テラーノベル
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コントニックス
今回、特定のカプ表記はございません
好きなカプに当てはめてお楽しみください
あと、クッソ短いです
一人きりの空間で小さく息をつく。
モヤモヤとした息苦しさが残り続ける。
「なんで、好きになっちゃったんだろ」
あの人には好きな人がいるのに。
絶対に叶わぬ恋だと分かっているのに。
それでも、自分の恋心は増していくばかりで。
辛くてどれだけ苦しんだことか。
悲しくて何度泣いたことか。
一緒に歩く道の頭上で輝く月を見て、あの人はこう言った。
「月が綺麗ですね」
と。
その言葉を聞いた途端、息が詰まった。
分かっている。
それは、そのままの意味であの人は言ったんだ。
特別な意味なんて無いと知っているのに、少しだけ心が跳ね上がった。
でも、その言葉を向ける相手は俺じゃない。
だから俺はこう返したんだ。
「はい。星が綺麗ですね」
すぐさま苦しいその場所から逃げ出した。
ふと、立ち止まった地面に湿った跡がつく。
「俺だって、月が綺麗ですねって言われてみたかったなぁ…」
苦く、か細い独り言は涙と一緒に流れ落ちて、地面に溶けてしまった。
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