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~ 短編1 ~

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~ 短編1 ~

6 - 人肌恋しい季節

♥

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2024年12月07日

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「最近寒くなってきたね」

そう言いながら元貴が近づいて来る

何だと考えている時間もなく、元貴が俺のコートの中に体をすっぽり入れてきた。

「冬は人肌恋しくなるよね」

そう言う元貴の顔は、少し鼻が赤くなっていてとても愛おしい。

今日は外での撮影で、俺も若干寒さを感じていたため少し暖かくなり頬が緩む。


元貴の体温を感じていると、急に後ろを振り向き踵を浮かせ、顔を近づけてくる

ほぼ0距離だ。

最初の数秒は目を見ていられたけれど、気恥ずかしくなり顔を少し横に向ける。

目を逸らす俺を見て元貴は爆笑していた。

その姿を見て元貴は本当に意地悪なんだと改めて感じる。

「若井今日かっこいいね」

悪戯っぽく微笑んで元貴が言う

思わず目を逸らしそうになるが何とか耐える。

「まぁね」

と少し余裕そうな表情を作り放つ。

「うん。めっちゃ」

元貴は俺以上に余裕そうで、俺の目を瞬きもせず見つめてくる。

その瞳を見て元貴には勝てないな、と思い元貴の肩に顔を埋め、背中に手を回す

俺の行動を元貴は可笑しそうに笑う。

「若井可愛いね」

耳元で普段とは少し違う声色で元貴は囁く

その声に過剰に反応してしまう俺がダサく感じた。





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