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7月20日
ついにこの時がきた、、、一学期最後の日終業式だ‼︎明日から待ちに待った夏休みだー‼︎今日は授業が4時間で終わり、その後保護者会があるから屋上には行かず、まっすぐ帰るんだ。俺がウキウキしていると、虹一が肩を叩いてきた。そうだ明日から夏休みになって、虹一ともなかなか会えなくなるのかそう思うと夏休みはあまり良い事じゃない気がしてきた、、、そうだ!
「虹一連絡先交換しよ‼︎」
ばッと俺が振り返ると虹一も同じ事を考えていたらしく、嬉しそうな顔でスマホのラインアプリを開いていた。虹一のQRコードを読み込み、虹一のラインにメッセージを送った。隣から通知音が鳴る。
“よろしく”
虹一からのメッセージが届いた。ラインだったら夏休み中でも虹一と話せる。我ながら良い提案だ。自分に惚れ込んでいるとスマホからかなりの通知が来ていて驚いた。しかも全部虹一から、、、よっぽど嬉しかったんだろうな、こっちの方が虹一も喋りやすいだろうし、、、
カタカタカタカタカタカタカタカタカタ、、、
ってか打つの早っ⁉︎隣からものすごいキーボードを打つ音が聞こえる。はやすぎる、、、追いつけねぇ
“LINE交換してくれてありがとう
夏休み中はこれでおしゃべりしよう
夏祭りの日程ライン決めてもいいかな?”
虹一から送られてくるラインの文面を見た。メモ帳のときもそうだったが、やはり何かを伝える手段が文字に起こすことだからスマホもメモも使い慣れてるな。
“もちろんいいよ”
俺もラインで会話した。フリック入力がいまだ慣れない俺は虹一にとっては焦ったく思うだろう。
虹一とラインを交換し、一学期最後の日は終わった