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—— 深夜 / 病室 ——
(機械音が、静かな部屋に響いていた)
— 看護師:
ちぐささん、苦しくないですか?
— ちぐさ:
……だい、じょうぶ……。
(そう言いながら、息が浅いのが自分でもわかった)
—— 翌日 ——
— あっきい:
……ちぐちゃん?
— ぷりっつ:
寝てる……よな?
— まぜ太:
ちぐ、起きろって。
(返事がない)
— けちゃ:
……え、ちょっと待って。
— あっと:
看護師さん!!
—— 病室 ——
— 医者:
現在、容体が一時的に悪化しています。
ですが、適切な処置をしているので、
命に関わる状態ではありません。
— あっきい:
……ほんとに?
— 医者:
はい。ですが、しばらくは安静が必要です。
(その言葉に、全員が息をついた)
—— 病室 ——
(ベッドに横たわる、ちぐさ)
— まぜ太:
……ちぐ。
— ぷりっつ:
……頼むから、ひとりでいなくなるなよ。
— あっと:
……起きたら、文句言ってやる。
— けちゃ:
ちぐ、帰ってこいよ。
(その時、指先がわずかに動いた)
— ちぐさ:
……まぜ……たん……。
— まぜ太:
……っ!!
— あっきい:
ちぐちゃん!?
— ちぐさ:
……うるさ……い……。
— ぷりっつ:
悪かった!!
(目が、ゆっくり開く)
— ちぐさ:
……みんな……いる……?
— あっきい:
いるいる!全員いる!
— ちぐさ:
……よかった……。
(その一言に、胸がぎゅっとなった)
— まぜ太:
……怖かったんだぞ。
— ちぐさ:
……俺も……。
— ぷりっつ:
次、無理したら怒るからな。
— ちぐさ:
……はい……。
— あっと:
ちゃんと、戻ってきてくれ。
— けちゃ:
……ほんと、それ。
(ちぐさは、小さく笑った)
— ちぐさ:
……戻るよ……ちゃんと。
(その声は弱かったけど、
確かにそこにあった)
———
【第8話・終】