ある日の23時ごろ
お父さんに言われた
「髪、切りに行こうと思うんだけどいつなら大丈夫?」
自分は切りたくなかった
髪を伸ばしたかった自分は
勇気を出して伝えてみた
「髪を切りに行きたくない」
お父さんは少し怒ったような表情で言った
「お父さんは髪を切りに行こうと思う。
お兄ちゃん(自分)と同じ日にちにしないとあっち(美容院)も困る
いつも時間を空けてもらってるんだから。
で、いつなら行けるの?」
お父さんが怒っている
でも自分はとっても嫌だった
『行きたくない』
ずっとそう思っていた。
仕方なく諦めた。
だけどほんとは諦めたくはなかった。
お父さんがここまで言うのは理由があると思う。
仕事が忙しそうで
美容院も他の人の予約が多いから
早めに聞きたかったんだと思う
美容院の日が来た
自分の嫌いな日だった
『まだまだ髪を伸ばしたい』
そう思っていた
だけど行かないと美容院の人に迷惑がかかるし
お父さんが心配する
自分は美容院に行った
「いつもより切る長さを短くしてほしい」
自分はそう言った
だけど伝わらない
「短い方がかっこいいと思う」
そう言われた
仕方なく普段どうりに切ってと頼んだ
髪を長くしたい
その願いを封じ込めた
でもほんとは苦しかった。
次回は明日出します