二人は新作のイチゴパフェを食べていると「あら♡お似合いだわ。」わざとらしい可憐な声が聞こえたので振り向くと真希が相席してきた。
「真希さんこんにちは。」由紀子はタバコに火をつけながら会釈した。
「もう相変わらず不健康ね。」
「真希さんも此処に来てたんだ。」まさるは少し距離を置いたようないい方で笑った。
「タバコは私の安定剤だか
ら。」
「それよりもこんな女よりも私とデートしない?」
真希がまさるにアプローチするがひらりとかわし
「君さ他の男の子にもそうやって誘ってたよね?」と詰め寄る。
「ええ!?ホント?真希さん。」
「な…何のこと。」二人の鋭い目が真希の心を切り裂く。
「居た!佐藤真希。」ギャルが怒りながら向かって来た。
「デカい声出さないでよ。」
「あんたがうちの彼氏寝とったんだろ!」
二人はいそくさカフェを出た。
「疲れた…。」
「次の講義あるし帰ろうか。」大学に戻り夫々の教室に入った。
チャイムが鳴り授業が終わり合流した。
「加藤君この後さ…。」
「何?」
由紀子は息を吸って
「もう一回デートしない?」と誘った。
「うん嬉しいな。」
放課後二人は遊園地へ行った。
「ねぇ…手繋ご。」
「良いよ。」由紀子の手が重なり胸が高鳴る。
「観覧車乗ろうよ。」
「うん。」二人は観覧車に乗った。
「観覧車ってドキドキするよね。」
「ねぇ私加藤君とずっと一緒に居たい。」
「僕もだよ白崎さん。」
二人の友情が更に深まっていく。
「此処の居酒屋のご飯美味しいんだ。」
「そうなんだ。」
居酒屋に入りビールを注文した。
「美味い。」
「でしょ。」ビールを飲み交わし談笑した。酔いが回ったのか二人はピンク街へ向かい古びた宿に入りベッドへダイブした。
「すんごく楽しかった。」
「私も加藤君と友達になれて良かった。」
まさるはふっと笑い
「友達か…大学生の男女が手繋いでピンク街来てさ夜を共にしてさ成立するのかな。」声をどもらせながら呟いた。
「確かにそうだけど。」
「白崎さんううん由紀子抱きしめても良い?」
「ま…まさるなら良いよ。」まさるは思いっきり抱きしめた朝日が登るまでずっと由紀子を抱きしめた。
3話へ続く
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