──ねぇお兄ちゃん
「ん?どうしたの◯◯」
──俺の病気治るかなぁ…。
「大丈夫。◯◯の病気は治るよ。絶対に」
──だといいなぁ。おれ、もっとお兄ちゃんと遊びたいもん、
「ははっ笑…嬉しいよ。ありがとう」
──だけどお兄ちゃん、俺の事忘れちゃったみたいだね…
「え、?俺が◯◯のこと忘れる?そんなわけ」
──…もう今忘れちゃってるじゃん。お兄ちゃんのバカ。
_______________
ー 自室 ー
「…………ん、」
またあの夢か…。これで見るのは何度目だろう…
俺の夢の中にはよくわからない子が出てくる。
ただ分かることには俺には弟が居たってこと。
だけど俺は一人っ子だ。弟なんている記憶もない。
母や父も弟は居ないというから、それは事実だろう…。
でも、たまに言われることもある。
「…翔太マジで忘れちゃったの?◯◯君のこと」
「◯◯くん、めっちゃいい子だったのにね。」
佐久間や涼太がいう、◯◯という子。
その子が弟だと言う。
「……俺に弟なんていないっしょ。」
そう俺の記憶が全て正しいのだから。
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翔太(15)
高校一年生。
弟がいたという記憶はない。
◯◯(名前不明)(年齢不明)
翔太の弟。佐久間や宮舘のみが覚えている。
なぜ翔太の1家から忘れられたのかは不明。
(弟くんの名前…後に明かされます、、、!)
コメント
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うおぉぉ!