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『想いはもう届かないから_』
私には親友がいる。
彼女は私の親友で、可愛くて、優しくて、面白い。
おまけに頭はいい。
私には似合わない親友だ。
私はよく虐められる。
彼女と私が不釣り合いだから。
そんなの私が1番わかってる。
だから、しょうがないのかな。
「一緒にお祭り行こうよ!」
誘ってくれるのは嬉しいし行きたいけど、
彼女と私は不釣り合いだから_。
「そんな奴と行っても楽しくないから私たちと行こう?」
「そうそう!それでお前もいいでしょ?」
いつも私を虐めてくる子がそう言った。
そうだよね、楽しくないよね。
気にしないようにしていたけど、
本当はその言葉は間違っていないってわかってた。
なんとなく、わかってた。
「うん、3人で楽しんできて((ニコッ」
わかってたから、そう言ってしまった。
本当は、一緒に行きたかった。
ごめんね、そう心の中で謝った。
私のことを気にする親友を横目に
私は、家へ向かった。
家に帰るなり、母が涙を流してこう言った。
「あなたの大切なお友達が交通事故で_。」
頭が真っ白になった。
彼女が_?
交通事故で_?
悲しいのに、涙が出ない。
なんで?
ねぇ、まだ感謝も謝罪もできてないんだよ?
なのにどうして_!
今でも繰り返されるあの日の記憶_。
今なら心から言える、届かぬ想い_。
「親友になってくれてありがとう、
あの時一緒に行こうって言えなくて、ごめんね。」