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冷たい風が頬を掠める、冬の公園に一人の子供が砂場で座っている

側から見たら家出でもしたのかと思うような光景だそんな子供に話しかける大人がいた

「やあやあ坊ちゃんどうしてここにいるんだい?」

子供「….」

「おいおい無視かい?おじさん悲しい😭」

当たり前である本来酔っ払った一般中年男性に話しかけられたら誰だって無視するだろう、だが中年男性は話し続ける

「ヨッコイショまさかお前家出したのか?」

酒の匂いが鼻をつくだいぶ酒癖が悪いのだろう子供でありながらもそれを理解した

「俺の若い頃はな〜〜」

急に自語りを始めたおじさんを無視しながら、一人想いに耽っていた

少年(懐かしい)

では少々少年の過去を見てみよう

冬が終わり少し肌寒い春の季節、桜が舞い落ちる公園の砂場で二人の少女と少年がいた

彼らは素敵な笑顔をしながら話し合っていた同じ境遇だったのだろう、両者とも家族というのを持失ったのだ、そこで出会った二人はまさしく家族のように暮らしていた

だが春は別れの季節、二人はそれを痛感した

ある日から少女が来なくなったのだ、喧嘩をしたわけでもない事故があったわけでもない前日では楽しそうに笑顔を振り撒いていた少年はその日は、笑顔ではなく涙しか出ていなかった

昔の少年「ここで待ってたらいつか来るよね」

彼はそんな一握りの希望に縋りながら毎日毎日来る日も来る日も待ち続けた

そして

「俺の若い頃はな〜〜」

この老害のような人に繋がるわけだ

少年「帰らないんですか?」

「ん?目上の人の話を遮るんじゃないよ〜?」

少年「すみません」

「まあ良いさ、おじさんな?ハゲ上司に仕事押し付けられてな?こんな時間まであるんだ」

少年はおじさんの発言から時計を見る

少年「午後10時、、」

「というか坊主お前は何でここいるんだ?」

少年「僕、友達を待ってるんです。」

「お前まともな日本語話せんのか!」

少年はそんな言葉を言われてムッとするがすぐに話し始める

少年「ここに家族同然の女の子がいたんですよ。でも、、」

「いなくなっちまったと」

少年「はい、、」

「坊主お前家は?」

少年「坊主じゃないです」

おじさんは酔いが覚めてきたのか、そろそろ一人砂場にある子供にかけるべき言葉をかける

「良いから答えろぉ」

少年「ないです、、」

「そうか聞いて悪かったな、じゃあほれ」

少年は目を見開いて驚いた当然だなんせ、目の前の大人が急に脈絡もなくお金を渡してきたのだ、しかも5000円

少年「そんな!良いです!」

「お前どうせ最近何も食べてないだろ、だからお前これで飯食え」

図星である、だが少年には本当にそれだけなのかと思いながら、

少年「おじさん!ありがとう!」

そう深夜の暗闇に消えるおじさんに言って、食べれるものを買いに行こうと足に力を入れた

少年「?」

おかしい、少年はそう感じた何故か?それは簡単で、

少年「立て、ない?」

先程から立とうとしている足が動かないのだ、そこで少年は理解した

もう手遅れだ

ということを、それもそうだもう丸四日間本来なら死ぬところを、雑草などを食べて耐え凌いでいたのだもう手遅れというのは火を見るより明らかだ

少年「う、、うぅ、、」

視界が暗くなる、手の感覚がなくなる死期が近くなるのが感じる、空腹により腹に痛みが生じる、そんな最後少年は5000円を握り締めながら苦悶の表情で息を引き取った

Fin

どうも皆々様おはこんばんにちは、あまり出来の良い作品とは言えませんが閲覧いただきありがとうございます。

ふと思いついたものをこうやって書いてみました。

では等作品の解説をいたします。これは簡単で餓死と執念って怖いねと言った作品でございます。最後らへんがとんでもない急展開ではありますがご了承ください。

ここに出てきたおじさんは、、、まあ!皆々様のご想像にお任せいたします。


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