テラーノベル
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「おはようございます」
「佐久間おはよー!『おはようございます』なんて珍しくない??なんかテンション低め〜??」
色々考えすぎて、佐久間くんのいつもの調子が分からなくなる
それでも、とりあえず楽屋に入った
視線を感じて顔を上げると、
佐久間くんがじっとこっちを見ていた
まずいまずい…
「ちょっとね、昨日なかなか寝付けなくて〜でも大丈夫だから〜♪」
佐久間くんを演じるのはなかなか大変だ
いつもこんなに元気でいられるの本当にすごいと思う
今まで色んな役をやってきたけど、
こんなに難しいのは初めてかもしれない
でも佐久間くんのことはよく分かってるから、その点では演じやすいと言ってもいいのかも
とりあえずMVの振りを確認しようと椅子に腰掛ける
椅子に腰を下ろした瞬間、妙な違和感に気づく
……なんだこれ
少し考えて——
「……っ」
一気に、昨日のことが頭に浮かんだ
思い出したらすごく恥ずかしくなってきた
入れられるってあんな感覚なんだ…
もし、今の体のまま佐久間くんとシたら…
……いやいや、何考えてるんだ俺
さすがにそれはないだろ
気づけば、さっきまでの無理な明るさも消えていて——
……完全に、素の自分に戻っていた
幸いみんな忙しそうだったので気付かれてはなさそうだった
楽屋を見渡すと
奥の方で佐久間くんとひーくんが何か話していた
一瞬、目が合った気がした
でも、すぐに逸らされる
……なんだ?
何かあったのか——それとも