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#政治的意図・戦争賛美✖
Rio
36
⚠︎ソナチ
冬のモスクワは嫌いだった。
凍った空気は肺を刺すし、静かすぎる夜は余計なことを考えさせる。
机の上には未処理の書類。
灰皿には吸いかけの煙草。
窓の外には、雪。
こんな時間に訪ねてくる相手など限られている。
扉が数回、規則正しく叩かれた。
☭「入れ」
返事をすると、ためらいもなくドアが開く。
見慣れた軍服。
見慣れた笑い方。
——反吐が出る。
そう思ったはずなのに、視線だけは自然とそいつを追っていた。
ナチス・ドイツ
は勝手知った顔で部屋へ入り込み、机の端に腰を掛ける。
卍「随分機嫌が悪いな」
☭「元からだ」
短く返すと、ドイツは喉の奥で笑った。
気に食わない。
全部。
その余裕も、人 の領域へ土足で踏み込む癖も、 こちらを見透かしたような目も。
——なのに。
こいつが来る夜だけ、 妙に部屋が静かじゃなくなる。
それが何より腹立たしかった。
どうも!なめくじです!最近忙しくて投稿できなかったので、また復帰していきたいと思います!…忙しくなければ…
ということで今回から新作の「お前を殺すまで敵でいてくれ」を連載します!
ではまたーーーー
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