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後日
s i d e 巌勝
はぁ……今日はあの曲者かもしれぬ者に剣術の指導を受けるのか…… 否、逆に好機だ。
彼奴が曲者だと分かったら父上に知らせれば良いのだ。
我ながらあっぱれだな!
「……兄上。何か嬉しい事でも?」
おっといかん。縁壱が傍におったのだった。
この間抜けな顔を見られて無いと良いが……
この事を縁壱に伝えた方がいいのか…?
否、俺の裏で何かするかも知れん。 此処は縁壱にちゃんと言って協力した方が良いか……
「実はだな…______」
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s i d e 義勇
………ご子息は一人と言ってらっしゃったが…確か巌勝様、?は2人いらっしゃるのか?
まぁ、俺は剣術を指導しろとだけ言われたからな……。 無駄な考えは止めるか。
「……巌勝様と……巌勝様。…………今日は宜しくお願いします……」
「「……。/ご指導宜しくお願いします。」」
……あの耳飾りは…炭治郎のに似ているな……確か受け継いでる物だったか。炭治郎はその子に受け継いだのか?
確かに炭治郎と同じ髪色だな……………………なら炭治郎の子…………???でもあっちの方も同じく顔と髪色だな….痣らしき物は無いが。
「冨岡殿…………?」
はっ……剣術を教えている時に考え事とは……仮の柱として不甲斐なし。
「申し訳ございません。……次このような事があったら腹を切ってお詫び申します。」
「え? あ……いえ大丈夫だ……です。え?」
痣の無い巌勝様が混乱している。痣のある巌勝様は相変わらず、何事も喋らない。人見知りなのだろうか?俺と一緒で……ムフフ 。いかん、指導に集中しなければ…………
「巌勝達様。まずは私に打って下さい。 」
痣ありの巌勝様は無口だが、こくんと身体で表現してくれた。これは人見知りの俺でもこうしたら皆と仲良く出来るだろうか? 一方痣なし巌勝様は少し大きい声で はい と返事なされた。愛らしいな……
数時間が過ぎ、指導後。
圧倒的に体力が少なすぎる。
さっき痣なし巌勝様が痣あり巌勝様の事を縁壱とおっしゃっていた。
その者は縁壱と言う名だったのか…… 名前を聞かず巌勝様と呼んでしまっていた…
…後で謝ろう。
然し、縁壱様は見据えているのか命には関わらないが急所の所を攻撃してくる。しかもあの呼吸。
鬼殺隊か、育手にしか教えて貰えない筈なのに……呼吸が使えている。完全に磨けば柱級…否、柱すら超える実力になる逸材だな……
だが柱である俺だ。今のお前では敵わない。
あと巌勝様もだが、2人共体力が足りん。
後で体力増加の指導も追加するか………………
そういえばここに居る使用人や主君様や侍医達は皆、ご子息達では無く、
ご子息と言っていたな……まるでもう片方が存在しないように言う口調だったような………?
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