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曽野舜太side
大学の入学式。三重から東京に出てきたばっかりの俺は友達もおらず、右も左も分からなかった。大学の中は人も多く、色んな教室があって俺は迷ってしまった。スマホやパンフレットを見てあちこちウロウロしながら入学式の開催場所を探していた俺は、ひとりの人に釘付けになってしまった。
白い肌、大きい目、その綺麗な顔立ちの彼から目が離せなくなってしまった。話しかけようとしたが、彼は足早にどこかへ行ってしまった。いや、きっとゆっくり歩いていたとしても俺は、何も言えなかっただろう。
2年生になって、初めての授業、すぐに気付いた。
あの彼だ。
入学式の時の。
名前を聞いてみようと思った。はじめましてって声をかけようと思った。けど、何故か君には何も言えなかった。
好きすぎて、何も言えなかったあの日。俺は君への恋心を自覚したのだ。
きっとこの気持ちは、入学式の時から。
あの時から俺の心はずっと仁人くんに向いている。
あいる
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コメント
1件
のりもちさん、第5話読ませていただきました。 曽野くんの「好きすぎて何も言えなかった」の一文、胸に刺さりました。入学式のあの瞬間からずっと心が仁人くんに向いているって、彼にとってどれだけ特別な出会いだったんだろうと想像してしまいます。言葉にできないほど好きな気持ちって、リアルで切ないですね。次、曽野くんはどんな一歩を踏み出すんでしょう。続きが気になります🤍