俺の経歴を一言で説明するのは難しい。
元々の家系は旧いらしく、陰陽道というか道教というか…の宗家らしい。
幼少の頃からアヤシゲな術や体術を教え込まれ『ソレ』を退治するいわゆる『退魔師』として育てられた。
成人後はアメリカのSCP財団で銃器の扱いを学び、クソ親父から叩き込まれた術と銃で『一人前の仕事』ができるようになった。
そんな僕に取り憑こうとするなんて、哀れというか、運が無いという他ない。
『悪鬼退散急々如律令!!』
懐から護符を取り出し、術を唱えると断末魔の悲鳴とともにアヤシイ気配は虚空に消えた。
『一体何だったんだろう…まあいいか。』
空腹を堪えきれず、急いで部屋に入り込む。
『明日は久しぶりのアメリカか…』
SCP財団の指令のため、アメリカへ旅立つことになった僕は、急いで食事をとり、泥のように眠るのだった。
つづく
コメント
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ちょっと続けてみようかと。
次はSCPについて出したんですか、!