2mの距離をあけて立っていた。
これからこれに慣れていかなくちゃいけない。
これが普通になるんだから。
もう、これで最後。
学(まなぶ)と一緒にいるのは。
ただの仲の良いクラスメイト。
それでいい。
それでいいんだ。
「あのさ……」
学の声が、止まらない雨音に 紛(まぎ)れた。
第6話 やりたいことはなんですか?⑥
「これは、独り言なんだけどさ」
こんなに大きな独り言が、どこにあるんだろう。
「鈴乃(すずの)から聞いた」
「明日菜(あすな)と話したって」
「明日菜の言ったことも、偶然聞いてしまったってことも」
「鈴乃に変わって謝る。ごめん」
学は頭を下げてきた。
全然独り言じゃなくなってるじゃん。
でも、気にしない。
これくらいで心を動かしたりしないよ。
「でも、鈴乃に言われて気づいたこともある」
「俺の気持ちに************
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