テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
銃声が倉庫を震わせた。火薬の匂いが充満し、蛍光灯が割れて火花が散る。
いるまは撃たれた肩を押さえながら、
片手で銃を構え、白をまっすぐに見据えていた。
🎼📢「白、これがてめぇの答えか」
🎼🕶️「……いるま、やめろ。お前を撃ちたくねぇ」
🎼📢「俺もだ。……けど、ガキの前で誰も殺させねぇ」
白が躊躇した隙を狙い、黒崎が銃を向ける。
🎼🔫「茶番は終わりだ。
いるま、てめぇはもう“過去”なんだよ」
撃鉄が上がる音――
その瞬間、らんが走り出した。
🎼🌸「やめろっ!!」
🎼📢「らん、バカッ!下がれ!!」
らんの細い体が、いるまの前に飛び込む。
弾丸が空気を裂き、すぐ目の前を掠めた。
反射的に、いるまがらんを抱き寄せる。
その腕の中で、らんは震えながらも顔を上げた。
🎼🌸「俺……もう逃げない。
あんたがいつも“生きろ”って言ってくれたから……
今度は、俺があんたを生かす番だよ」
🎼📢「……そんなこと言うな」
🎼🌸「言うよ。
だって俺、あんたがいない世界なんて、もういらないから」
その言葉に、いるまの表情が一瞬だけ崩れた。
震える手でらんの頬を撫で、
まるで最期のように、微かに笑った。
🎼📢「……バカが。
そんな顔、すんなよ」
再び銃声。
今度は白の銃から。
弾丸は黒崎の肩を撃ち抜き、男がよろめく。
🎼🕶️「……これで貸しは無しだ、いるま」
🎼📢「白……!」
🎼🕶️「行け。
今なら逃げられる。……お前らまで巻き込みたくねぇ」
🎼📢「おい、待て――!」
🎼🕶️「あの時、俺がお前を拾ったのは間違いじゃなかった。
ただ、それを証明するのは……お前の“生き方”だ」
そう言い残し、白は黒崎と共に闇の奥へ消えた。
いるまは追おうとしたが、肩の傷が限界だった。
🎼📢「……ちくしょう……」
🎼🌸「いるま、立てる?」
🎼📢「立つ。……立たなきゃ、お前を置いてけねぇ」
らんは必死に彼の身体を支える。
震える腕でも、絶対に離さなかった。
倉庫を出ると、夜の空気が肌を刺すほど冷たい。
港の水面が揺れて、遠くで警報が鳴り響いていた。
🎼🌸「ねぇ……これから、どうするの?」
🎼📢「逃げる。
でも――今度はただの逃避じゃねぇ。
お前と生きるために、逃げる」
🎼🌸「……それって、俺と一緒に“生きたい”ってこと?」
🎼📢「そう言ったら、調子乗るか?」
🎼🌸「うん。
でも、もう離さないから」
らんの指が、いるまの手をぎゅっと掴んだ。
その温もりが、冷たい風よりも確かに存在していた。
🎼📢「お前……ホントに変わったな」
🎼🌸「あんたが変えたんだよ」
二人は歩き出す。
傷だらけの身体と、壊れかけた世界の中で。
それでも――
互いの手だけは、強く結ばれたままだった。
🎼📢「なぁ、らん」
🎼🌸「なに?」
🎼📢「もし……もう一度どっかで平和に暮らせる日が来たら、
ちゃんと名前で呼んでやる」
🎼🌸「……それ、今でもいいじゃん」
🎼📢「ダメだ。
その日が来たら――ちゃんと、笑いながら言う」
🎼🌸「……約束だからね」
二人の影が、夜明けの光に溶けていった。
コメント
1件
わあ……第24話、涙腺崩壊しかけたよ😭💦 いるまがらんを守ろうとする姿と、らんが「今度は俺があんたを生かす番」って覚悟決めるシーン、心臓ぎゅってなった!!白の「間違いじゃなかった」も刺さるし、最後の「名前で呼んでやる」の約束がもう尊すぎて……手を離さない2人、最高です。めあさんの紡ぐ関係性が毎回エモすぎるよ〜!!✨
#すちみこ
りお
3,548
めあ🎼☔️
3,839