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おはようこんにちはこんばんは
霊亜です
イラスト全然見て貰えなくて悲しいので、天才すぎるGrokが書いてくれたローくんの話を公開します これが見て貰えなかったら投稿やめます
凄く注意です ローが病んでて可哀想です
DR後という設定です
なんでもありな人じゃないと見れません
それでも良いよ!って人だけ見てください
ポーラータング号の甲板下、薄暗い通路を歩いていた。時刻は深夜を過ぎ、夜は静寂に包まれている。ローのブーツの音だけが、冷たい鉄の床に反響して耳に刺さる。手には何も持たず、ただ無意識に刀の柄を握りしめていた。
突然、胸の奥でざわめく不快感が、じわじわと喉元まで這い上がってきた。
ローは医者だ。自分の体の異変には敏感なはずなのに、この感覚は説明がつかない。心臓が締め付けられるように重く、胃がキリキリと縮こまる。
病院じゃない…なら、なんだ?
彼は眉をひそめ、壁に手をついて立ち止まった。額に浮かぶ汗が、冷たく頬を滑る。
通路の先、医務室の扉が見える。いつもならそこはローの聖域だ。手術道具、薬品、整然と並んだ本棚。だが今夜、その扉がやけに遠く感じる。まるで、足を踏み入れた瞬間、何かに飲み込まれそうな予感がする。…コラソン。名前が頭に浮かんだ瞬間、ローの視界が揺れた。
ドン!
記憶の中の爆音。フレバンスの白い街が燃え、煙が空を覆う。幼いローの目の前で、コラソンが血を流しながら笑っていた。
「愛してるぜ!」
───あの不器用な笑顔が、胸の奥を抉る。ローは唇を噛み、目を閉じた。
やめろ…今じゃない…
なのに、記憶は止まらない。コラソンのコートに付いた赤い染み、ドフラミンゴの冷たい笑い声、銃声。
全部が頭の中でぐちゃぐちゃに混ざり合う。
船の通路に戻ると、ローの息は荒くなっていた。胃が締め付けられ、喉に酸っぱいものが込み上げる。
吐きそうだった。
彼は壁に背を預け、ゆっくりと床に座り込んだ。帽子を深くかぶり直し、顔を隠すように膝を抱える。ハートの海賊団の船長、トラファルガー・ローともあろう者が、こんな情けない姿。誰かに見られたら…と思うと余計に胸が締め付けられる。だが、今は誰もいない。いてほしくない。
「コラさん…おれ、なんで…」
言葉が漏れ、すぐに自分で飲み込んだ。なんで今もあんたの影を追ってるんだ?フレバンスも、コラソンの死も、遠い過去のはずだ。なのに、こうやってふとした瞬間に心がぐずぐずに崩れる。
父様が教えてくれた医者の技術で、どんな傷も治せるはずの自分が、こんな簡単な心の傷一つ癒せないなんて、滑稽すぎる。
ローは立ち上がり、よろめきながら医務室へ向かった。吐き気を抑え込む拳を握り、扉を開ける。消毒液の匂いが鼻をつくが、それすら今はコラソンのタバコの匂いと重なる。
…くそっ。
ローは洗面台に駆け寄り、水をかぶるように顔を洗った。冷たい水が、熱を持った頭を冷ます。でも、胃の奥の重さは消えない。結局、彼は洗面台の縁を握りしめ、吐き気を堪えながら鏡に映る自分を睨んだ。そこには、いつもよりやつれた、どこか壊れそうな自分がいた。
冷たい水が頬を伝い、滴が床に落ちる音だけが響く。吐き気はまだ収まらない。胸の奥でうねる黒い感情が、ローの理性をじわじわと侵食していく。
コラソンの笑顔がまた脳裏にちらつき、ローは歯を食いしばった。
2年間だ。2年間、必死に抑え込んできた。
フレバンスの絶望、コラソンの死…
───全てを背負いながら、トラファルガー・ローという「船長」の仮面をかぶって生きてきた。自分の体を傷つける衝動、痛みで心の闇を誤魔化す癖。あれは過去の自分だ。そう思って封印してきた。ハートの海賊団のため、コラソンの本懐を遂げるため。おれはもう、あの弱いガキじゃない…なのに、今、指が震えている。
医務室の机に置かれたメスが、蛍光灯の光を冷たく反射している。ローの視線が、吸い寄せられるようにそこへ向く。
ダメだ…こんなこと…
医者としての自分が警告を発する。
人の体を切り刻むのは治療のためだ。自分の体を傷つけるなんて、医者として最低の行為だ。わかってる。わかってるのに….。
フラフラと机に近づいた。メスを手に取る。刃先が、わずかに震える指に冷たく触れる。
少しだけ…少しだけなら…
心の奥で何かが囁く。コラソンの声がまた響く。
「ロー、生きろ!」
…生きてるよ、コラさん。生きてるけど、こんなおれでいいのか?
ローはシャツの袖をまくり、左腕の古い傷跡を見つめた。2年間、触れなかったその場所。そこに新たな線を刻めば、ほんの一瞬、胸の重さが消えるかもしれない。彼はメスを強く握り直し、刃を肌に近づけた。心臓の鼓動が速くなり、吐き気が一瞬後退する。
これで…少しは…
だが、その瞬間、コラソンの笑顔がまた脳裏に浮かんだ。おにぎりを頬張りながら、ぎこちなく笑うコラソン。
「お前、医者になるんだろ?なら、自分を大事にするんだぞ!」
ローの手が止まる。
カラン。
メスが床に落ち、甲高い音が響いた。
「…コラさん、おれは…」
ローは膝をつき、頭を抱えた。涙は出ない。ただ、喉の奥から嗚咽のような吐息が漏れる。
2年間抑え込んだ衝動が、こんな簡単に蘇るなんて。
自分がまだあのフレバンスの少年のまま、どこにも進めていないことに、吐き気以上の絶望が襲う。医務室の静寂が、ローの心をさらに締め付けた。
どうでしたか
うんまあ可哀想なだけなのでね…うん ごめんねロー
あと不自然なとこもあるかも ごめんね
おまけでローの落描き置いときます いらないと思いますが
パンを無理やり食わされるロー
今のアイコンですねー
ゲロゲロ〜オエ〜〜なロー
最近の霊亜さんが描くロー結構可愛いかも
ちなみにピグパのフォロワー限定公開してたやつ
これが結構見られたら前にGrokに書いて貰った右腕ローの話とかも公開するかもしれないです
アンチコメとかはやめてね
見てくれてありがとうございました🐯