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次の日、普通に学校に登校した千空。
今日は珍しくバイトのシフトが入っていないため、電車へ全力で駆け込む必要はない。そのため、気が楽だと思っている千空。
「それでは調理実習を始めます!エプロンに着替えてくださーい!」と家庭科の先生が話し出す。
「おぉー!!千空!!俺と同じ班じゃないか!!よろしくなぁ!!」と大樹がやってきた。
「千空くん!大樹くん!私も同じ班だったよ〜!」と嬉しそうに話す杠葉。
「おー、奇跡すぎんだろ。で、何作るんだ?」と千空が2人に聞く。
「先生が言ってたんだけど、自由なんだって笑、私はお菓子作りたい!!丁度あそこに材料揃ってるよ〜♡」と楽しそうにする杠葉。
「よぉし!!お菓子だなぁ!!カップケーキか?!それともガトーショコラか?!」とハキハキ話す大樹。
「てめぇーの中でカップケーキとガトーショコラの2択しかねぇのか?雑頭」と咄嗟にツッコミを入れた千空。
「ん〜、そうですなぁ!今日はガトーショコラにしよう!!」と杠葉が決めた。
「じゃあ、そっこーで作んぞー」と千空達はガトーショコラを作ることに決定したらしい。
「完成だぁああ!!凄く上手く作れたぞぉ!!」と大樹が声を上げる。
「大量に作っちゃったし、半分はラッピングしてみんなに配ろう!袋はここにあるし、リボンの色の種類も沢山あるよ〜」と杠葉が提案した。
その提案を了承した二人。三人でラッピングをすることにした。
「千空くん!リボン何色にする?!」と言った杠葉。
「あ〜、なんでも……あ」と千空はふと、淡い紫色のリボンが目に入る。
……、ゲンがいつも、身につけている…色。
そっと、紫色のリボンを手に取ったのだった。
放課後。今日はバイトが無いため、いつもより部活を長く行うことが出来た千空。丁度、部活終了の時間になり、片付けをしている。
「そんじゃ、部長!!後は戸締り頼むぞ!」と言って千空以外、皆んな先に帰って行った。
千空はなんとなく、部室の椅子に座って少し休む。
「……、これ、どうすっかな」と今日の家庭科で作った綺麗にラッピングされている紫色のリボンが付いているガトーショコラを手に取る。
……今日はバイトが入っていない。明日、ゲンに渡すのもなんかちげぇような気がする。そもそも、これ渡すとかどんな神経してんだ俺は…、!小っ恥ずかしすぎんだろ…///
……….、てか、今ゲンはどこに居んだろ。
そう考えていると、疲れて眠ってしまった千空だった。
…、ガララッ
とあるメンタリストが千空の様子を見にやってきたらしい。
千空と一緒に帰ろうと思って迎えに来たのだ。
そして、千空が眠っている様子を見ていると、例のガトーショコラを見つけた。
「……ん?、……あーあ、可愛いすぎ。ご主人様を困らせないでよ。千空ちゃん…//」と軽く千空の頭を撫でた。
数分後
誰も居ない部屋で、千空が目を覚ました。
「…やべ、寝てた。」と千空が言う。
部室のテーブルに置いて置いたガトーショコラをカバンに入れようと思い、テーブルを見るとそこには千空の作ったお菓子は無く、代わりに白く綺麗な花が置かれていた。
「…ッ、、………/////」とさっきまでゲンがここに居たということに気づいた千空なのであった。
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