テラーノベル
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ルシェルナ「……不明?」
ルシェルナ「おかしいな、大体は
判明するはず…。」
ルシェルナ「インフェ王国のデータベースに
あるすべての鉱物パターンと照合しても、
モース硬度の測定すらできないなんて……」
ベル「ええっ!?博士の機械でも
『不明』なんですか!?」
ベル「そんなこと、今までの石肢病の
データには一度もなかったのに……!」
サータ「…どういうことだ、ルシェルナ。」
サータ「アルエルたちのクリスタルが僕らの
知らない新型に進化しているとでも言うのか?」
ルシェルナ「違う。クリスタルそのものの
性質が変わっているんじゃない。」
ルシェルナ「…この結晶、神童拓人たちの
肉体に浸食した瞬間に…」
ルシェルナ「彼らの体内にある『何か』と
融合して全く別のエネルギー物質に変質している」
天馬「俺たちの……体内の何か……?」
──────────
ガチャッ
??「センセーでも迷う程か?」
ルシェルナ「アガ……?」
アガ「それ、少し見せてくれないか?」
ベル「あ、宝石専門家さん……!」
アガ「俺は『アガ・アレクティト』。
まぁなんやかんやで、ここの医療班直属の
宝石専門家になったんだよ。」
アガ「よろしくな、地球のサッカー
戦士くんたち」
アガ「インフェの最先端機械が、
『不明』ねぇ…面白いじゃん。」
アガ「センセー、その削り取ったサンプル
俺の顕微鏡で直接見てもいいだろ?」
ルシェルナ「…ええ、好きにしなさい。」
ルシェルナ「その『宝石への異常な執着』が
今回ばかりは役に立つかもしれないからね」
アガ「ひどいな、執着だなんて。
愛って言ってほしいね」
──────────
アガ「……石肢病っつーのは、本来なら
進行がかなり遅いんだ。」
アガ「変化した部位がまだ少なかったら、
機械のデータベースじゃ判明はしないんだが…」
アガ「ふーん……。」
アガ「専門家でも迷うぐらい
珍しいもんだよ、こいつ。」
アガ「…なぁ、タクトだっけか?」
神童「……何だ?」
アガ「お前の家、もしかして結構
裕福だったりするか?」
神童「…財閥だ。」
アガ「ビンゴだな」
天馬「え? 神童先輩の家が財閥なのと、
この病気に何か関係があるの…?」
アガ「やっぱりな、ただの地球人の
サッカーの情熱だけじゃこんな特殊な結晶の
変異は起きねえ。」
アガ「歴史ある家系、引き継がれた血筋。」
アガ「あるいは、幼い頃から最高の環境で
磨かれてきた『本物の洗練された魂』…」
アガ「それがアルエルの呪いとぶつかった
からこんな前例のない変化が起きてるんだ」
アガ「……少し図鑑を見てもいいか?」
ペラッ
アガ「機械のデータになくても、俺たちの
世界の古い伝承やお前らの世界の『財閥』の
ルーツを辿れば…」
アガ「この結晶の正体……そして、それを
ぶち壊す方法が見えてくるはずだぜ」
──────────
アガ「…あった。」
アガ「図鑑の記述で、このサンプルの
波形に一番似てるのは『セピリア石』。」
アガ「…または、『メロディリア』だ」
ルシェルナ「メロディリア!?まさか、
あの幻の音響鉱石……!?」
アガ「……なぁ、タクト。」
アガ「お前、もしかして幼い頃から
『ピアノ』を習っていたりはするか?」
アガ「もしそれだったら、答えは後者だ」
神童「……っ!?」
神童「あぁ、そうだ…。俺は物心ついた
時から、ピアノを弾いている。」
神童「…それが、この結晶と何の関係が
あるんだ?」
アガ「大ありさ、やっぱりな…!」
アガ「『メロディリア』ってのはな、
ただの石じゃねえ。」
アガ「持ち主が奏でる『音楽の旋律』や
『リズムの情熱』に反応して、その輝きと
硬度を変える…」
アガ「俺たちの世界でも、超希少な
“生きた宝石”なんだよ」
アガ「アルエルの呪いのクリスタルが、
お前の高貴な血筋……そして何より、」
アガ「お前の肉体に染み付いた『ピアノの
才能』と『サッカーの情熱』を丸ごと
喰らおうとしたんだ。」
アガ「その結果、お前の体内で
『メロディリア』の性質を持つ、測定不能の
未知の結晶が生まれちまったんだよ」
天馬「神童先輩のピアノとサッカーの力が、結晶に……」
コメント
1件
うわ、めっちゃ面白い展開来たな…! アガってキャラ、出てきた瞬間から「この人、ただのオタクじゃねえな」って思ったけど、やっぱり宝石専門家か。しかも機械で「不明」だった結晶を図鑑から特定するとか、職人芸すぎるわ。それにしても「メロディリア」って…神童のピアノとサッカーの情熱が結晶になってるって、もうロマンしかないじゃん。 ルシェルナ博士が「執着」って言ったのに「愛だ」って返すアガのノリもツボった。次回が楽しみすぎる🔥
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#ちょっと妄想
ホノラ
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