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フクザツ
茈×赫
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『 みなさん、あの時こうしていれば、と後悔したことはありますか?
もし、行動していれば、あの人は助かったかもしれない。
そんな事を思いながら生活していると、後悔と罪悪感に私生活を奪われます。
あの時こうしていれば……と思ったそんな貴方、時を戻してみませんか?
料金は____ 』
茈 〉 なんだよ、この馬鹿げたサイト…( 呟
時を戻すだあ?
巫山戯たこと言ってんじゃねぇよ、
てか値段高、そんなとんの?
こんな嘘みてぇなやつで騙される奴なんかいねぇっつーの
赫 〉 いるま〜 、
ぎゅ 、 )
茈 〉 ん 、? すまん今仕事中
赫 〉 その変なサイト見てるクセに
茈 〉 、 … 目に入ったんだよ
暇なつ 、 俺の親友 。
気が合うし 、 俺の事を理解してくれる 。
赫 〉 仕事やれよ〜
茈 〉 へいへい
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茈 〉 あ 、 なつこれお前が欲しがってたやつ
赫 〉 えッいいのッ?!これ高かったんじゃッ
茈 〉 お前のその笑顔が見れるならええよ 、 これ全然無かったんやろ?
赫 〉 ッ 、 ⸝⸝ ( 顔逸
茈 〉 だって 、 親友 やろ?
赫 〉 っ … そう 、 だな …
なつは一瞬 、 表情を曇らせた 。
赫 〉 俺 、 お前と親友で良かったわ 、 ( 微笑
茈 〉 、
そう笑いかけたなつの笑顔は 、 何故か寂しそうだった 。
そんな顔すんなよ 、
茈 〉 …気分転換にどっか行かね?
赫 〉 ! 、 ( 頷
俺はお前の笑顔がみたい 。
お前と一番の親友になりたい 。
赫 〉 俺 、 行きたいとこがある 。
茈 〉 ん 、 じゃそこ行くか
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茈 〉 此処… 、
赫 〉 覚えとる? ( 笑
茈 〉 勿論
忘れるはずがない
此処は 、 俺となつが作った秘密基地 。
此処で俺らは親友になった 。
今となってはもうボロボロだけど 、
それでも大切な場所だ 。
茈 〉 俺となつだけの場所 、 だろ? ( 笑
赫 〉 っ … うん 、 ⸝⸝
そう言ったなつの顔は赤色に染まっていた 。
赫 〉 俺 、 さ …… ⸝⸝
イヤな予感がした 。
この 親友 という関係が崩れてしまう 。
そんな気がした 。
赫 〉 いるまの優しいとこ 、 とか…俺らだけの場所とか言ってくれるとこ……大好き 、
やめろ
赫 〉 大好きです
やめろッ
赫 〉 付き合ってくださいッ ⸝⸝
やめろッッ!
なんでだよ…俺は……
茈 〉 ……ごめん 、 俺…なつとは親友のままで居たい 。
男を好きになる事を否定しているんじゃない。
ただ、
ただ俺が親友でいたいからだ。
赫 〉 ッ 、 ごめんな 、こんな事言ってッ ( 潤
そんな顔をさせたかった訳じゃない
俺はッお前と親友のままで居たいんだよッ
赫 〉 ちょっと 、 一人にさせてくれ
この後 、 俺は後悔した 。
失恋がどんなものだったか 、 俺は理解出来なかった 。
でも 、 少し分かった気がした 。
失恋は、誰かを殺してしまう恐ろしいものだということを
茈 〉 あ”あ”ぁぁぁ゛ッッ!!!( 涙
俺のせいで
俺があの時
断ってなかったら
付き合っていたら
そんな時、ふと胡散臭いサイトを思い出した。
茈 〉 ……どうせ 、 行けないんだし
俺は銀行から、なつと行くはずだった旅行に向けて貯めてた金を下ろした。
これでもし、騙されて金を巻き上げられたとしてもそん時はそん時だ。
俺は 申し込む という文字を、タップした。
___
後日
 ̄ ̄ ̄
〜♪ )
早朝に、チャイムが鳴った。
茈 〉 こんな朝っぱらから…
俺は嫌々起きた。
》》 シウンイルマサマ デ オマチガイナイデスカ?
ドアを開けたら、立っていたのは小さな機械。
茈 〉 ……本当に過去行けんのかよこれで
なんかもう呆れてきた……
》》 ナイヨウ フカクハオキキシマセンガ ザットオシエテクダサイ
茈 〉 、 親友が俺のせいで死んだ。
》》 ソレハ サイナンデシタネ
…腹立つなコイツ
》》 コレヲ オトリクダサイ
機械は、ウィーンと音を鳴らしハンマーを出した。
茈 〉 は?
》》 コレデ ワタシヲコワシテクダサイ
茈 〉 え、は?え?
何言ってんの
》》 サア ドウゾ
…これはストレス発散、ストレス発散……
ガコッッッ
視界が…真っ白になって……
茈 〉 い”ッ
クッソ、頭痛え……
やっぱ嘘かよ___
赫 〉 大丈夫か?
茈 〉 ぇッ……な、つッ?
幻覚か?
茈 〉 なつッなつッ ( 潤
ぎゅっ )
赫 〉 うおッ 、 ⸝⸝
……そういえば、いつだ?今
茈 〉 …… ( スマホ見
……1週間前、か
え?割と直近……こういうのって1か月前とかじゃないん?
赫 〉 い、いるま……急にどうしたん?⸝⸝
茈 〉 、ん〜ん、なんでもねぇよ ( 撫
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赫 〉 ん〜……ここなに?
茈 〉 こんなん、
赫 〉 えッ、何これ無理だって
茈 〉 俺がやるわ
なるべく、なつに寂しい思いをさせないように
俺はこの一週間なつとずっと一緒にいた。
今日は遂にあの告白の日。
同じ過ちは繰り返さない。
茈 〉 どっか行かね?
赫 〉 俺……行きたいとこある
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思い出話が終わる、
次になつが口を開く時は
告白
のみ。
赫 〉 付き合ってくださいッ⸝⸝
茈 〉 俺もなつの事が好き、……宜しくお願いします
これで……
これでなつは居なくならない
……でもなんとなく、まだ黒い靄が奥底に残っている。
赫 〉 大好きッいるまっ⸝⸝ ( ぎゅっ
茈 〉 俺も、
なつの事が好きなのは本当。
でもそれはあくまで ライク の方だ。
ラブ とは言えない。
こんな気持ちで付き合う。
なつもイヤだろう
でもお前を守るため、許してくれ。
欲を言えば
親友のまま、なつが幸せになって欲しかった。
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