「好きだから」
“今だけは、俺を好きだと……
“彼氏”だと思って”
そう言った時、俺の頭の中は、 美穂(みほ)を好きだという気持ちでいっぱいだった。
「 晴(はる)さん」と呼んでくれて、心に触れようとしてくれたのが嬉しくて。
俺も美穂と同じように、素直になりたくて。
言えない気持ちを伝えたくて……美穂のことじゃなく、自分のことでいっぱいだった。
腕の中で、美穂の体がゆっくり上下に動いている。
眠ったとわかってから、どれくらい経っただろう。
こうして体を寄せていると、温かな体温や呼吸を感じているだけで、いとおしい気持ちがこみあげてくる。
だけど―――落ち着いてくると、どこかに流されていた罪悪感も戻ってきた。
美穂を不安にさせないように。
安心して休んでもらおうと、この部屋に入ったのに……俺は自分の気持ちばかり走らせてしまった。
美穂にキスをした時、理性の片隅***************************
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