実家……それは誰も保有していない山にある研究所。私たちは小学生に上がるまでここで育った。だから私たちは実家と呼んでいる。日本には珍しいから結構危ない実験とかしてる。
麻騎「おっしゃ!ついたでー!覚悟はええか?」
志舟「うおおおおあああああ!!!!」
私と麻騎が大声で叫ぶ
里緒菜「よし。入ろっか」
麻騎「里緒菜~えらい冷静やな~」
椎菜「そーだよ!!何でみんな平気そうなの!?死ぬかもなんだよ!?」
勘太「まぁ先生に会いに行くわけだからな!命懸けで行く覚悟ができてるんじゃ?」
麻騎「よし…入るで!!」
そして麻騎は勢い良く扉を開けた。そこには懐かしの毒々しい薬品や器具の香りが充満していて部屋を分ける扉がざっとならんでいた。見慣れているよいでいない私達の脳裏にとても濃く焼き付いている鼻つまみきつい匂いに耐えた。八年前に毎日嗅いでいたにおいだから以外に早く慣れた。
進んでいるうちに私たちは違和感を覚えた。
里緒菜「あのさ…八年前はもっと人がいたはずなんだけど…」
勘太「いやぁ~人いなかったら何で こんなに完璧に八年前とおんなじなんだよ」
里緒菜「まぁそうだけど…」
志舟「ってかこれ先生いんのけ!?」
椎菜「そうだよ!そうだよ!!帰ろうよ!」
麻騎「何をゆーてんねん椎菜!!ここまで来たんだから先生探そうでぇ?」
里緒菜・椎菜「えぇ…」
勘太「まー適当に歩いたらそのうち先生出てくんじゃなーい?」
志舟「適当って…今死んでもおかしくないのに…シャレにならないな… 」
色々しゃべっていると………
その 先には先生がいた。みんなが唖然としている間。先生が口を開いた。
先生「いらっしゃい。久しぶりだね」
……私達は安堵した。八年前と全然変わってない。この見た目、この雰囲気、この口調……間違いない…先生だ!!先生が…そこに立ってる!!私は思わず泣いた。笑った。
志舟「せんせぇ…!!」
先生「はいはい。あなたは全然変わってないわね。 」
先生がハンカチを出して私の涙を拭いてくれた。あの頃みたいに。優しく。
里緒菜「先生。ちょっといい?何で私たちが来るってわかったの?」
先生「話し声が聞こえたからね」
呆れるように笑う先生とは逆に椎菜が私と麻騎を睨み付ける。
椎菜「志舟ぇ~?麻騎ぃ~?」
志舟・麻騎「う…ごめん…」
しょぼんとした私たちを見てクスッっと笑って先生がパンっと手を合わせて話を開いた。
先生「よし!いきなりだけど先生の昔話をしよう!」
勘太「昔話?」
先生「そうよ。その前に」
先生が私のほうをちらっとみると、話を進めた。
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ノベル派なんや〜僕ノベルチャット派