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3 - 想いはもう届かないから_

♥

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2025年08月30日

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『想いはもう届かないから_』


私には親友がいる。

彼女は私の親友で、可愛くて、優しくて、面白い。

おまけに頭はいい。

私には似合わない親友だ。


私はよく虐められる。

彼女と私が不釣り合いだから。

そんなの私が1番わかってる。

だから、しょうがないのかな。


「一緒にお祭り行こうよ!」


誘ってくれるのは嬉しいし行きたいけど、

彼女と私は不釣り合いだから_。


「そんな奴と行っても楽しくないから私たちと行こう?」

「そうそう!それでお前もいいでしょ?」


いつも私を虐めてくる子がそう言った。

そうだよね、楽しくないよね。

気にしないようにしていたけど、

本当はその言葉は間違っていないってわかってた。

なんとなく、わかってた。


「うん、3人で楽しんできて((ニコッ」


わかってたから、そう言ってしまった。

本当は、一緒に行きたかった。

ごめんね、そう心の中で謝った。


私のことを気にする親友を横目に

私は、家へ向かった。


家に帰るなり、母が涙を流してこう言った。


「あなたの大切なお友達が交通事故で_。」


頭が真っ白になった。

彼女が_?

交通事故で_?

悲しいのに、涙が出ない。

なんで?

ねぇ、まだ感謝も謝罪もできてないんだよ?

なのにどうして_!


今でも繰り返されるあの日の記憶_。

今なら心から言える、届かぬ想い_。


「親友になってくれてありがとう、

あの時一緒に行こうって言えなくて、ごめんね。」

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あいすちゃ~~~~~ん!!! ひっさしぶりいいいい!!(そうでもない..?) この作品、よすぎ👍️🤓

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