第4話

ファミリーにご挨拶

初兎『で？何のようでよんだん？』

LAN『実は…』

悠祐『勿体ぶっとらんではよ言えや！』

LAN『wwwすみませんwひぃwすみませんｯww』

悠祐『そんな笑うか⁈w』

暇72『LAN使い物にならなそうなんで代わりに俺言います』

ないこ『おぉ、なっちゃん頼むわ』

暇72『我々シクファニファミリー、オークションに行って参りました。』

ないこ『は？

はぁ”ぁ”ぁ”あ”あ”あ”あ”⁈⁈』

こさめ『そんな驚く〜？』

ないこ『いや、行くのは構わないよ、』

ないこ『何なら俺も結構行くし、』ﾎﾞｿｯ

if『あぁ行きはするんやw行きはするんやなw』

ないこ『うーん、行きはするんだけどね…話ズレたわ、いや、行くのはいいんだ、でもシクフォニファミリーがそんな所行くんだって思ってさ、』

仏『どーゆーこと⁇』

りうら『分かってない奴いるな』

こえ『ﾄﾞﾕｺﾄ⁇』

りうら『こっちにも居たわ』

ないこ『シクフォニファミリーってさ、LAN、暇72、こさめ、すち、みこと、で完成されてるじゃん、だからてっきりもう仲間は増やさないのかと』

くに『あー…まぁ確かに』

こた『んー…確かに』ﾓｸﾞﾓｸﾞ

くに『こた何食べてんの〜？』

こた『イカメシ〜』

くに『そっかぁ〜』

ゆう『今回呼んだのは新しい子を紹介するためですか？』

LAN『そうです‼︎』

れる『なら早く会わせろや‼︎』

LAN『ひぇw、怖いですwれるさん怖いですw』

れる『wwすまんなぁwこういうキャラなもんで…』

こえ『れるちそれ言っちゃダメなやつ‼︎』

いるま『…（行くタイミング見失った…）』

暇72『…LAN、アイツ待ってる』ﾎﾞｿｯ

LAN『！…忘れてた…ごめんごめん‼︎来ていいよ〜！』

ガチャ…キィ…

いるま『……』

ﾊﾞﾀﾝｯ

いるま『ｯ…』ﾋﾞｸｯ

ないこ『（警戒してる…全ての神経を研ぎ澄ましてるのかな…普通の人なら気にしない音にも反応してるし…）』

いるま『（…人…多っ…怖ぃ…）』ｷｮﾛｷｮﾛ

暇72『…』

いるま『…‼︎（…あ）』

ﾊﾞﾁｯ

目と目が合う〜♪瞬間〜♪好きだと〜♪（以下略）

失礼しました。

暇72『（…あ、）』

いるま『な、つ…なつ…？』

暇72『お、おう？』

いるま『…』ﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯ…

ちょこん、

暇72『おう？』

いるま『隣、居てもいい…？』

暇72『勿論いいけど…』

LAN『え〜⁈なっちゃんいつの間にか懐かれてるぅ〜‼︎』

こさめ『いいないいなぁ〜‼︎こさめも懐かれたい‼︎』

ないこ『…（ふーん、結構いい能力持ってんなぁ…でも、まだ自分でコントロール出来てないみたい）』

ないこの能力　神の目

相手が持っている能力が分かる。

弱点なども見ることが出来るため、オークションでは役に立つ。

状況を冷静に判断し、今必要な事も見れる。

全てが遅く見えるようになる。

ないこ『君の能力、強いけど自分自身が傷つかないと発動しないなんて…』

いるま『…（何で…俺の能力を…）』

ないこ『辛かったね、オークションで買われたと言うことは、その能力でいろいろさせられたんだよね、』

いるま『……何が分かるってんだ…』

ないこ『分かるよ、俺だってオークションで売られてたもん。』

いるま『…！……』

ないこ『辛くて、苦しくて、死にたいときも沢山あった。けど、死ねなかった。』

いるま『…』

ないこ『こんな俺を愛してくれない世界が大嫌いだった。』

ないこ『でも、売られたとき、コイツら…まろと兄貴に買われたんだ。』

ないこ『そっからはさぁ、なんて言うんだろ、…真っ白な俺の世界に色がついたんだ』

いるま『……』

ないこ『あぁ、信頼できる人が居るとこんなに安心するんだって、死ななくてよかったって、初めて思えたんだ。』

ないこ『だから、生きることを後悔してはいけないよ、』

いるま『…どーだろうな…もう、俺は生きることを、感情を持つことを諦めてんのかもしれない。それすらも分からないんだよ、』

LAN『じゃあ、俺が道を示してあげる。君が…生きてて良かったって思えるまで、』

LAN『ないこさんも…君も…世界に愛されて居るんだよ、だって、世界に生まれてきてるんだもん、』

いるま『…』

LAN『だから、”普通の生活”を俺たちとしよう？平凡な、平和な、幸せな、”普通の生活”を、』

いるま『…いるま、』

LAN『？』

いるま『…いるまだ。俺の名前、』

LAN『‼︎‼︎…やっと教えてくれた‼︎いるま‼︎』

いるま『…ﾌｯ』

LAN『いるま‼︎苗字ってある？』

いるま『…ない…けど、』

LAN『じゃあ君の名前は今日から六月（むつき）いるまだよ‼︎』

いるま『六月…』

LAN『やっと、やっと六つの月が揃ったなぁ』

LAN『じゃあ‼︎改めまして、いるまがファミリーになるのに異論がある奴‼︎出てこい‼︎』

…

ないこ『俺も無いよ、』

LAN『じゃあ決まりだね！これから宜しく、いるま、』

いるま『……ぅん、宜しく…』