灯りは落ちていて、カーテン越しの月明かりだけが、ふわっと四人を包んでいる。
ベッドの真ん中に〇〇がいて、左右と足元を囲むように、もと、ひろ、りょか。
寝息が重なって、世界がゆっくり呼吸してるみたいな夜。
……の、はずだった。
「……っ、や……」
最初に気づいたのは、もとだった。
腕の中にいる〇〇が、びくっと小さく震えたのを感じて、眠りの底から引き上げられる。
「〇〇?」
返事はない。
代わりに、かすれた息と、喉の奥で押し殺すみたいな声。
「……こわ……い……」
その声が、あまりにも小さくて、あまりにも必死で。
もとは一気に目が覚めて、〇〇の顔を覗き込む。
眉がきゅっと寄っていて、まつ毛が濡れてる。
涙が、夢の中からこぼれ落ちてた。
「ちょ、やばい……」
もとの声につられて、ひろも身を起こす。
「え、なに、どうした?」 「〇〇、悪夢見てる」
その瞬間、ひろの表情が一変する。
寝起きのぼんやりが消えて、完全に“焦り”に変わる。
「……泣いてるじゃん」
足元にいたりょかも、すぐに気づいて身体を寄せてくる。
「ほんとだ……手、冷たい」
三人とも、どうしていいかわからなくて、一瞬だけ固まる。
でも次の瞬間には、ほぼ同時に動いてた。
もとは〇〇の背中を、ゆっくり、一定のリズムで撫でる。
ひろは濡れた頬を、親指でそっと拭って。
りょかは両手で〇〇の手を包んで、温度を伝えるみたいに。
「大丈夫だよ、〇〇」 「ここにいるよ」 「ひとりじゃない」
夢の中の〇〇は、まだ怯えているみたいで、小さく首を振る。
「……や……いかないで……」
その言葉に、三人の胸が同時にぎゅっと締まる。
「行かない」 「行くわけないでしょ」 「絶対そばにいる」
少し強めに、でも優しく。
三人分の声が重なって、〇〇を現実に引き戻そうとする。
もとが額に、そっと唇を落とす。
「ね、〇〇。夢だよ。今は、俺らと一緒」
ひろは、耳元で低く囁く。
「ほら、ちゃんと息して。ゆっくりでいい」
りょかは、〇〇の手を握ったまま、指を絡める。
「怖いの、もう終わり。ここ、安全」
しばらくして、〇〇の呼吸が少しずつ整っていく。
震えが弱くなって、眉の力も抜けて。
「……もと……ひろ……りょか……」
小さく名前を呼んで、やっと目が開く。
ぼんやりした視線が三人を順番に映して、
次の瞬間、安心したみたいに、ふっと涙が落ちた。
「……こわかった……」
その一言で、三人とも一気に力が抜ける。
「そっか、怖かったね」 「よく頑張った」 「起きてくれてよかった……」
〇〇を中心に、ぎゅっと距離が縮まる。
逃げ場がないくらい、でも苦しくないくらいの、完璧な包囲。
もとは〇〇の頭を胸に引き寄せて、髪を撫でる。
「もう寝ていいよ」 「次、変な夢きたら、すぐ起こして」
ひろは、少し照れたみたいに笑って。
「泣いてもいいし、甘えてもいいし」 「全部、俺らが受け止めるから」
りょかは、安心させるみたいに、やわらかく声を落とす。
「朝まで、四人一緒」 「逃げる夢も、追いかける夢も、全部いらない」
〇〇は小さくうなずいて、三人にぎゅっとしがみつく。
「……だいすき……」
寝ぼけた声で、そう呟くと、
三人は一瞬、言葉を失って、次の瞬間には、同時に微笑んだ。
「知ってる」 「俺らも」 「当たり前でしょ」
また、ゆっくりと夜が動き出す。
今度は、誰も怯えない夜。
四人分の体温が重なって、
悪夢の入り込む隙なんて、どこにもなかった。
んーーーーーーなんかなんかねぇー
まあいいやだしちゃう!🤣
コメント
3件
え最高すぎ
え、どこか納得いかんところあった??めっちゃさいこうですよ??