「 あれ 、 そう いえば 俺 の スマホ … 」
この 部屋 に 来て から と いう もの 、 1度 も 触って いない 。
… まさか いるま が 隠してる の か … ?
どう して そんな こと を する の か 、 きっと 今 まで は 見当 も つかなかった だ ろう 。
でも 、 今 なら 分かって しまう 。 俺 の 失った 記憶 に 、 腐った 出来事 が あった 事 くらい 、 容易 に 想像 できる 。
「 … ない な ~ … 」
… あれ ? 扉 の 鍵 、 かけ 忘れた の かな 。
俺 が そっと 触った だけ で 、 隙間 が できた 。
「 … 」
正直 、 記憶 を 取り 戻す の は 怖い 。
今 まで の 関係 が 崩れた ら … ?
もう 、 いるま は 俺 を 愛して は くれない かも しれない 。 隠し事 を 見ない 振り を する の が 賢い と 分かって いる 。
でも 。
俺 は 扉 の 外 に 足 を 踏み 出す 。 辺り に は 流石 に いるま は 居ない みたい だ 。
「 … 確かめない と 。 」
仮 に いるま が 俺 を 監視 して いる なら 、 もう きっと ばれて いる に 違いない 。 だから こそ 、 帰って こない うち に …
俺 は 、 いるま の 部屋 から 1番 遠い 台所 に 来た 。
引き出し やら 戸棚 やら を 開けて みる 。
あれ 、 この 包丁 … なんか 見た 事 ある よう な …
… また 頭痛 か … 何か 関係 の ある もの な の だ ろう が イマイチ 思い 出せない 。
俺 は 探索 を 続ける 。
「 … ! 俺 の スマホ … 」
幸い まだ 使える よう だ 。 初期化 された 様子 も ない 。
とりあえず いるま と の トーク 履歴 でも 見て みる か 。
🌸 ね ~ いるま
🌸 なんで 無視 する の ?
🌸 あれ 実 は ドッキリ とか !
🌸 俺 いるま に 会いたい よ
🌸 寂しい よ
🌸 返事 して よ
🌸 前 まで 見て くれてた の に
🌸 酷い
🌸 どう して
🌸 俺 の こと 嫌い な の ?
🌸 嘘 って 言って よ
🌸 また 声 聞きたい
🌸 不在着信
🌸 不在着信
🌸 不在着信
🌸 今 から 迎え に 行く ね
「 … 何 、 これ … 」
これ じゃ 、 まるで …
「 俺 が ストーカー じゃん … っ 」
悲しい こと に 、 未だ に 既読 は ついて いない 。
あれ 、 何で かな … 急 に 不安 に なって きた 。 どう して 返事 返して くれない の ?
本当 は やっぱり 俺 の こと 嫌い だった の ? 嘘 だった の ?
何 も 信じられない よ …
… 頭痛 が 酷く なって 、 光景 が フラッシュバック した 。
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