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「……あー、まじでムカつく」
高専の自室に戻るなり、五条悟は盛大にため息をついた。
理由は一つ。同期の家入硝子の態度が、ここ最近どうにも生意気すぎるからだ。
今日も任務帰りに「五条、そこ邪魔。どいて」「最強のくせにそんなこともできないの?」と、けだるそうな顔で煽り散らかしてきた。いつもなら適当に流すか言い返すところだが、流石に今日の生意気さは度が過ぎている。
「ちょっとは反省させないと、調子乗りすぎでしょ」
悟は不敵に笑うと、ポケットからある「餌」を取り出した。海外の任務先で見つけた、愛煙家の間で幻と言われている超高級タバコだ。
「ほら、言ってたやつ。部屋にあるから入っていいよ」
「へえ、本当に手に入れたんだ。やるじゃん、五条」
硝子は何も疑わずに、悟の部屋のドアをくぐった。いつもの気だるげで、どこか悟を小馬鹿にしたような余裕のある態度。それが数分後にどうなるかも知らずに。
「で、どこにあるわけ?」
「そこ。ベッドの横……じゃなくて、こっち」
悟は素早く硝子の背後に回り込むと、有無を言わさずその細い手首を掴んだ。
「……っ、何? 暴力を振るうほど落ちぶれた?」
「はは、まだそんな生意気な口叩けるんだ。今日はさ、そのひん曲がった根性をちょっと叩き直してあげようと思ってね」
「ちょっと、離し――」
抵抗する間もなく、悟はベッドに腰掛け、硝子を自分の膝の上にうつ伏せの状態で引きずり込んだ。大人と高校生(それも規格外の体格差)の筋力差だ。硝子の体が完全に悟の膝の上に固定される。
「五条! 何考えてんの!? 離しなさいよ!」
「離さなーい。お仕置きの時間だからさ」
暴れる硝子のスカートを、悟は容赦なく捲り上げた。下着一枚になったお尻が露わになる。
「な、に、考えて……っ、やめて、五条!!」
余裕のあった硝子の声が、一気に焦りと羞恥で裏返った。
「生意気な口へのバツね」
**――パンッ!!!**
大きな音が部屋に響いた。悟の大きな手のひらが、硝子の柔らかいお尻を容赦なく叩く。
「いたっ……!? 嘘、信じらんない……!」
「信じられなくても現実。ほら、次」
**――パンッ! パンッ!!**
「あぐっ……! いた、痛いってば……っ!」
手加減はしている。しているが、最強の男の手のひらだ。まともに受けて痛くないはずがない。しかも、同期の男の膝の上で、お尻を丸出しにされて叩かれているという恥ずかしさは、硝子のプライドを粉々に打ち砕くには十分すぎた。
「いつもいつも、僕のこと舐めすぎなんだよ」
**――パンッ! パンッ! パンッ!!**
「ひっ、あ、痛い……! やだ、もう、やめてぇ……っ!」
激痛と恥ずかしさで、硝子の目から一気に涙が溢れ出した。あのクールで、いつも冷めた目をしている硝子が、顔を真っ赤にして、悟の太ももに顔を押し付けながら泣き叫んでいる。
「まだ反省してなさそう。はい、おかわり」
**――パンッ!!!**
「うわぁぁん! ごめんなさい! ごめんなさい、私が出過ぎた真似しました……っ! だからもう叩かないで……っ!」
ついに完全に心が折れた硝子は、ボロボロと涙を流しながら、必死に謝罪の言葉を口にした。
「……本当に反省した?」
「した、めちゃくちゃした……! 五条様、ごめんなさい……っ、うぅ、ひぐっ……」
ひっくひっくと背中を揺らして泣きじゃくる硝子を見て、悟は満足そうに口角を上げた。真っ赤に腫れ上がったお尻を最後に一度だけ優しく撫でて、ようやく拘束を解いてやる。
硝子はベッドの上に転がり込むと、急いでスカートを直して、涙でぐしゃぐしゃの顔を隠すように枕に顔を埋めた。
「よし、お利口さん。じゃあ約束のタバコ、あげるね」
「……バカ、大嫌い……っ」
枕にこもった声で、消え入りそうに呟く硝子。
その耳まで真っ赤に染まった姿を見て、悟は「あー、すっきりした」と心底楽しそうに笑うのだった。
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コメント
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わ、1話からすごい展開!五条の「お仕置き」発想と、硝子が最初あれだけ煽ってたのが最後は「ごめんなさい」って泣き崩れるギャップがえぐい…。ツンデレがデレた瞬間、めっちゃ好き。でもタバコで釣るとか五条らしすぎて笑ったw 今後の二人の関係が気になりすぎる!