巴那「じゃ…じゃあ!また…ね」
ーーー
寧々「よかったじゃん。振られなくて」
後ろから声が聞こえた
司「寧々、見てたのか」
驚くという感情はなかった。
寧々「類はもういないよ。安心して」
司「寧々はどっちの味方なんだ」
寧々「それは巴那に決まってるじゃん」
少し柔らかい声が響く
寧々「考えるって言われてこんなヘコむ?」
寧々はいつも通りの声に戻っていた
司「それはそうだ。両思いということではないからな」
寧々「そっか。」
沈黙が流れる。
すると、重い空気に1つ、柔らかい音が鳴った
後ろを振り返ると
不思議そうな目をした後輩がいた
司「暁山、どうした」
瑞希「司先輩、寧々ちゃん、どうしたの?元気なさそう…とくに司先輩…話聞きますよー!」
明るい色が鳴った。
それは今の俺にとって複雑な思いになる色だ。
今は…
瑞希「このままだったら天翔るペガサスじゃなくなっちゃいますよ?」
その言葉が深く胸に刺さった
司「ああ!そうだな!」
司「暁山ありがとう」
まだ。終わってはいない
この青春の1つは。
コメント
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複雑な恋愛のことが事細かに書かれていて本当にいい作品です!!(´▽`)