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6月に入り、高校生になって
2ヶ月がたった今日。
桜 「ほんとに?!」
由梨 「えっ!?」
菜乃佳 「おめでとう!」
放課後、美羽ちゃんから
─ 「莉久くんと付き合うことになった!」
と、報告を受けた私たち。
桜 「美羽、おめでとー!!」
由梨 「本当におめでとう!」
美羽 「ありがとう!」
私も、なんだか自分のことのように
嬉しくなった。
物音がして振り返ると、 ちょうど莉久くん
が教室に入ってくるところだった。
美羽 「今日は莉久くんと一緒に帰る」
由梨 「おー!」
桜 「じゃあ、また明日詳しく聞くから!」
美羽 「ふふ、笑」
菜乃佳 「またねっ」
美羽 「また明日っ」
由梨 「羨ましいー、誰かいないかなー笑」
桜 「ねー、笑」
そして、日々は過ぎていき、
高校生活 最初の球技大会も終わり、
中間テストが迫ってきた。
放課後は、由梨と一緒に勉強をしている。
由梨 「あー、もう全然わかんない」
菜乃佳 「まだ1問目だよ?笑 」
由梨 「物理の計算とか、 将来使わなくない?」
菜乃佳 「確かに」
由梨 「あ、そうだ。テスト終わったら、みんなでどっか遊びにいきたい! 」
菜乃佳 「え、いきたい!」
由梨 「ね!」
菜乃佳 「じゃあ、それまで勉強頑張ろ」
由梨 「よし、やるかー」
テスト当日
《キーンコーンカーンコーン》
先生 「では、はじめ」
桜 「教えてくれたとこ解けた!」
美羽 「明日、地理やばいかも」
桜 「え、課題終わった?」
美羽 「全然終わんない」
桜 「だよね!課題多すぎるって」
テスト最終日
《キーンコーンカーンコーン》
桜 「終わったー!」
由梨 「お腹空いたー」
美羽 「みんなでご飯食べいかない?」
桜 「行こうよ!行きたい!」
菜乃佳 「先にこれ、みんなのノート持ってっていい?」
由梨 「あ、じゃあ、半分持つよ」
菜乃佳 「ありがとう」
菜乃佳 「ただいまー」
お母さん 「おかえり」
《LINEの通知音》
菜乃佳 「ふふっ」
お母さん 「なんかいい事あった?」
菜乃佳 「中学の友達が、久しぶりに集まろって」
お母さん 「あら、そうなの?いつ?」
菜乃佳 「夏休みかなー」
お母さん 「集まるなんて卒業以来じゃない?楽しんできてね」
菜乃佳 「うんっ」
水上先生 「─だから、xを分配すると」
《キーンコーンカーンコーン》
学級委員 「起立、例」
生徒 「ありがとうございました」
《ザワザワ》
由梨 「やっとお昼だー」
桜 「食べよ」
美羽 「え、おいしそう!」
由梨 「ほんとだ」
桜 「ねぇ、あの人 最近、めっちゃうちのクラス来てない? 」
美羽 「どこ?」
桜 「あの、ドアのとこの」
由梨 「確かに。誰なんだろ」
美羽 「野球部の人じゃなかったっけ?」
菜乃佳 「へぇ〜」
─ あの人、どっかで……