すみません
本編入ってもいいんですけど、先にtn氏の過去について知っておいて貰いたいので
0話
))注意((
・軍パロ ・エセ関西弁
𝚂𝚃𝙰𝚁𝚃!!!
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
《tn side》
tn)「ハァッ…ハァッ…ハァッ……」
何でこうなってしまったん…?
今まであんなに幸せに過ごしてきたのにッ…!!
時は遡り、約1ヶ月前のこと。
僕の国は比較的貧しい国だった。
他の国に勝てるような戦争兵器もなく、人材もいない。
だから僕の国一A国は他の国に狙われやすく、毎年戦争が勃発していた。
そんな年に僕は生まれた。
母も父も充分に過ごせるほどの余裕もないのに僕の為に一生懸命食べ物を探しては
食べさせてくれた。
いつ殺されるかも分からない恐怖感の中、僕と一緒にボール遊びをしてくれた。
そんな日々が僕にとってかけがえのない毎日で、唯一の大好きな人達だった。
僕には友達と呼べるような人達はいない。
僕はこの控えめな性格のせいで色々な人から虐められて、毎日が憂鬱だった。
人間は愚かだ。いつも自分が感じただけの第一印象を信じて自己中心的に生きている。
誰もその人の”中身”を知ろうとはしない。いつも印象だけ。
だから僕は、自分の”中身”を見てくれる両親が本当に大好きだった。
一一一一一あの日までは。
ある日、ミサイルの音がいつもよりも激しく耳に通って聞こえてきた。
まるで何かを伝えてくるように。
ただ僕はそんなことは一切気にせずに
tn)「ミサイルってどうやったら壊れるんやろうなぁ…」
とすごく呑気なことを考えていた。
そんな時、少し寒気がした。ミサイルのせいか…??と考えながら家に入ろうとする。
すると、両親のとある話し声が聞こえた。
僕は何か聞いてはいけないような雰囲気を感じながらも扉に耳を当て
少し聞いてみることにした。
ここからは正直あまり覚えていない。
確かだが、両親はこう言っていた気がする。
tn父)「早くあいつをオークションに出してお金が欲しいものだ」
tn母)「ええ。そうね。折角苦労して育てたんだから。お金にならないと困るわ」
僕はこの話を聞いた時、正直信じたくなかった。
無意識でいつもの優しい両親を心の中で探していた。ただ、現実は違った。
あんなに優しかった父さんや母さんがこんな事を思っているなんて…
僕の胸を苦しみという感情が押し潰していく。
でもどこか納得してしまった自分がいる。
『あぁ…やっぱり人間は自己中心的だな』
と。
最悪な気分だ。あんなに大きかったミサイルの音も今となっては聞こえない。
僕は必死に走り出し、これから先のことを考えた。
tn)「家出しよう」
何時間か考えた末、家のありったけのお金を盗んで家出することにした。
子供が生き抜くにはそれしかないと思ったからだ。
その日から、家のどこでお金を管理しているのか両親を監視することにした。
数日間親を監視した結果、お金の在り処を知ることが出来た。
どのくらいあるのか調べる為、その場所に行きお金が入っている棚を開けて見てみる。
一一一一一一驚いた。
貧乏だと思っていたのに目の前に置いてあるのは100万をも超えるお金だった。
ここで僕はハッとした。両親は演技をしていたのだ。
子供には貧乏な暮らしをさせ、裏では豪遊をしている。最低最悪な両親だ。
あぁ、気分が悪い。
“逃げ出したい”と心から思った。
tn)「もう……いっか。」
僕はその場にあった100万をポケットに入れ、家を飛び出す。
どれくらい経っただろうか。
気づけば、A国と隣の国であるW国の国境線近くまで来ていた。
tn)「……随分…遠出してしまったなぁ…」
ここに来るまで無意識に走って走って走って。
何に必死になっていたのかは分からない。ただ
“逃げ出したかった”
それだけだ。
ポタッ
tn)「あれ…?泣」
気がつくと僕は無意識の内に泣いていた…らしい。
泣くのはいつぶりだろうか。
僕は両親の前ですら泣いたことがない。
泣いたことがあるのはたった1回のみ。初めて仲間外れにされた時だ。
あの時は本当にただただ悲しくて。辛くて。
木の影でひっそりと泣いていた。
そこから僕は自分の感情を表に出すことが無くなった。ただの従順人間。
でもそれが1番楽で今までずっとこうしてきた。
なのに何故泣いているのだろう。
…………分からない。
今は考えていることすら馬鹿らしい。少し疲れた。
tn) (もうちょっと森の奥側に行って休むか。)
そう思って僕は歩き出す。
するとどこからか泣き声が聞こえた。何だろうか。
僕はその泣き声に惹かれるようにその声がする方へと向かう。
tn)(……此処ら辺から声がするな…)
そう思い、茂みから抜けようとすると1人の小さな男の子が座って泣いていた。
夕日の光がその子を照らし、綺麗な茶髪が目を奪う。
tn)「……綺麗だ。」
思わず声を出す。
その声に男の子が気づき、顔を上げたかと思えばすごく怯え出す。
??)「だッ誰ッ泣……貴方も僕を虐めるの…??泣」
僕は自分でも驚くくらい早くその言葉を否定した。
tn)「ちッ違う!!ぼk…お、俺は家を飛び出してきたただの子供だッ…」
…………………
沈黙が続き、泣き声だけが透き通るように聞こえる。
僕はその間何も出来ず、泣き止むのを待つ。
唾を飲もうとした時、突然その子が話し出した。
??)「……お兄さん…すごくいい人。」
僕は予想外の言葉に驚く。ただ、会話を途切れさせない為に口を開ける。
tn)「……何でそう思ったん、??」
その子は少し戸惑いながらも答える。
??)「皆、僕を見つけた瞬間殴ってくる…でもお兄さんはすごく…優しい顔…してるから…」
僕はまたもや驚く。虐められていたのか…。
今思えばこの子はすごく痩せ細っていて、身体中痣だらけだ。
僕も虐められては居たがここまで酷くはなかった。
仲間外れにされたり、悪い噂を流されたり……口だけで暴力的なものは一切なかった。
tn)「……そう…か。」
相づちを打つことしか出来ない。ただ、僕はこの子についてもっと知りたいと思った。
この子は今まで出会った人達とはまるで違う。少し興味が湧く感覚を覚える。
tn)「……隣座ってもええか…?」
??)「ッッ……((コクン」
それから僕はこの子と他愛のない話をした。
でもこの子も少し心を開いてくれたようなのか笑顔が増えてきた。
…………この子の笑顔は暖かい。
こんな感覚初めてだ。
この子と話すと何故か心が埋まっていく。心地よい。
僕はその時、ふと思う。この子の名前はなんだろう…と。
少し仲良くなれたし聞いてみるか。
tn)「そういえば、名前…なんて言うん…??」
??)「……名前……zm…」
tn)「zm…か………いい名前やな!!」
zm)「…!!そんなこと言ってくれる人初めて…!!…なんだか嬉しいなぁ…」
……かわいい。人に対してこんなにも感情を懐(イダ)くのは初めてだ。
zm)「…貴方は何ていうお名前なの…??」
tn)「俺…?そういえばまだ言っていなかったな笑……tntnって言うねん。」
zm)「…tntn…かっこよくてすごくいい名前!!僕気に入った!!」
tn)「………あっはははは笑笑zmが気に入ってどうするねん笑笑」
zm)「…たッ確かに…笑」
tn)「……でも嬉しかったわ笑ありがとうなzm。」
僕は無意識にzmの頭を撫でる。
zm)「ッッ……えへへ…暖かいなぁ…」
僕は今まで人に関わることを諦めてきた。でも…zmは暖かい。
凄く…凄く…暖かい。心から僕を暖かさで包んでくれる。
………僕は1つ決断をする。
tn)「……なぁzm?」
zm)「……なぁに??」
tn)「…………………」
これから俺と一緒に暮らさないか…?
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
0話終わり!!
3200文字超……疲れたぞ…
ここからtnzmの生活が始まっていきます!!お楽しみに!!
前回のPrologueでバグだと思うんですけどすぐに10♡ついたので少し多めに
設定させて頂きます…疲れたんで!!!!!!
<フォロー&コメント良ければお願いします泣>
では!!
𝕟𝕖𝕩𝕥➯➱➩♡150
コメント
5件