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炭酸@サイダー🌠💙🎧️
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奏月世良
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莉白
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「…私が望んだものを一つ、君からもらう」
「…何を?」
「それはお楽しみだ。大丈夫、命とかそういうものじゃない」
一体私は神から何を奪われるのか。
…それでも、なぜかこの神はーーー
ーーー信用できる気がした。
「…わかりました」
「…よし。契約成立だ。…ああそうだ。彼に挨拶しなくていいのかい?」
「…そうですね。挨拶してきます」
そう言って今もなお涙を流しているであろう男の子に近づく。
そして一つ深呼吸をし、彼に話しかける。
「…ねえ。
…過去の私」
「………!」
彼はハッとし、私のことを凝視する。
それと同時に、彼の顔が明らかになる。
…ああ。やはり。あの姿は。
「…気づいてたんだ」
「…ええ、もちろん。私のことですから」
「…ねえ、一つ聞いていい?」
「…なんでしょう」
「…僕は、大人になっても、
…不幸なの?」
…やはり彼は私なんだ。話す言葉の口ぶりに、
どれだけ、傷ついて、きたか。
…痛いほど、よくわかる。
「…そんなことないです。 …それでも、私にとって、彼らは眩しすぎた。
彼らの優しさは、時に私にとって、ただひとつの刃となる。
…私は、幸せになってはいけない人間なんです」
「…そっか。…ならもう、期待しても、悲しくなるだけなんだ。
…そっかそっか笑」
…もうその目に、光はなかった。
「…さようなら。過去の私」
「…さようなら。未来の僕。
…せめて、この先の未来がより良いものになることを、僕は願っているよ」
そう言って、彼は消える。
「…さあ。では、準備ができたかな」
「…ええ。もう大丈夫です」
「…では今から契約を履行する。ちなみに今この世界は、君の夢の中に私が入り込んでいる状態にある。だから、まず現実に戻すよ」
「 朝起きたら、君が望んだことは現実になる」
「…わかりました。…よろしくお願いします」
「…じゃあ、また会おう。どこかで」
神がそう言い終わると同時に、私の視界は暗転した。
「…健三の人に頼らない癖は、相変わらず直ってないな」
神がそう呟いた独り言が、静かに闇に溶けていった。
…最後の神の一言、どういうことかぜひ考察してみてね⭐️
コメント
1件
過去の自分と未来の自分が出会うシーン、すごく切なかったです。「せめて、この先の未来がより良いものになることを願っているよ」という台詞に胸が締め付けられました。「幸せになってはいけない人間」という言葉が重く残ります。最後の神の一言も気になります。続きが楽しみです。