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個室トイレで──♡

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個室トイレで──♡

1 - 個室トイレで──♡

♥

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2023年11月27日

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『トイレの個室で──♡』




♡ 蘭春




、、、




「ちょ、っまて……ッ!まじでここでやんのかよ、…!」



急に個室トイレへ連れ込んだと思えば、服を脱がせようとする目の前の男──灰谷蘭。


ここはトイレの一室で、男2人が入るには狭すぎる空間。


そして、耳をすませば竜胆やココ達の盛り上がっている声が聞こえる。


こんな中、この空間に誰かが入って来てもおかしくない。


想像もしたくない事態だ。



「ウン、するケド。なんか問題あンの?」



いや、問題あるに決まってるだろ。頭おかしいのか?


──いや、おかしいんだよな、この男。


感情に身を任せ、何処だろうが誰だろうがシたかったらする。


(本ッ当に頭おかしいンだよ!!)


そもそも、こんな最悪な事態に至ったのは竜胆のあの一言からだ。



──三途、酒飲まねェノ?



三途は、酒がとてつもなく弱かった。


その上、酔うと誰彼問わず距離が近くなり、次の日には記憶が無い。


そのため、嫉妬か何か知らないが、蘭は、外で酒を飲むのを辞めるように、と俺に言い聞かせた。



「うるせェ、オレは飲まねぇんだよ」



本意では無いが、言う事を聞かないと後から色々と面倒なので、蘭の言うことを渋々守った。



──えー?やっぱり三途酒飲めねェの?ダッサw



ゲラゲラと笑い、煽るように言う。


その言葉にとてつもなくイラッとした。


こっちは飲みたくなくて飲んでいない訳じゃない。本当は飲みたい。


そして思わず、



「ア゛!?上等だよ1番強ェの飲んでやるワ!」



つい張り合ってしまった。


その瞬間、蘭の止める声があったのかも覚えていない。


きっと止めていたのだと思うが、その時の俺はそんなことなど関係なく酒に夢中だった。




、、、




──ぷははッ!!三途顔赤すぎだろ!



案の定、三途は酒に溺れまくり、何も考えられないくらいに酔ってしまう。



「うっせぇ、….しね」



さっきとは別人のように呂律が回らなくなり、全てがぼやけて見える。


顔は茹でダコのように真っ赤になる。


そんな中、唯一考えたことは、(あーやべェ、蘭に怒られるかも)とか、不意にも蘭に関することばっかり。


でも、酒のせいか怖いとか、変な怯えは無い。


お酒は本当に危険なもので、何もかもがふわふわしていてなんとも言えない幸福感に至らせる。


都合良く恐怖感を消し去った ”ソレ” は、最悪な行動を起こさせたのだ。



「まいきぃ、……んむッ♡」



遂に、なんの躊躇いも無く隣に座っていたマイキーにキスをした。しかも、深い方の。



「ッ!?三途、……ッ、オイ!」



急な出来事に、つい、持っていたグラスを倒してしまう。


三途はそんな事もお構い無しにキスを続ける。


マイキーは、必死に口を離すように止める。


困惑と混乱が混ざり、顔が真っ赤。


三途は、あぁ、そんなことろも可愛いと思いつつ、その先のことも考えずに全員の前でキス。


さすがの竜胆もこれを見て平然と出来るわけもなく、顔をりんごのように赤くし、目を逸らし固まっていた。


しかも、マイキーや竜胆だけではなくこの場にいる全員も思わず顔が真っ赤。


そこに蘭は三途に話しかけて来る。



「春チャーン?酔ってるならトイレ行こーぜ?な?」



やや強引に三途をトイレに連れて行こうとする。


その事よりも、三途は ”酔ってる” という言葉に食いつく。



「だから──!」



断じて酔っていないと言葉を訂正したかったのだが、ふと顔を見ると、いいから来い、という圧が強く、そんな言葉を言えるはずが無かった。


コイツが怒れば、蘭が何も話さなくてもこの場の空気が凍る。


身の為にも、この場にいる奴らの為にも、仕方なく、付いていく事にする。



「…ごめん、行く」


「ン、いい子♡」



蘭の機嫌が戻ると、その場の空気は一変する。


先程まで話していた話に戻り、皆笑顔が戻る。




、、、




…って、こっちは笑顔じゃねェよ!!


どうにかしてくれコイツを。



「……オイ、蘭…ッ!」


「ふぅ…ッ♡春チャン、あんまり声出さないで…、聞こえちゃう」



ガタン!と、大きな音を立ててドアが揺れる。


その窮屈な空間で蘭と三途は深いキスを交わしている。



「マジでやめ……ンッ♡」



三途の言葉が終わる前に、蘭がまた口を塞ぐようにキスをする。


狭い空間だから、いつもに増して息荒いが近く聞こえた。



「…はァ……ッ♡♡三途ゥ、俺、もう限界♡」


「ハ?こんな所で出来る訳ねェだろ…ッ!ゴムもローションも無ェし」



すると、蘭はこの瞬間を待っていたのかのように、ポケットからミニサイズのローション、ゴムを手に取る。



「なんッで持ってんだよテメェッ!」


「大丈夫大丈夫、春チャンにしか使わねェから♡つか、早く入れたいからそこに手ェ付いて」



トイレのタンクを指差す。


だが、限界なのは三途も同じだった。


無駄に上手いキスで腹ン中もグズグズにされ、早く触って欲しくて堪らなかった。



「…アレ、もう濡れてンじゃん、ウケる」


「…うるせ、テメェのせいだろうが」


「じゃあ慣らさなくても良いね、入れるよ」



は、ちょ、まて……と、止める言葉を言う前に挿入しかけていた。


元々慣らしていたのかのように、後孔はすんなり受け入れる。



「ぅ゛ッ……!♡やば、ッい、♡」


「狭くてあんま動けねェ、もっと寄れよ」



こんな時にでも自己中心な性格は治らないクズ。


自分が無理矢理トイレでヤろうだとか言ったクセして、こちらにワガママを言う。



「あと、声デケェ…よッ♡」



いつもに増して興奮しているのか、激しく良い所を攻められて、思わず声を出してしまう。



「ふっ、ァ゛…ン゛ッ♡♡ダメ、っむり、こえでちゃ….ッ゛♡♡♡」



──ガチャ



「!?」



誰かがトイレに入って来た、蘭は無意識に動きを止める。


後輩か、竜胆か、マイキーかは分からないが、考えれば考えるほど恐ろしい。


だが、バレるかもしれない興奮と、気持ちいい場所に留まり続けるものに三途は声が出そうになってしまう。


それに気が付いた蘭は、三途の口を手で塞ぐ。



「ふぅ、ッ….、ふっー……♡」



数分しないうちに、再びガチャッと音がして誰かがトイレから出て行く。


蘭は三途の口を塞いでいた手を離した。



「…ハハ、っぶねェ、マジで焦ったワw」



余裕そうに笑う。


イヤイヤ、笑ってる場合じゃねェよ。


マジでバレたらこれからの生活終わるぞ。



「つか、途中でイキそうになってたの分かってるよ」


「は?キモ」


「我慢出来て偉いなァ♡ご褒美やらァ」



よしよし、と三途の頭を撫で、ぐりぐり、と奥を攻める。



「うァ゛ッ!?あ、っ……♡はげし、ィ゛ッッ♡♡」



パチンと肌のぶつかる音が室内に響き渡る。


狭い個室の為、蘭は何度もトイレのドアにぶつかるがそんな事もうどうでも良かった。



「あ、ッ゛….ひ、もう…イ゛ッ♡♡」



蘭は自分の快楽の為だけに腰を振り続ける。


同じ場所を何度も何度も打ち付けられ、三途は限界が近かった。



「オイ…、きす、…」


「ハ、ッ♡カワイ〜♡」



蘭は喜んでキスをする。



「三途……っ…!もう….、やば…ッ♡」


「ぅン゛っ♡♡おれも….ッイ゛ッッ!〜〜〜っ!」



舌を絡めたタイミングで、蘭がゴム越しに射精し、三途も同じく絶頂を迎える。


蘭は、三途の中に入っていたものを抜く。



「無理、力入んない……っ」


「…っぶねェ」



そのまま倒れ込みそうになる三途を、蘭は慌てて支える。



「三途、大丈夫?」


「だめ…ねむい」


「仕方ねェな〜、でも、帰ったらもう1回だかンな」



蘭は自分の身支度を整えると、三途に下着とズボンを履かせる。



「なァらん、トイレでするの、きもちかった」


「それな、めっちゃ興奮した」


「また…して、やらないことも、ない…。」


「どっちだよ」



ぼそぼそと2人で話をしながら、店を抜けた。




、、、




1年ぶりくらいじゃないですか…😭💟


がちでやる気というかモチベというか忙しいというか…


そんなこんなでほんとお久しぶりです


今の私はカリスマにハマってます 皆様も是非どっぷりハマっちゃって下さい(天堂天彦最推しです🔞💜)




♡15000〜

お願いします🎀

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コメント

3

ユーザー

超人的な文才…!?これが小説のカリスマか…٩( ᐛ )و最高すぎる、

ユーザー

久しぶりの主さんの投稿見れて凄く嬉しいです🥲‎💞 最高すぎました~~ッ‪🫶🏻‪

ユーザー

はぁあああ最高すぎますって。 個室トイレとか性癖ぶっ刺さってきちゃってますよもう🤦‍♀️🤦‍♀️ ほんとにもう‪‪❤︎‬さんが書く蘭春大好きですもう天才すぎます

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