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望の独り言 二冊目

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望の独り言 二冊目

29 - よっぽど空いてなきゃ

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2024年12月04日

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私は、麗がまだホントの赤ちゃんだった時にはあんまり出掛けたりしないようにしてた。てか、出掛ける気力もなかったのが一番の理由だけど。

でも、麗が叔母さんに懐いてからは時々、動物園とか水族館とかに出掛けたりもした。自動車で行ってもよかったんだけど渋滞とかもあるし駐車場が空いてるかどうかも分からないから、電車で出掛けたんだよね。その時、ベビーカーを使ったりしたんだ。だけどよっぽど空いてなきゃ叔母さんは席に座らなかった。私は座らせてくれたんだけど、自分は座らなくて。

「別に二人とも座る必要ないでしょ。でも望は座ってて。麗のために体力温存しなきゃ」

叔母さんはそう言ってた。私の両親とはぜんぜん違ってる。あの人らは、降りる人がまだいてぶつかってでも乗っていって席を取ろうとしてたんだよ。

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