ガタンゴトンガタンゴトン
心地よい電車のリズムに合わせ風がそよそよと
流れている。
ふと前を見てみると、白いワンピースに茶色のショルダーバッグを下げた女の子が電車に揺られていた。
高校生ぐらいだろうか。黒く長い綺麗な髪が風に合わせ流れているように感じる。そっと視線を下にし、そのまま瞼を閉じてしまった。
女の子が下を向いた後、私は風景を見ることにした。
窓の外には、雲ひとつない青空と綺麗な菜の花畑が延々と続いていた。
まるで、絨毯のようだ。この絨毯の上に寝転がってみたいと思うが、きっと私じゃ、そのまま下に落とされてしまうだろう。そう思うと少し笑えた。
この女の子なら、もしかしてとも思ったがそれは果たしてどうなのだろう。
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