校門前
「ロウ〜!!おはよう〜」
「はよ···」
俺は大きなあくびをしながらそう言う、そんなロウをみながらウェンは笑いながら
「眠そうだね〜ちゃんと寝た?」
「寝てない···ゲームしてた」
「も〜ちゃんと寝なきゃダメだよ〜」
「お前は俺の母ちゃんか···」
そう言うとウェンは大爆笑した
朝から元気だな〜こいつは···ま〜いつもの事だけど
そんな事を思っていると1人の女子が近ずいてくるか
「あ、あのウェンくん」
ウェンに近ずき頬を赤らめて話しかけてきた1人の女子生徒
「ん?どうしたの?」
こいつ···ウェンの事好きだな···わかりやす
「今日帰りちょっといいかな?」
モジモジとしながらウェンにそう伝える
「えっ」
ウェンはこちらを見て焦っている
「行けば···俺先に帰るし」
どうせ告られるだろうし、仮に付き合ったとしたら俺···邪魔だし
「俺先に教室行ってる···」
そう言うとロウは走って教室に向かった
「えっ?ロウ!!」
なんでこんなに胸がモヤモヤするんだよ?
らしくねぇ···俺
帰り
「はぁ〜···なんで俺がこんなモヤモヤしんと行けねぇ〜だよ!!」
家に帰ればいいものを、朝からのモヤモヤと···家に帰ったら、前のウェンとの事思い出しそうで、しんどいから帰れないロウ
「はぁ〜」
だいたい、なんで今日こんなに胸がモヤモヤしてるんだろ?···ウェンが告白されるから?
でも、あいつ元々女子からモテるし、いつもだったらどうでもいいのに···なんでだ?
ガラガラ
それに最近、ウェンが女子と話してるとモヤモヤ?てか胸が苦しくなること増えてきてはいるけど···
「まるで俺が、ウェンと仲良くしてる女子達に嫉妬してるみたいじゃね〜か」
ロウがボソッと独り言を言っていると、後ろから
「誰に嫉妬してるの?」
「うわぁ!!びっくりした〜」
ウェンいつの間に!!心臓飛び出るかと思った!!
「アハハハめちゃくちゃ驚くじゃん」
「いるなら声かけろよ!!」
「てか、ロウまだ教室残ってたんだ!!」
「まぁ〜そうゆうウェンは用事は終わったのかよ···」
「終わったよ〜」
「どうせ告白···されたんだろ」
「よくわかったね!!ま〜断ったけど」
ウェンの断ったを聞いて少し胸が軽くなった気がする
「お前、モテるのに彼女つくんねぇ〜よな···」
「ま〜僕···好きな人いるから」
「えっ···そうなん?」
初見なんだけど···
少しまた、胸が苦しくなってくる
なんだよ俺···乙女過ぎないか···ダル
「気になる?」
「ッ!!別に···」
気にはなるけど···聞いたらなんか···
「も〜あいかわらず素直じゃないな〜」
「わりーな素直じゃなくて!!」
「も〜すぐ怒んないでよ〜」
そう言うとウェンはロウの顔を覗きこんだ
「でも、ロウすごく知りたそうな顔してるよ?」
「別にしてね〜し···」
ウェンの顔近い···なんか顔見れねぇ
「仕方ないな〜ロウに特別僕の好きな人教えてあげる!!」
「だからしてないって···」
そう言う俺を無視してウェンはロウに抱きつき、耳元で囁く
「僕が好きなのは···」
「ちょっ!!耳元で喋んな」
なんか恥ずい···心臓の音ウェンにバレちゃう
「ロウ···だよ」
「えっ!!」
ウェンが俺の事··すき···?!
「あっ!!ロウ顔真っ赤」
「えっ?あ···」
いきなりの事すぎて頭が混乱なんだが···
「いつから?」
「最近かな〜」
「・・・?!」
「ロウ?大丈夫?」
「・・・」
「ロウ〜!!」
「・・・ 」
「あ〜これは頭パンクしちゃったかな?」
そう笑いながらウェンはロウの髪を撫でた
「でもどうしよう〜このまま固まられてもな···あっ!!そうだ」
「ロウ?キスしていい?」
「···はぁ?!いきなりなんだよ!!」
「あっ!!いつものロウに戻った良かった〜」
「で···ダメ?」
「ダメ!!絶対!!」
「そんな顔真っ赤にして言われてもな〜」
ウェンは自分のおでこをロウのおでこにコツンとくっつけ
「ダメな理由って、恥ずかしくて心臓が持たないからでしょ?」
「···そうだよ··悪いか」
「ううん!!可愛い」
「でも···安心してそれ僕もだから」
「ウェンも緊張してんのか?」
「う〜ん···どっちかって言ったら、ロウにドキドキしてるかな···」
そういうと、ウェンはロウの手を自分の胸にあてた
ウェンの心臓の音が早い···こいつも俺にドキドキしてる
「僕の心臓の音早いでしょ?」
「あぁ···」
「僕、ロウの事好きすぎるんだよ」
ウェンがロウの頬に手をおき顔を上げる、 ロウの目に映ったのは、少し頬を染めて愛しい人を見ている顔のウェンがいた
「ロウ···」
そんな顔されちゃ···断れねぇじゃんか
「俺も···ウェンの事好きかも···」
「ほんと!!」
「あぁ···」
ロウはウェンの手を自分の心臓にあてた
「ウェンと同じで、俺も···ドキドキしてるから」
「〜〜!!ロウ」
そう言うとウェンはロウに唇をくっつけた
「んっ!!」
俺キスなんて人生一回もしたことないけどなんか幸せな気分になってくる
「ロウってもしかしてキス初めて?」
「んなの当たり前だろ!!」
「じゃあ、僕がロウのファーストキスもらっちゃったんだ!!嬉し〜」
そんなキラキラした目で言いやがって···
「じゃあ···もう初めての貰っちゃってもいい?」
「初めて?なんだそれ」
「じゃあやってみていい?」
「別にいい···けど」
「じゃあ失礼しま〜す」
そう言うとまた唇を重ねキスをする
さっきと変わんなくないか?
そう思っていると、ウェンがロウの耳をいやらしく触る
「んぁっ!!」
ロウが口が開いた瞬間レロとウェンの舌がロウの口中に入ってくる
「んん!」
ロウはウェンを押したが力が全然出ない
「んふっ」
ウェンは少し笑い自分の舌を絡ませてくる
「んんっ、ん」
やばい頭ボーとしてきたし、力抜けそう···
「んんっ、んぱぁ」
ロウは息を切らしながらウェンの方に倒れる
「おっと···力抜けちゃった?」
「急に激しすぎなんだよ···バカ」
「でも、気持ちよかった?」
「別に··」
「も〜素直じゃないなぁ〜まっ!!可愛いロウきゅん見れたし僕は満足〜」
「てか、そういえばここ教室だった!!」
「大丈夫!!鍵かけてあるから」
ウェンはドヤ顔で言う
「そうゆう問題じゃ···」
「ま〜細かい事はいいじゃん!!」
「よくねぇ〜よ変な噂広まったらどうすんだよ!!」
「ま〜僕は別にいいけどね〜ホントのことだもん!!」
「ッ!!···俺はよくね〜んだよ」
「え〜なんで!!もしかして僕の事嫌い?!」
「なんでそうなんだよ」
「じゃあ好き?」
「さっき言っただろ!!」
「お願いだよ〜もう1回言って〜」
ウェンはうるうるの目でこちらを見ている
こいつ···俺がそれやられると断れないのを知ってわざとやってるだろ絶対!!
「〜〜!!しかたねぇ〜な、あと1回しか言わねぇからな」
「ありがとう〜ロウ!!」
ワクワクした顔でこちらを見ている、なんかこいつ犬みたいだな···
「 好きだよウェン···これでいいだろ!!」
やっぱり恥ずこれ!!
顔が火照っていると
「〜〜!!僕も好きだよ〜!!」
そう言いロウにいきよいよく抱きついてきた
「おわっ!!おい!!急に抱きつくなって!!」
「やっぱりロウきゅんが1番可愛い〜」
「だからロウきゅんって呼ぶな!!てか離れろ〜!!」
2人は恋人になったとさ
次回に続く
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