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コメント
22件
ううッ、、、、、、、、、、(泣 神じゃないですかぁッ、、、、、、、、、、、(泣 ほんとにありがとうございますッ!もう、神すぎて尊敬の域こえちゃった、、、
もー読めないのかと思ってましたぁぁぁ!!😭 再投稿本当にありがとうございます!! またまた最高でした✨
再投稿ありがとうございます😭 この天才的な作品いつも見させて貰ってます♩ 違う方が書いたか忘れたんですが👼🏻🔪⚡️の作品見たいです❕ 間違ってたらすみません💧
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ෆ.人の多いところで閲覧しないで下さい。
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※主の作品では、👼🏻🫧⚡️🔪🎨☕️を使います。
▲
上記を守っての閲覧をお願いします。
👼🏻⚡️×🔪
後天性女体化(🔪)
R18↑
3,3000文字↑
これは俺らの恋人が正真正銘彼女になってしまった日の話。
。
。
。
🔪ₛᵢ𝒹ₑ
___
チュンチュンチュン
鳥のさえずりと、暖かい陽の光で目を覚ます。
自分1人が寝るには勿体ない程の大きなふかふかのベッド。
小さく可愛らしい欠伸をして体を伸ばす。
小さな小窓のレースのカーテンを開ければ、木漏れ日がキラキラと射し込む。
…………
なんて、
そんな幻想的な朝は来るはずもなく。
鈍い痛みを感じ目を覚ますと床に転がっていた。
きっとこいつらのせいだ、とキングサイズのベッドの上で爆睡をかます奴らを、まだくっきりとしない視界で確認する。
なんだか今日は体がだるい気がする…。
視界をクリアにしようとまだ少し眠い目を擦る。
その時俯いた視界に入るのは、腰辺りまであるであろう長い艶々な髪と、胡座をかく足が隠れる程の膨らみ。
「ん?……ぉおぉう?………ぅぉおおぉおおおおああぁぁ!!」
_______________________
⚡️ₛᵢ𝒹ₑ
___
「んだよ……ッせーな…」
朝イチからあいつの女声聞かされる方の身にもなれっつの。
つかなんで朝っぱら女声だよ。しかも叫び声。
でもなんかいつもよりわざとらしさが無かったような?
最悪の目覚めでぼーっと頭を掻きながら欠伸をかますと、何故か俺の隣まで来ていた👼🏻も のそっと起き上がってきた。
こいつ結局上裸で寝たのかよ。
「なんでお前隣にいんの…?」
寝起き特有の嗄声のようなガラガラ声で額辺りを押さえながら俺の方を向く。
俯き自分の位置を確認すると本当に👼🏻の言っていることが正しいらしい。
あれ、間に🔪挟んでたはずなんだけどな。
「なにこれ……」
俺の左側ベッド脇から聞こえるあいつの女声。
まだやってんのか……。
「何やってんだよ」
声が聞こえる方を覗き込むと、俺の声に反応して俺の方を見上げる🔪は半泣き状態。
……いや、それよりさ…、
俺は呑気に大欠伸をしている👼🏻の頬を思い切り引っ張る。
「ッだッ!!!…ッにすんだよ!!」
俺の手を振り払い怒声を上げる👼🏻には構わず、肩をバシバシと叩き俺が見たものの方を指さす。
「おい…あれ…」
「あ゛?」
俺の指さした方を覗き込み石のように固まる👼🏻。
「⚡️ぁ〜…👼🏻ぅ〜…」
そこには俺らの恋人そっくりの女が半泣き状態で座っていた。
_______________________
👼🏻ₛᵢ𝒹ₑ
___
「お前、🔪…だよな?」
思考停止していた脳みそも⚡️の声で我に返る。
その女は小さく頷いた。
いつも大きい目が今日は一段と大きい。睫毛だって、肌だって同じ。
普段から華奢な体は今では内蔵入ってんのかってくらい細い。
でもついてるもんはついてんだな…。桃、ぐらいか?
「とりま上がってこいよ、冷えるぞ」
「腰立たないもん…」
そう言いながら⚡️に向かって手を伸ばし広げる🔪。
意味、抱っこしろ。
しゃーねえ姫さんだぜ、うちのばぶ🔪ちゃん。
まあ、俺らのせいなんだけど。
昨日ずっと開脚してたから筋肉が緩みきってんだな。
⚡️は渋々と言った感じでいつも通り🔪の脇の下に手を入れ、持ち上げようとした時🔪からストップの声が入る。
何だよと2人して🔪の顔を見ると、少し顔を赤らめ、
「パンツずり落ちそ…、⸝⸝」
部屋に沈黙が流れる。
_______________________
👼🏻ₛᵢ𝒹ₑ
___
「どーしよ…連絡…」
結局、持っている中で1番ウエストのゴムがきついものを引っ張り出してきて穿かせた。
グレーの上下セットのスウェットを昨日こいつと半分ずつで着せたのを思い出した。俺が下、あいつは上。
何週間かに1回ある恒例行事、⚡️にベッドから落とされる🔪。その時は既に上のスウェットとパンツだけ。
下のスウェットはどう考えてもずり落ちるだろうな…。どれを穿いたところで同じだろう。むしろもう穿かないでほしい、今最高にかわいいから。
俺の胡座をかく上に三角座りですっぽり嵌る🔪を上から見下ろす。
でか。
男物のスウェットを着るとサイズが大きいから、お尻までスウェットで隠れるんだよ。穿いてるか穿いてないかギリギリ分かんねえ感じ最高なんだよな。実際ショーパンも穿いてねえんだけど。
…でか。
「…もしもし、ごめんね朝早くに……うん……うん…、」
まずはメンバーに報告ってことで電話。相手は🎨か?
「口頭で説明しても信じられないと思うから、一旦俺らの家来てくんない?一大事だから……そう、……うん、…うん、……それも来たら分かるよ」
スマホ越しに聞こえた🎨の声。「なんで女声?」だって。
まあ、そう思うよなw
しばらくこいつらの通話をスマホ越しに聞いていると、ガチャと寝室の扉が開きトイレから戻ってきた⚡️が入ってくる。
ちょうど通話も終わったらしい。
「🎨から🫧と☕️にも言ってくれるって」
「そ」
「ありがと」
会話の合間に🔪に”L”とピンクの文字で書かれたマグカップを手渡す⚡️。甘い匂いだ。ココアか?
「俺もひと口」
「いーよ」
「アホ。お前はこっち」
🔪からひと口貰おうと、🔪が差し出してくれたマグカップに口を近づけようとした時、⚡️が寝室に設置している小型の冷蔵庫から水の入ったペットボトルを俺目掛けて投げてきた。
危ねーな。何とかミスらずキャッチ出来た。
🔪も座ってんのに、当たったらどーすんだっての。俺の反射神経舐めんなよコラ。
まじ手癖悪ぃよあいつ。
「えぇー…俺ミルクティーが良かった」
心底面倒くさそうな顔をされたが、結局リビングの冷蔵庫まで行きわざわざ取ってきてくれた。
なんだかんだ優しいんだよな、俺にも。
🔪は特別だろ、俺もそうだし。
「あちッ」
「火傷すんなよ」
相当熱かったのか舌先をチロッと出し外気で冷まそうとしている🔪。
スゥゥゥ---……控えめに言ってエロいか…。
手が小さいからか、いつもよりマグカップですら大きく見える。
3人揃えで買ったこのマグカップも、もうヒビが入ってる。
また新しいの買うか…。
「んぅ〜…頭重い…」
いつもの何倍もある長さの髪に重力が取られ、顔を上げた🔪と目が合う。
「うしッ」
俺は持っていたミルクティーのペットボトルをサイドテーブルに置き、俺の上に座っていた🔪を少し抱き上げ下ろす。ベッドから降り、⚡️からヘアゴムを借りる。
「洗面所行くぞ」
「ん」
「ん」と無言で俺に差し出す両手。
「へいへい」
抱っこな。
いつも通り、俺と⚡️にだけ見せる甘えん坊な🔪を正面から抱き上げる。
「軽」
「いつも軽いやろ」
「え?」
「失礼!最低!」
「w」
「落ちんなよw」
冗談、毎日健康的でよろしいです非常に。
⚡️の声掛けの通り、俺を軽く叩き暴れる🔪が落ちないように支える手に力を込める。
3人で寝室を後にした。
_______________________
👼🏻ₛᵢ𝒹ₑ
___
「着いたぞ姫さん」
「姫じゃねーし」
誰がどう見ても今のお前はお姫様だろーよ。人を馬にしやがって。
俺からずりずりと地面に下り立つ。
「離すぞ」
「もう大丈夫、ありがと👼🏻っちゃん」
🔪からの返事を待ち、腰に回していた腕を離すと同時に、俺の肩に掴まっていた🔪の細い手も俺から離れ、正面の鏡に向き直る。
もう立ってられそうだな。
「うい」
「ありがと」
⚡️が俺の分の赤い歯ブラシも歯磨き粉を付け手渡してくれた。軽く礼を言い歯ブラシを口に突っ込む。
鏡越しの目線を少し左下にやると、まだ眠いのか目をぱちくりさせながら歯を磨く🔪の姿。スウェットが左に偏り、透明度の高い白い肩が丸見えだ。
あ、そうやん。
俺はある事に気づいてしまった。
こいつ今ノーブラじゃん。
え、薄い服なんか着させられんよ?
え、もうあいつら来んだけど?もっとごついスウェットに着替えさせるか…。
なんて歯磨きをしながら黙々と考えていると、🔪から脇腹を肘で突かれた。
「見すぎ」
「w」
…そんなに見てたか俺?
⚡️も🔪の隣で笑ってるだけだし。
いや、そりゃー見るだろーよ。こんなこと一生に一度あるか分かんねえんだぞ。
今まで3Dの世界でこんなに間近に女を感じる事なんて無かったからな…。今後金輪際無いことだろう。
俺は口の中を洗い流し、寝室に向かう。
_______________________
⚡️ₛᵢ𝒹ₑ
___
着替えを済ませ戻ってきた👼🏻の手にあったのは、また別のフード付きスウェット。
黒色で分厚く少し季節外れ感が否めないが、まあ、👼🏻の考えも分かる。
「🔪こっちに着替えて」
「ええー…あついやんそれ」
「いいから」
「むっ…命令すんなし」
「はよ着替えろ無理やり脱がすぞコラ」
口悪ぃ…。
「変態!嫌い!」
「あっ、おまっ、嫌いって言ったな!取り消せ!」
「やぁだあ!」
「危ねぇからやめろ!」
歯ブラシを咥えたまま走り出す🔪に軽く注意するも俺の声は届いていないらしい。そんな🔪を追いかけ回す👼🏻。ガキかこいつら。
俺も紫色の歯ブラシを片付け、俺に向かって走ってくる🔪の首辺りに丁度俺の肘が食い込むように待ち構える。
「ぐえっ」
俺の思惑通りにかかってくれた。
そのまま抱きとめ、こいつの口からピンク色の歯ブラシを取り上げ首根っこ掴んで寝室まで引っ張る。
「お、おい…今は仮にも女の子だぞ…?」
「あ?」
「…ぱおん」
俺の背後で👼🏻の制止する声が聞こえたが軽くあしらう。
全く誰のせいだと思ってんだ。
「うぅ…おっぱい見られた…もうお嫁に行けない…」
「今更他にどこ嫁ぐっつーんだよw」
寝室に来るなり有無を言わさず上服を脱がせ👼🏻が持っていたフード付きスウェットに着替えさせた。
脱がせるのなんざもうお手の物で、どんなに抵抗されたって簡単な事だ。
にしても今日は一段と甘えん坊になっている気がする。
現に今、リビングへ移動している際も自身の足で歩いてはいるが俺の腕の服裾を掴んで離さない。
やはり女になった怪奇的な現象に、いくら剽軽に振舞っていても実際は怯えているのだろうか。
「なんかいい匂いする…」
グゥ〜と腹の虫を鳴らす🔪。
こんな状況でも食欲は衰えることを知らないんだな。
リビングの扉を開くとキッチンに立ってる👼🏻が目に入る。
「わあ👼🏻っちゃん何作ってんの?」
「今日は俺がお前らにフレンチトーストを振舞ってやろう」
そこそこ料理のできる👼🏻と🔪。
俺?
俺はキッチンの物に触るの禁止されてんだよなあ〜。許されてるのは電子レンジでチンする事だけ。
「もしフライパンとか使うなら俺達が見てる時にしてね、絶対」だってよ。
「🔪食える?」
「うん」
「何枚?」
「3枚。もうすぐあいつら来るしあんまし食べちゃうと後で食べれなくなるよな」
あ、まだ食うつもりなんや。
「⚡️はー?」
「1枚。」
俺も全然食べれない方じゃないはずなのに、こいつといると感覚バグるんだよな。
「⚡️、そこのスウェットあいつに履かして」
指差された方に目を向けると、ダイニングチェアにハーパンが掛かっていた。
「べつに自分で履けるもん」
そう言いながらそそくさとハーパンを手に取りその場でハーパンに足を潜らせる🔪。
なんか…、見てはいけないものを見せられている気分…。
男の体とは違い、細いおみ足は変わらないがそれでも程よく肉のついた太ももは手を沈めたくなる不思議な魅力がある。
「やっぱでかい」
ウエストまで上げたにも関わらず丈は膝下。三角座りなんてすればパンツ丸見えだぞ。今日は正座か女の子座りしろって言っとかないとな…。
「🔪こっち来て」
手招きし🔪を呼び寄せる。俺の声に素直に従い寄ってくる。
なんか今日は足音が てちてち 言ってるような気がすんなw
俺の前に立たせ、両腕をこいつのウエストに回す。やっぱ女ってほせー…。
俺よりも10cmは低いであろう身長に少しばかり優越感を覚える。特段、普段の身長差を気にしている訳ではないが。決して。
こいつの右肩から顔を出し俺の手元を確認しながらウエストのゴムをキツく固く結ぶ。ずり落ちないように。
こいつの元から離れる時、自分でもよく分からないが🔪の頭にポンと軽く手を置いた。
自分ではそんなつもりは毛頭ないが、本人に悪気は無いんだろうが2cmしか変わらない差をナチュラルに無意識下で煽ってくるこいつへの無意識の傲りだったのかもしれない。
幸い本人は、そんな俺の無意識の行動には気づいていないようで、腰紐を結んでくれた事に対しお礼を言うのみで終わった。
「んまぁい…んまぁ〜」
「さんきゅー👼🏻」
「明日は🔪の奢りで焼肉かー」
「……なんでだよ!w」
美味い美味いと頬いっぱいにフレンチトーストを頬張る🔪。
これに関しては👼🏻と完全一致同意見。こいつにはいくらでも美味いもん食わせてやりてえんだよな。食べれなくなるその日まで。
👼🏻がふざけて言った冗談にツッコむ為に、頬に沢山貯めた食物を急いで飲み込む🔪。
行儀良いよなこいつ。
「まだ食べたい気分…」
「太るぞ」
「うぅ〜…なんか今日めっちゃお腹すくんだよお〜…なんでぇ〜?」
いや知らんけど。
「🔪ーん」
「んぅ?」
「ほれ、あーしろ、あー」
「あー……ん…、ぅまんま」
ええ…なんこいつら。
めちゃくちゃに撫で回したいんだけど?
あーん、て。あーん、て。
こっちが胃もたれするわ。
「ご馳走様でした」
パンッと両手を合わせ挨拶を終えるとダイニングチェアから立ち上がり、🔪の背後に回り、どこに持っていたのか懐から くし を取り出して🔪の長い髪を梳かし始める👼🏻。
「🔪、女ならどんな髪型が好き?」
「ツインテール」
まだ食べ終えていない🔪に問いかけると、食い気味に返答する。
「高さはー?」
「ん〜……耳上くらい?」
おけーと相槌を打ちながら手を器用に動かす👼🏻。
俺はポケットからスマホを取り出す。
俺はもうとっくに食べ終えている。
「ごちそうさま」
「できた」
🔪が食べ終わるとほぼ同時に👼🏻の声も重なる。
「🔪こっち向け」
「俺天才じゃね?」
ツインテールの🔪と自信満々な顔をした👼🏻、2人を俺のスマホのフォルダに収めることが出来て俺は満足。
大量の砂糖を摂取するよりも甘いものを摂取させられた俺の脳をぶった斬るようにインターホンが室内に響いた。
「お、あいつら来たか?」
「どーせならあいつらビックリさせたいじゃん?w」
「👼🏻っちゃん悪い笑顔やめて!w」
「いいなそれw おい🔪ここ座れ」
満面の笑みで俺が指定した椅子に座る🔪。こいつもめちゃくちゃ乗り気じゃねーかw
_______________________
🎨ₛᵢ𝒹ₑ
___
作業明け、もうそろそろ寝ようかという時に珍しくL✘NEの通話が掛かってきた。誰だ?と思い伏せていたスマホの画面を見ると、「いるいる」の表示。
通話に応答すると聞こえてきたのは⚡️ちゃんの声ではなく、企画なんかでよく耳にする🔪🔪が女声をする時のような声。
⚡️ちゃんや👼🏻ちゃんのスマホからよく🔪🔪の声が聞こえることはあるけど、そもそも女声で話してくるなんて初めてだ。
え、?…回してる?
警戒しつつ🔪🔪の話を聞いていると何やら緊急事態だと。
声色的にはかなり落ち着いているようだけど。近くに2人が居るのか。
寝たい気持ちは山々だが、もし動画を回していて何かの企画中なら行かない訳にもいかないよな、もし本当に緊急事態なら大変だしな…等ひとり黙々と考えていたが、どうやら来てほしいのは俺だけでは無いらしく、🫧ちゃんと☕️ちゃんにも来てもらうんだと話す。
なら、と思い俺から連絡しておくよ、と🔪🔪には声を掛け通話を切る。
最後にどうして女声で喋ってるのか問うてみたが、結局それも🔪🔪からの回答は俺の疑問を加速させるだけだった。
今ひとりで考えたって時間の無駄だなと納得させ、スマホをスワイプする。
「なにそれ…」
合流した🫧ちゃんと☕️ちゃんの手には沢山の大きな紙袋が握られていた。その袋には女性物の洋服ブランドのロゴがプリントされている。
「え、洋服」
「それは見れば分かるよ…」
俺はそんなの買ってどうするのって聞いてんの。
「🔪🔪に!」
はい…?
「話聞く限り、絶対🔪🔪女の子になっちゃったんやと思うんよ!」
「って☕️ちゃんと話して女の子の服買ってこってなってなー」
とびきりの笑顔で楽しそうに俺に話してくれる☕️ちゃんと、そんな☕️ちゃんの話の補足をするように🫧ちゃんも声色からして内心ウキウキなんだろう。
待ち合わせの時間より遅れてきたかと思えば…。
それに、俺が電話を受けた時から現実逃避してきた回答をあっさり答えられて気が抜ける。
…🔪🔪頑張ってね。きっとこの2人の着せ替え人形にされるよ…。
_______________________
⚡️ₛᵢ𝒹ₑ
___
「はーい」
「来たよー」
「⚡️にきや!」
聞き慣れたあいつらの声を聞き、ドアのロックを外し扉を開ける。
そこにはいくつもの大きな袋を下げた3人の姿があった。
「何だよその大荷物」
「まあまあw」
「はいはい⚡️ちゃん中入ろうねー」
いや俺の家。
何故か出迎えた側の俺が🎨に背中を押され中へと押し込まれる。
お邪魔しますと口々に言い、丁寧に靴を揃える3人。
そのまま真っ直ぐ廊下を抜けると、リビングに続く扉がある。
その扉を開けた先、真正面には🔪がドアを背中に座っている構図だ。
🔪の状態を知らない3人の事だ。ドアを開けた先に女がいたらびっくりするだろw
俺はあいつらのリアクションを期待して扉に手をかける。
「ほらな!」
「🔪🔪!」
「まじ…?」
それぞれ三者三様のリアクションを取ったかと思えば、俺の横を通り過ぎ、椅子に座る🔪にバックハグをする🫧。
え、こいつら知ってたん?
俺の思ってた反応とちゃうんやけど…、普通「え!?女の人!?」「うわあ!」「………」ってなると思うやん!
てか🫧くっつくな。
「え、?🫧?」
「🔪くんやっぱり女の子になってしもたんやな」
「え、知ってたん?」
「う〜ん…何となく?🫧勘いいから!」
🔪に抱きついたまま話し始める2人。
そんな🫧を無言で引き剥がす👼🏻。日常茶飯事過ぎて言う気も失せる。🫧が退いた事により後ろを振り返る🔪。
「☕️と🎨も!俺女になったんやけどw」
「かわいい🔪🔪!」
「…随分余裕そうだね🔪🔪…w」
「🔪くんおっぱいでかあ!w」
「そうなんだよー」
自身の両手で乳を持ち上げるようにジェスチャーする🔪。
危機感ねーのかこいつ。
「触っていい?」
俺は気づけば🫧の頭を叩いていた。
あ、すまん、つい。
「痛いなあもう!」
「今のは🫧ちゃんが悪いよw」
俺に叩かれた部位を擦る🫧を宥める🎨。それを苦笑いで見ている☕️。何ともいつも通りの日常だろうか。
🔪が女になっている事以外は。
「それより!3人はもうご飯済ませた?」
☕️の問いにそれぞれ頷くと先程の大荷物を🔪の前に突き出し、「これ!」と自信満々というような笑顔で差し出す。
俺たち3人の頭に浮かぶ?とは裏腹に、🫧も☕️同様満面の笑顔で、🎨はそんな2人を見て苦笑い。
これは、🎨が2人の暴走を止められなかったんだなと察する。
_______________________
⚡️ₛᵢ𝒹ₑ
___
「🔪🔪終わったー?」
「早く早くー!」
隔てた壁の奥からは何の応答もない。
しばらく待っているとガチャと扉が少しの隙間開かれる。
その隙間の奥からは普段のあいつからは想像もつかない程、か細い声で、普段イキリ散らかしてる奴だとは到底思うまい。
「俺ヤバい奴になってる…絶対…見てないけど…やっぱ着替える…」
余程自信がないのかすぐにドアを閉じようとする隙間に👼🏻の手が入り込み🔪を引き出す。
「おぉ……!」
「🔪🔪!かわいい!」
「似合うね」
「……ふざけんなよ⸝⸝」
👼🏻に引っ張られドアの外に出て来た🔪は、俗に言う地雷系ファッションを身に纏い、恥ずかしさのあまり耳まで真っ赤に染め上げ、短い丈のスカートを少しでも長くしようと下へ下へと引っ張りながら、俺らの方をキッと睨む。その目尻には軽く涙まで溜まっている。
桃色の肩出しブラウスに黒のフリルを基調としたデザインがより女の子らしさを強調している。
ウエスト部分はコルセット素材で締め、スカート部分はボリュームのあるパニエ素材。
メリハリのあるシルエットが🔪の体型にぴったりフィットしている。
「まだ服はいいけどさあ…⸝⸝」
スカートを押さえながら口篭る。
ん、?
「誰だよ…下着まで揃えてきた奴…!⸝⸝」
その言葉を聞き🔪の隣に立っていた👼🏻が後ろからスカートを捲り確認する。
「まじやん」
「何色?」
「黒」
「ばかばかばかばか!⸝⸝」
不思議だよな。
男の時はパンツなんか見れられても平気だったのが、今では、あんなにも恥ずかしがって涙目で👼🏻をぽかぽか叩いてんだから。
おーおー、そんなに背伸びして もたれかかったらほんまにパンツ見えるぞ。
心は男のままだから、女物を穿いてるってこと自体恥ずかしい要因なのかもしれないが。
心配すんなよ。
俺らはクッソ気分いいぞ。
「誰が買ったん?」
「🎨っちー」
「「え?」」
思わず👼🏻と声が揃った。
まあでも、よくよく考えてみればこいつら3人の中で誰が、と言われれば🎨と答えられるのが1番納得出来るのかもしれない。
まずそもそも🫧に女性物の店舗に1人で入る勇気は無い。
☕️…なら、違和感はないが、店舗内に入ったところでキョドって終わり。
にしても、🎨っちー…。
お前何やってんだよ……。
「楽しくなっちゃってさ…w」
おい。こいつモノホンや。
話を聞いていると、3人で集合した後も🫧と☕️の買い物に付き合わされたらしい🎨。色々服を見ながら、女になった🔪の事を考えていると楽しくなってきた、と。
え?
勝手に想像してんなよ。
「お前金取るぞ?」
「ごめんて…w」
「なんで⚡️が金取んだよ!俺のだ!」
「お前は黙っとけ🔪」
_______________________
👼🏻ₛᵢ𝒹ₑ
___
「キッチン借りていい?」
「お、🎨の手料理?」
ひと通り🔪で遊んだ後、気づけばもう13時半になっていた。
さっきは良いもん見たな〜…。
🎨も🎨だろ。なんだよ黒のレースって。いい趣味してんな。
しばらくこれで吊ろう。
学生の頃の夢、スカート捲りも果たせた所で俺は満足だが、腹は減るもので。
「俺も手伝う!」
俺らにオモチャにされて不貞腐れていた🔪が何度も左手を挙げて返事する。
何着か着せ替えさせてみたが、結局地雷系ファッションが満場一致でこいつに1番似合うなってことで今もそれを着させられている。
座り方も⚡️に口酸っぱく言われて大人しく女の子座りしている🔪に☕️が近寄って行く。
「🔪🔪、これも」
「もおー、またあ?」
「ちゃうちゃうw これはそんなに嫌じゃないと思うよ?」
口では嫌がっているが、可愛いもの自体見るのは好きな🔪。
ただ、その可愛いを身に纏っているのが自分というのが嫌なんだろう。
「ちょっとじっとしててな」
そう言いながら🔪のツインテール部分に、少し大きめのリボンの飾りを付ける。
「はい、出来た」
と同時にスマホのシャッター音。
「あっ!また撮ったな!ほんまに金取るぞ!」
「あぁ〜、ちゃうってぇ〜……これ見て?」
スマホの画面を🔪に見せる☕️。
それを見て目を丸くする🔪。
「俺可愛くない!?」
「カワチイネー」
「カワチイネーw」
「何なんだよお前ら!」
実際、本当に可愛い。
髪色と同じ黒色のリボンだから同化しそうな物を、前髪で気を引かれ見事に分離されている。
ただ、🔪が言う事に対して素直に認めるのは癪だからみんなしてこいつを煽るんだ。
またまたぷんぷんと拗ねてしまった🔪に今度は🎨が近寄り声を掛ける。
「ちゃんと可愛いよ🔪🔪w」
「…笑ってるやん」
「ごめんよw 拗ねてる🔪🔪も可愛いなって」
「拗ねてない!」
「w なら料理手伝ってくれる?」
「……うん」
ママ?
上手いこと絆された🔪は🎨に連れられキッチンの方へ向かって行った。
_______________________
🔪ₛᵢ𝒹ₑ
___
「ん〜……ニラ玉、かなぁ?」
🎨に連れられやって来たキッチンで、俺は朝食で使った食器を片付けていた。その間、🎨は冷蔵庫を眺めメニューを考えていたようだ。
「ニラ玉?」
「うん、🔪🔪いるし」
「……?」
ニラが健康にいいのは分かるけど、🔪🔪いるし?
何か関係あるのかそれ?
「🔪🔪、その棚から鶏ガラ取ってくれる?」
「うん」
指さされた棚に視線を移し見上げる。
あ、れ?
この棚こんな高かったっけな…。
届くか?と内心思いつつ精一杯手を伸ばし、バランスを崩しそうな程背伸びしてもギリ届かない高さ。
はあ?
腹立つ。
そんな俺に気づき「あ、届かなかった?」と食材を切りながら声をかけてくる🎨。
👼🏻🫧⚡️の糞ガキ共みたいに煽ってくる訳じゃないのが余計にタチ悪い。
「俺取るから待ってね」
「いい。台持ってくるから」
「え?w 面倒じゃない?それ」
「うるさいなぁ…」
「えぇ…なんで拗ねちゃったの」と独り言のように呟きながら俺の背後から手を伸ばし鶏ガラを取る🎨。
「あ、そこの瓶開けて中身フライパンに入れてくれる?」
指定された瓶を手に取り、左手を蓋にかけ左右どちらともに回してみるがビクともしない。
俺は瓶を持っている右手を振りかざす。
「え!?ちょっと待って待って!」
🎨に右腕を掴まれ、俺が振り下ろす前にそれは止められた。
何してんの、と若干怒気を孕んだ困惑の声色で🎨の方へ振り向かされる。
「……蓋開かないもん」
「開かないからって壊すのは違うでしょ?分かるよね?」
「……ごめん……」
何してんの俺。
思考よりも先に感情で動いてしまった。
そりゃあ、🎨も呆れるよね。
あ、やば、、
鼻の奥が痛み始める。
「…🔪🔪?ちょっと休憩してな?今日はデジデトの日でしょ?」
「そうするわ…」
カーペットの上の座椅子にそれぞれ座る👼🏻🫧☕️と、ソファの端に肘を掛けて座る⚡️。みんな何やら楽しく雑談してるみたい。
「おわ、どうした?」
俺は⚡️が座るソファにダイブしこいつの太ももに顔を埋める。
「🔪くん🎨っちーの手伝いしてたんじゃなかったん?」
うっ。
「…⚡️ごめんな?お前の気持ち今では痛い程分かるよ……」
「は?」
みんなにさっきまでの俺の失態を話した。
話の途中で離れていた3人も俺らの近くに寄ってきて、俺の話を聞きながら👼🏻は背中を摩ってくれていた。
「お前一旦男に戻ったら覚えとけよ?」
「ごめんね、届かないと腹立つんだね…」
「🔪🔪……w」
「煽りすぎやろw あとで怖w」
「手も小っちゃいと上手く掴めないもんね…お前手も小さいから…」
「もw」
マグカップだって、いつもと感覚が違うからか片手で持っていると落としそうで怖くて両手で持ってたもんなあ…。
⚡️も毎日苦労してんだな。
そんなことを頭の片隅で思っていると俺の視界が横転した。
「…なに?」
俺の視界が捉えるのは、背の高い天井と、それとは真逆の⚡️の顔。
その表情は笑っているものの真は笑っていない、というやつ。
はあ……いつもの仕返しにと思って少し煽っただけでこれだよ…。
ほんと、お子ちゃまでちゅね〜w
「程々にしとけよ〜w 🎨にどやされんぞ」
「あー安心しろってw ちょっと分からせてやるだけだから」
「目がマジなんよ⚡️にき…」
「うえぇ…?えぇ……す、🎨くん……!」
勢いよく立ち上がりキッチンの方へ駆けていく☕️。
それを目線で追っていると、両頬を鷲掴みされ正面を向かされる。
「ごめんねは?」
「……可愛くてごめんね?」
「よし処す」
「こっわw………うひゃw…あは、はッ……やめ、ッw」
ソファに押し倒されたまま、俺の上に跨る⚡️に脇腹をこちょがされる。
いくら押し退けようにも流石に男に跨られるとどれだけ俺が力を振り絞ってもその努力は皆無に等しい。
「やめッ、…悪かっ、た、ってw、……ひゃッ…ごめw、」
「……ごめんなさいは?」
「はぁ-っ……はぁ-っ……ごめん、なさい…」
俺の謝罪を聞きすぐに俺から身を引く⚡️。
と同時に☕️が🎨を連れて戻ってきた。
_______________________
⚡️ₛᵢ𝒹ₑ
___
「どしたの☕️ちゃん、…………何してんの?」
「⚡️くんが🔪くんをいじめてました〜」
「もう…何やってるの…、ご飯用意出来たよ」
「ご飯っ!」
🎨にチクるだけチクってそそくさとダイニングに消えていく🫧。
「⚡️ちゃんも、盛るのはいいけどせめて俺らが居ない時にしなね」
「盛ってねーよ、こんな奴に」
「こんな奴って酷くない!?」
盛ってはない、今は。反応が思ったよりエロかったのは認める。
赤面で涙目で必死に俺に抵抗する姿にはクるものがある。
珍しくあっさり引いてくれたから良かったものの…。
「👼🏻っちゃあん…」
「近寄んな」
「えぇ〜……酷い……☕️ぉ〜…」
👼🏻も限界だったか…。
俺らに突っぱねられた🔪は☕️に助けを求め両手を伸ばす。そのまま苦笑いで受け入れる☕️。
ほんまこいついいご身分だぜ…。
って言ったらまた怒られるな。前に「なら素直になりなよ」ってクッソ冷めた目で見られた事を思い出した。
「もおさいあく……せっかくしてくれた髪グシャッた…」
「解いちゃったん?」
「ぐしゃぐしゃになったの!あいつのせいで!」
勢いよく俺を指さす。おい人に指さすな。
「ご飯食べ終わったらまた直してもらおー?w」
「☕️直してよぉ〜…」
「ええぇ俺?上手くできる自信ないよ?」
「冷めちゃうから先食べてねー!」
キッチンの方から🎨の大きな声。
「だってw」
「ぶーぶー」
「拗ねないw」
「豚かよw」
「最低!👼🏻嫌い!⚡️も嫌い!行こ☕️ちゃん!」
「もお〜…喧嘩しないで〜?」
🔪に手を引っ張られ連れて行かれる☕️、2人の背中を眺める。
…………。
👼🏻の方に視線を向けるとちょうどこいつも俺の方へ振り返る。
あいつらが去って行った方へ指さす👼🏻に俺も無言で頷く。
ガチ拗ねたか?
「俺こっち座る」
俺らの家に集まる事が多い為、大きなダイニングテーブルには普段から6つのダイニングチェアを用意している。
席順は決まって端から
⚡️🔪☕️、机挟んで
👼🏻🫧🎨。
そんな中、明らかに俺と👼🏻を避けようと、🎨と席を変わる🔪。
「🔪🔪これもあげる」
「え」
「さっきはごめんね?🔪🔪も大変だよね…」
「え、や!悪いの俺やん!なんで🎨が謝るんw」
家に来る前に買ってきたという有名店の洋菓子を、自分の分もと🔪に渡す🎨。お互い素直な謝罪にムードは一転して楽しそうに会話を広げる2人。
「らn「🫧、これ美味しいからあげちゃう〜♡」……」
「あ、りがとー…w」
あからさまに俺の言葉を遮り、隣に座る🫧にあーんする🔪。
そんな空気感に流石の🫧も戸惑い、普段の様子の よ の字もない。
はッ、俺らの話は聞く気もない、と?
「チッ」
「ちょ、舌打ちしない!」
「…………」
「うえぇえ!?🔪🔪、?」
「なに!?びっくりした…」
は、?
「🔪🔪?大丈夫?」
☕️の声に思わず🔪の方に目だけ視線を向けると俯いて動かない🔪。
長い髪に隠れて表情は見て取れないが、☕️の反応、傍にいた🎨の反応からして余程の馬鹿でない限り大体想像がつく。
「…熱いもの食べたら鼻水出るやん、?w」
と言いながらまたも鼻をすする音。
目の前の食事すらほっぽり出して席から立ち上がり「ちょっと鼻かんでくる」と言いながら俺らの方には一切顔を見せずダイニングから出て行った。
みるみる内に体内を巡る血が固まっていくような感覚に陥る。
それは👼🏻も同じな様で。
「🔪🔪大丈夫かな?」
「え、なに?何事?」
「……俺見てくる?」
「待って」
心配する🎨☕️を止め、状況を理解していない🫧は置いておいて🔪が逃げ込んだであろう部屋まで👼🏻と共に歩を進める。
「🔪?」
扉の前に立ち👼🏻が声を掛けるが当然返答はなし。
埒が明かないなこれじゃ。俺と目で合図を交わし「入んぞ」と一応声を掛け扉に手をかける。
扉を開けた途端、何かの衝撃を腹部に受けバランスを崩しフロアに尻もちをつく俺と👼🏻。
「へへ、びっくりした?」
俺らの腹の上に抱きつき口角を吊り上げ、嘲笑的な眼差しと笑みで俺らを見上げる🔪。
「いつもの仕返しだよばーか」
捨て台詞を残し立ち上がろうとするこいつを俺らがみすみす逃す訳もなく、「わっ」と、首に腕を回し立ち上がりを阻止した事に驚いた声を上げる🔪。
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🫧ₛᵢ𝒹ₑ
___
「🔪くん大丈夫なんかな…」
「あー、あれ嘘泣きだよw」
え?
泣いてしまった🔪くんを追いかけて👼🏻くんと⚡️くんも居なくなったダイニングに残された🫧ら3人。
喧嘩、とまでは言わない言い合いを普段からしている3人だけど、🔪くんが泣いてしまう程危機的状況だというのに、何故か一切の焦りも見せない🎨くんと☕️ちゃん。
不意に零れた俺の心配に🎨くんが呆れたような笑いを浮かべる。
「いっつもいいようにされるから仕返し、だってさ」
「え!🫧聞いてないんやけど!」
そんなおもろそうな事するなら🫧にも言ってほしわ!ほんま!
「あ」
「戻ってきたかなw」
そうこうしてるうちに2人分の足音と、何やらギャーギャーと騒がしい声がリビングに続く廊下に響く。
「おい🎨☕️表出ろや」
「バレてるw」
「しょーもない事しやがってよぉ?」
「おい離せよ!」
扉を開いた途端ドスの効いた声、ポストヤンキーのような装いでカチコんできた👼🏻くん。👼🏻くんの後ろからすぐやってきた⚡️くんもそんなポストヤンキーの👼🏻くんの真似をしている。
そんなおふざけなんかよりも俺が気になるのは、⚡️くんに俵抱きされている🔪くん。
「ふつーお姫様抱っことかだろ!女の子には!」
「てめーいつから女になったよ」
じたばたと手足を動かす🔪くんを落とさないようにがっちり抱えてんだなw
筋が浮き上がる程、腕に力を込めている⚡️にき。
「おろせ!」
近くにあるソファに🔪くんをぶん投げた⚡️くん。
案外あっさり捨てるんだw
体重、どんくらいあるんやろ、オモチャみたいに自由自在に扱われてるけどw
「あ、ごめんごめん、落とせって聞こえたわw」
「最低!ばーかばーか!」
「よし、🔪の奢りでどっか遊び行こーぜ」
「は!?聞いてないし!嫌!」
「ほな(5)の方で行き先決めるかあ」
「なんで!その場に居るんだからそのまま会話しろよ!てか俺ハブるな!」
無駄に長いツッコミも、言い合いも、何もかも🔪くんが女の子になった事以外なんら普段と変わらない日常。
「ほんまうるさいなぁw」
「「「お前だけには言われたくない」」」
言い合いしていた3人から総ツッコミを食らった。
ぷっ、息ぴったしやんw
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☕️ₛᵢ𝒹ₑ
___
「お、いいのあんやん」
🔪🔪にお化粧する🎨くんを眺めていると、俺らが買ってきた袋の中を漁り何やら発見した様子の⚡️にき。
それにしても、🎨くん見様見真似で何でも出来るんやなあ…。
多少のメイク道具はみんな持ってるから、それを使って、女の人がメイクの解説してる動画を観ながら🔪🔪に「化粧してみていい?」って自分から進んでやりたがってたんよね。
絵を描く感覚と同じなんかな?🎨くん楽しそう。
「まつ毛上げていい?」
「え、こわ……肉ちぎれない?」
「大丈夫だってw」
ビューラー?まで持ってたんや…。
「これも履かせとこーぜ」
⚡️にきに合流して👼🏻っちゃんも口をあげる。
「よけいにエロならん?それw」
⚡️にき👼🏻っちゃん🫧ちゃん3人で何か模索しているらしい。
「終わった?」
「あとリップ塗って完成かな〜」
「🔪これ履いとけよ」
「なに、タイツ?これ」
「ニーハイ」
「🫧が買いました!」
「あとコレ」
そう言ってニーハイソックスと一緒に🔪🔪に手渡したのは足に付けるチョーカー。
衣装がセットアップやったから、それに一緒に付いてきたんよね。
「何これ?」
「俺付けたる」
「お前ペットやんw」
「はあ!?首輪ってこと!?じゃあ付けん!」
「アホw お洒落っつーんだよこーゆーのは。お前も余計なこと言うな」
ペット、というか、この2人は少なからず🔪🔪を自分達だけのものやと思ってるんよ。
やから、🔪🔪の首輪って表現もあながち間違ってはない。
実際、首輪を付けて自分達の元から離れないようにって意味は込められとるよなあ…。
🔪🔪もそれに気づいてて、それを受け入れてる節がある。
ま、3人が幸せなら俺は何だって良いんやけど。
「おい☕️置いてくぞー」
「はーい」と返事し俺も家を出た。
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🔪ₛᵢ𝒹ₑ
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夜も深け、長い時間6人で遊んでいた。
ボーリングも何時間したのか分からないほど何ゲームもやり続け、少し休憩にトイレに来た俺。
「俺も行く」と着いてきた☕️はトイレに行ったきり未だに出てこない。
女の子待たせるってどういうこと!
俺はスマホを触りながら少し開けた場所で☕️の帰りを待つ。
「お、美人なお姉さんはっけ〜〜んw」
「俺らと遊ばん?」
うわ、典型的なナンパ野郎じゃん。
ナンパされてる女の子かわいそ。
俺は心の中でその人に同情し素知らぬ顔でスマホを操作する。
「クールなお姉さん? おーいw」
「聞こえてる〜? 無視は酷くなーい?w」
あ、俺か。
肩を軽く叩かれようやく自分の事を指す言葉だったのかと理解する。
「やっぱ私可愛いですよね」
「え?お姉さんそういう感じ?」
「いいねいいねw オレそーゆーの好きだよw」
やっぱ俺って天才だなー。
男ならイケメン、女の子なら美少女。完璧やん。
「お姉さん今1人なん?」
「いーえ、私彼氏いっぱいいるので〜」
こういう奴らは相手にするだけ無駄。
1度返答してしまったので、返すしかないが本来なら無視するのが1番だ。
「あー、そゆ感じ?」
「はい、だから……、」
「なら俺らも彼氏のひとりにしてよーw」
こいつらがあいつらと同じ…、?
おっえ〜……。吐き気するわ。
「いやいや!お兄さん達にはもっといい人いますよ!」
出来るだけ刺激しない様に、穏便に、ゴマをするように…。
「へぇ?お姉さんじゃダメなん?w」
しつこい……。
「だから私彼氏いるって……、」
「何人も彼氏いるって言ってんのに、2人追加されたくらいで変わらんくない?w」
「それなw うけるw」
「ビ✘チの癖して、清純アピールかよサムいわw」
俺にはあの2人だけだっつーの…。
なんかこいつら、雰囲気変わってきてない?
ビビんな…俺…。
散々今までも逆ナンされる事あったやろ…。落ち着け。言い返せ。
「いい加減に……、」
「ナマ言ってんじゃねーよ。今まで散々その体で誑かしてきたんだろ?」
いきなり二の腕を力強く掴まれた。
俺の細い二の腕は、この男の掌で握っても簡単に指先が余る程。
痛い……。
それに俺より遥かに高い視線から向けられる圧にどうしても体は震えてしまう。頭では大丈夫だと騙していても、体はそれを危険とみなし拒否しているんだ。
「離してッ…」
「今更純情ぶんなよ〜w」
「俺らとも遊ぼーよお姉さんw」
いくら手を振り解こうともがいたってそれは虚しく空を切る。
抵抗する俺に比例してこいつらの力はどんどん強まる一方で。
抵抗する俺を抑えるためにもう1人も俺の手首を掴む。
両腕の制御を奪われ危機的状況に陥り、益々震えは増し、声すら出なくなってきた時、俺が今この状況に至る原因となった奴が呑気にこっちに向かってきた。
「ごめん🔪🔪〜、洋式入ったら流し方分からんくって………………え、と?……知り合い?」
「なわけねーだろ!あほ!ばか!」
「うぇぇ!?ひどい!」
「お前だれ? あ、もしかしてお姉さんのセ✘レですか?w」
「俺らも仲間に入れてくださいよ〜w」
良かった…。☕️来てくれた…。
あいつの天然発言のおかげで少しは気分も和らいだ。
「セ、フッ…⸝⸝!?違う!」
「あー、お兄さん純粋? この子、彼氏何人もいるらしいですよw」
「騙されてますよお兄さんw」
こいつら好き勝手言いやがって……。
「いッ……!」
「俺らも今この子に誑かされたんですよw 近くにホテルあるんでそこ行って話しましょーよ、ね? 行くよな?」
今までよりも尚いっそう強い力で二の腕を握り込まれ、思わず苦痛の声が漏れる。
嫌だ……☕️にこんなかっこ悪い所見られたくないのにッ…。
「ちょっと、痛がってるじゃないですか、その手離して」
「はあー……お兄さんさぁ…?」
「何も俺ら2人占めしようって言ってる訳じゃないよ? お兄さんも、って言ってんじゃん」
「そういう問題じゃなくて……、」
ああ埒が明かない。
☕️が言い返しても更に更に屁理屈を返してくる。
こういう奴らって妙に頭が回るというか、…勿体ないな、他に使えよその頭。
「何してんの?」
☕️に気を取られ気づかなかった。俺らの後方から、俺の腕を掴んでいるナンパ野郎の肩を掴む⚡️とその後ろには👼🏻もいた。
「何だお前ら………いッ……離せよッ!」
「その手退けろっつってんだよ」
「いッ痛ッ!クソ!」
腹いせにと言わんばかりに俺から手を離す時、必要以上に力を込め軽く突き飛ばされた。
クッソ……。調子こきやがって……。
後ろによろめき掛けたのを👼🏻っちゃんが支えてくれなかったら間違いなく転けてた。
「🔪大丈夫?」
「あ、当たり前やん、」
今まで痩せ我慢していた緊張と震えが今更爆発した。
大好きな人の温もりに触れているというのに、体の震えは収まらず、声だって震えて笑っている。
「離せ!」
「はいはいw」
「傷害罪だぞ!」
「ええ? それは自分の罪告白してるって認識でいいですか?」
「はあ?どう考えてもお前の罪だろ!」
「いやいやw そんな証拠あります?」
「証拠?俺が肩痛めたって事実があんだろ、」
「俺が加えた危害って証拠ないですよね? それに比べてあんたの証拠はこっち持ってるんで……ね、穏便に行きましょーよ」
笑顔でも目が笑ってないってこういう顔の事言うんだな。
怖えよこいつ…。
なんて呑気に頭では思っていても未だに震えは止まらない。そんな俺を見かねて👼🏻が☕️を呼び寄せ、当の本人は⚡️の方へスマホを操作しながら向かって行った。
「🔪🔪ごめん……俺が役たたずなばっかりに…、怖い思いしたよなあ……」
震える俺を優しく抱き締め、子犬のような眼差しで俺を見る☕️。
かわ……。
「☕️ちゃん、ありがとね。俺みこちゃんが来てくれた時安心したよ?」
子犬のようにくぅんと鳴きそうな☕️の頭を優しく撫でる。
かわいい俺の弟のような存在。頑張ってくれたね。
「次!次はちゃんと守れるようになるからな!」
「次なんかねーよw」
俺も自分が今女であるということを軽んじていた。
こんなにも男と女が違うだなんて、女になって初めて分かった。
普段なら軽くあしらえるような力だって今となっては歴然だ。
舐めてかかった俺が悪い。
⚡️にも👼🏻にも、☕️ちゃんにも悪いことしたな……。
俺は震える自信の体を包み込むように小さく丸まる。
目頭が熱くなり、鼻の奥を突き刺すような痛みが走った。
_______________________
👼🏻ₛᵢ𝒹ₑ
___
「お前の厳つい見た目も役に立つ時あんだなw」
「おい喧嘩するか?w お前も人の事言えんからなw」
みんなで個室のカラオケスペースに移動した。
未だに俺の懐で震えて静かに涙を流す🔪。時折思い出した様に「ごめん」と何度も謝罪を繰り返しながら。
⚡️と俺とであの舐め腐ったナンパ野郎は制圧した。
☕️に託した🔪の元へ戻ると、ダンゴムシみたいに縮こまって☕️に抱き締められながら泣いている🔪がいた。
昼間みたいに嘘泣きなんかじゃない。
あの強気な🔪ですら流石に怖かったよな…。
「🔪くん飲み物どーしよ……ワンドリンク制やから…」
「あー、温かいのある?」
毎朝必ず飲ませている暖かい飲み物。
内蔵を温めて消化を助けてくれるらしい、沢山食べるこいつには必要だろ?
今日はホットココア出してたっけな⚡️が…。
ココアみたいな甘い飲み物にはリラックス効果あるとかなんとか…。
「ココアあるけど」
「それで頼むわ」
🫧にお願いし、再び、対面で太ももに跨り俺にしがみついて肩に顔を埋める🔪の頭に手を置く。
「🔪🔪何か口に入りそう?」
「んー……🔪?」
「……んぅ?」
「ココアやって、飲んでみる?」
その先返答は無かった。
ま、気長に待とう。こんな役得ポジション存分に味あわないとな。
そう思った刹那、🔪がか細く声を発した。
「みんなごめん……迷惑かけて…、楽しい雰囲気壊して……、俺今日は情緒が、おかしいんだよ…ね……」
全員黙ってこいつの言葉に耳を傾ける。
「いつもと勝手が違うから、仕方ないって、分かってるけど……でも、だからって、みんなに迷惑ッ……、」
「🔪」
⚡️の声が🔪の言葉を遮った。まるでその先は言うな、とでも言っているかのように。
おそらく、全員⚡️と思っていることは同じだろう。
「お互い様、な?」
「…え?俺、なんも……、」
「いっつも俺らはお前に助けられてたんだ、女の時くらい俺らにカッコつけさせろよな」
「男の面子丸潰れよなw」
「今日は存分に彼氏すんぞーw」
「彼氏するって何?w」
俺の言葉に疑問符を投げる🎨。
そんな俺らを見て笑う☕️。
場を和ませようと明るく振る舞う🫧。
🔪のフォローをする、⚡️。
悔しいけど、1番🔪を理解してやれるのは⚡️だから。
お互い、唯一無二、ってやつ?
俺ら3人で、なんて思っても決して踏み入れる事の出来ない領域。
……俺の1番の幸せはこいつらが幸せであること。
それが俺の幸せの絶対条件だから、それでいい。
「……なんそれ…カッコつけんな…⸝⸝」
あ、笑った。
_______________________
🎨ₛᵢ𝒹ₑ
___
「始発なのに割と人多いね」
「🔪しっかり歩け」
「むり……ねむいし……つかれたあ……」
始発で帰るかって事になった俺たちは足早に歩を進めていた。
👼🏻ちゃんに手を引かれ小走りでついてくる🔪🔪が幼子のようで可愛らしい。
「おい🎨そこ段差」
「おわっ」
「何やってんのw」
危ない危ない…。
可愛い事してる👼🏻ちゃんと🔪🔪を眺めてたら危うく大の大人がずっこける所だったよ。
何とかホームに辿り着き乗車した俺達はひと息つく。
🔪🔪だけ物凄く疲れてそうだけど大丈夫かな、?
俺達のペースに合わせるのは無理させたかも。
「🔪ここ座れ」
「はあー……学生の頃思い出すわ…」
あー、🔪🔪田舎住みだったって言ってたっけ。
電車1本遅れたら1番運行している時でも30分は待たないといけないって言ってたな。
しばらく電車に揺られているとそのまま眠ってしまった🔪🔪。
隣に座る👼🏻ちゃんが🔪🔪の頭を肩に抱き寄せる。
「疲れたろうな…」
「そうやな」
「🫧らも散々🔪くんで遊んだけどなw」
「ごめんよ〜…🔪🔪…」
みんな🔪🔪の寝顔を眺めながらそれぞれに口を開く。
「俺も無神経に🔪🔪に言っちゃったな…」
昼、なんで拗ねたんだなんて🔪🔪の気持ち全く考えてない発言だったよね今思えば。
そりゃあ、いつもと全く勝手が違うんだもん。腹も立つし、体の構造的に女の子になっているなら尚のこと情緒も安定しないはず。
女の人って1週間くらいしか安定して過ごせる日がないってどこかで聞いたな…。
「いつもありがとな」
⚡️ちゃんが寝ている🔪🔪の頭を撫でながら呟く。
その表情は慈愛に満ち、普段オラオラしていると言われている⚡️ちゃんからは想像もつかない程穏やかで。
「それ本人が起きてる時に言いなよ」
「絶対言わん」
なんでこうも変に意地を張るのか…。
まあ、🔪🔪もそうだからお互い様といえばそうなんだけど。
_______________________
🔪ₛᵢ𝒹ₑ
___
「強制連行〜w」
「今すぐ寝たい…」
駄々をこねる俺を引っ張り連れていかれる先は風呂。
俺だって自分の体なのに、そう思えない状況下にいるんだから気遣うんだよな…。
トイレしかり、お風呂しかり…。
「恥ずいし…、ひとりで入る…」
「今更?w」
「違うの!…お前らに女の体見せたくない……」
「……つまり嫉妬ってことだろ?w」
「………違うし」
「図星w」
脱衣所から出ていこうとする俺の腕を優しく掴みあいつらの方へ向かされる。
「ふはっ、何照れてんのw」
「はよ入るぞー」
「脱がしてやろうか?w」
「自分でできるし!」
「へーへーw」と軽くいなされこいつらも脱衣し始める。
長い靴下を下ろすと太腿にはゴムの跡が残っていた。
あ、チョーカー……、
「外し方わからん…」
「あー」
はい、と簡単に取ってみせる⚡️に、今までも他所の女にこんなんだったんかな、とか複雑な思いが入り交じり渋々お礼を伝え順に服を脱いでいく。
「…なに?」
ものすんごい視線……。
どんだけ見たいねん…俺の裸…。
きもーい。
「いだッ」
自業自得w
俺はずっと見てくる👼🏻の顔面に手のひらを被せる。
ただ視界を防ごうとしただけのつもりだったのが思いのほか勢いがついたらしい。
「てッめ、やったなー!」
「うわっ、やめろよ!w」
俺の背後からガバッと抱き着き乗っかるように俺を包み込む👼🏻っちゃん。
そんな俺らの戯れなんぞフル無視で先に浴槽内に入っていく⚡️。
そこそこデカくて良いマンションに住んでる俺らの浴室はそれなりに広い。男3人でもぎゅうぎゅうになればギリ入れるくらいだ。
「わっ⸝⸝脱がすな!⸝⸝」
「それ煽り文句だぞ🔪w」
バックハグ状態のまま器用に俺のブラウスのリボンやらボタンやらを外されていく。
「うぅ、やっぱりもうお嫁にいけない…」
「お前男だから安心しろ?」
「じゃあお婿にいけない…」
「俺らが貰ってやるよw」
「えぇ〜……」
「何だよその反応はw てかお前朝⚡️にもう裸見られてんじゃん」
「あ、そうだった」
ブラウスを脱ぐと露になる俺の二の腕。
「……酷いな…、痛ない?」
「うーん、ちょっと」
ナンパ野郎に掴まれていた箇所が青紫色にくっきり手の形に痣になっていた。
「はぁ〜……つかれたあ〜……」
入浴剤の良い香りがするバスタブに浸かり気を休める。
今日は激動の1日だったな。
着せ替え人形にされたり、………。
「は、?…ちょっ⸝⸝なに!」
俺の背もたれになっていた👼🏻がいきなり乳を揉んできた。
「やっぱ手に余るな」
「きしょ」
「んな事言うなよ〜、ずっと我慢してたんだよ」
「さいてー」
「🔪ちゃん今日は辛辣〜…………もう大丈夫だから、な?」
へ、…あ、
無意識に二の腕を押さえていたらしい。
俺の手の上に手のひらを重ねる👼🏻。
「無理すんなよ」
俺の正面に座る⚡️の手が俺目掛けて伸びる。
頭部に感じる若干の重みと温もり。自然と俺の口角が下りる感覚。
「……変態共め…⸝⸝」
視線どこにあるかなんてバレてんだよ…⸝⸝
俺は乳白色の水面に口元が浸かるくらい深く沈む。
「チッ、どさくさに紛れて触ろうと思ってたんやけどなw」
「ちょーやわけぇw」
「お前場所変われよ」
「もお!⸝⸝俺もまだ自分のそんなに触ってないのにせこいぞお前ら!」
「お前は女になってもブレんなw」
……うそ。
そんな視線もわざとだって、知ってる。
ありがとな…、⸝⸝
ちょっとは気紛れた…ちょっとはな!⸝⸝
「お、まじやわいやん」
「触んなばかッ!⸝⸝」
やっぱりただの変態だったわ…。
ひとり浴室から上がりふかふかのバスタオルに身を包ませる。
あの後、ほらほら体洗ってやるよ〜w とか変態オヤジみたいな事を言ってくるあいつらに心底キモいなと思いつつ仕方なく身を任せた。
案の定、いやらしい手つきで体を触ってくる……、
とかはなく、
その事に俺が困惑しているうちに洗身されていて、目瞑れよ の声に従うと順に洗われていく頭。
ものの5分程度で終わってしまった。
「ちゃんと温もって来いよ」と言われ俺が大人しくバスタブに浸かっている間にあいつらは先に出て行った。
「うおっ、出てたんか」
「…先に声かけろよ」
脱衣所の扉をノックもせず、声もかけず無遠慮に入ってきた⚡️。
俺は反射的にバスタオルで体を隠す。もう意味は無いけど…。
「何しに来たんだよ」
「コレ塗りに来てやったんだよアホ」
ひと言余計なんだよばか。
コレと言ってチラつかせる物の正体は、毎日毎日欠かさず2人のどっちかが俺に塗ってくれるボディミルク。
別に俺保湿せんでも肌とぅるとぅるなんよ。
やっぱ健康にいいもん食ってるからさ俺。
俺が自分でするのは最低限のケアだけやからお節介な2人、特に⚡️が俺のお世話をしている。ただの自己満だからって言ってたっけ。
「これって夜もつけるもんなん?」
🎨が買ったという衝撃の事実がある下着を手に取り、塗り終わったボディミルクの蓋を閉める⚡️に質問する。
こいつも知らんか。
質問しておいて何だが後からそう思う。
「あー……」
スライド式のドアに手をかけ立ち止まり、俺の方に振り返る。
「どうせ後で全部脱ぐんやからいらんくね」
「そっか」
…………ん?
「は…!?⸝⸝」
_______________________
🔪ₛᵢ𝒹ₑ
___
「あいつ何してん」
「さあ?w」
「…お前なんか知ってんな?」
⚡️が面白可笑しく、語尾が浮ついた声で👼🏻っちゃんに返答する。
こっちはお前のせいでドギマギしてんのに…。
扉から中を覗くだけで中々リビングに入って来ない俺を見兼ねてか、👼🏻っちゃんが俺の傍まで来て手を取る。
「🔪?あいつに何かされた?」
「……なにも」
言えるか!⸝⸝
あんな、……あんな……、
あんな宣言されて平常でいられる訳ないだろ!⸝⸝
結局、👼🏻に手を引かれ⚡️が座るソファまで連れてこられた。
⚡️と目が合う。すると分かりやすく眉を釣り上げ目尻が下がる。
俺で遊んでやがるこいつ…。
「わ」
「いつ消えんだろなこれ」
「1週間、弱ってとこか」
腕を優しく引き寄せ俺をソファに座らせる⚡️。
そのままぶかぶかの袖を二の腕まで捲り上げ、痣の出来た患部を取り払おうという気持ちがあるのか優しく親指で擦る。
「もう何ともないよ?俺」
「お前の心配してねーよ」
「うぅ…👼🏻っちゃんぅ……」
「よちよち怖いねえあいつ」
⚡️を安心させようと思って言った俺の言葉は残酷に突き放された。照れ隠しも大概にしとけよなツンデレが。
👼🏻に慰めてもらおうと両手を広げると、昼間とは違いそれを受け入れ幼児を相手にするように慰められる。
そのまま抱き上げられ、泣いてしまった赤ん坊をあやす様に背中をトントンとリズムよく叩いたあとその箇所を探るように撫でる👼🏻。
「え、ノーブラやん」
「まじで付けんかったんかw」
「え⸝⸝」
慰めてくれてると思い安心して身を預けた俺が馬鹿だった。
また馬鹿にされる!⸝⸝
「下ろして!⸝⸝また俺のこと馬鹿にする!」
「馬鹿にしてねーってw」
「かわいーって思って見てんだよ俺らはw」
👼🏻の腕の中で暴れる俺を抑え込むようにソファに転がされる。
斜めに角度のついた肘掛けが丁度枕のようになり、少し目線を下にするだけで👼🏻の姿をはっきりと捉える事が出来る。
「俺がどうせ脱ぐんやから付けんでよくねって言ったらまじで付けてこんかったw」
「あー、ね?w それってさ、🔪?」
「ひっ⸝⸝」
俺の足の間に入り込む👼🏻がソファから落ちた俺の右足を掬い上げ、ショーパンの中に忍び込ませ太腿の付け根あたりまで👼🏻の手が侵入してくる。
くすぐったいッ…⸝⸝!
「お前もその気、ってことやんね?」
「ちがっ⸝⸝……つめたっ…!」
「あーごめんな?手冷たかったな」
「おいせっかく温まったのに冷えるような事すんなよ」
右足を持つ左手とは逆の右手を服の裾から侵入させては、俺の腹を撫でる。
既にソファから立ち上がりリビングを後にしようとしていた⚡️が👼🏻に声をかける。
「この後温まることすんじゃんw んね、🔪?」
「しねえわ⸝⸝」
「目逸らすなw」
「んッ…!、?⸝⸝……んぅ…っ……ん⸝⸝」
👼🏻から故意に視線を外したことにより、今まで腹を撫でていた手で頬を掴み無理くり視線を絡めさせられる。更には、開いた口の中で舌までも。
「1回目はそのちゅーやだって言ってんじゃん…⸝⸝」
「はいはい…、こっちなw」
「ん……⸝⸝……てきとーすぎ」
「拗ねんなw」
「拗ねてねえし…、」
1回目は優しく触れるだけのキス。
俺がずっと言ってんのに!
「はぁ〜……」
「…なに?」
「いやあ、今日は🔪ちゃんかわちいね」
「は?今日も、でしょ」
「ふはっ、そうでしたw」
「んむッ……ぁ⸝⸝……ちょ、……っ……ん//」
再び半強制的に入り込んでくる。
「ん…⸝⸝……👼🏻っ、ちゃ…⸝⸝……ぁ……ふッ…⸝⸝」
いつもより長く厚く感じる👼🏻の舌。
逃れようにも俺の口内の7割は占めるソレに為す術もなくただただ犯される。
「ぁ…⸝⸝…もッ…くる、…しッ……ッ⸝⸝……んぅ…//」
息もたんっ…⸝⸝!
恋人つなぎされていない方の手で👼🏻を押し返す。
「ぁーごめん、泣かんで?」
「はぁ-…⸝⸝…はぁ-…⸝⸝…泣いてないッ…」
息が出来ない、逃れられないという焦燥感から自然と生理的な涙を流していたらしい。
目尻から垂れるそれらを人差し指で優しく拭ってくれる。
「ッ…⸝⸝…その顔唆るわw」
「は、ぁ⸝⸝?」
どんな顔だよ…。
俺の頭に手を置き迫る👼🏻っちゃんの綺麗な顔に身構える。
「苦しかった?」
俺の頭に置かれた手を左右に、繋いだ手を再認識させるかのようにニギニギと揉むように触れてくる超至近距離の👼🏻。
「………」
ここで「うん」って頷くと負けたような気がして癪だ。
何も答えずそっぽ向いた俺に「ごめんごめんw」と見透かしたような笑みを向ける。
「🔪くんいつまで経ってもちゅー上手にならないでちゅねーw」
「ちげーよッ!俺が下手なんじゃなくてお前らがう、まぃ…だ、……⸝⸝⸝⸝」
何言ってんだ俺…⸝⸝。
また馬鹿にされるネタを自分から作って……、👼🏻の方に横目で視線を向けると案の定 にやにやにまにまと口角を上げている。
「いっつも俺らのちゅーに腰抜かされてるもんなw」
「…⸝⸝ッそうだよッばか……⸝⸝」
「…w…急に素直になるんやめて?⸝⸝w」
俺から少し身を引く👼🏻っちゃん。
お、
「👼🏻っちゃん、もっかい ちゅーしたい」
「え⸝⸝…珍しw 🔪からしてくれんの?」
これは俺が優位に立てるチャンスでは!
どいて、と手を振りほどき👼🏻の首に両腕を回す。そのままゆっくり起き上がり全体重を👼🏻の方へ預ければそのままソファに倒れるはず!
……あれ。
なんで倒れてくれないん。
「ちょっと」
「…なに?w」
こいつわざとや!
いっこも倒れてくれんし!
もういいわ、そのままいけ。
「ッ!……w…」
首に回した腕に力を乗せ強制的に下を向かせたところで勢いのままにキスをする。ぴったりくっついた唇を離すように舌先を隙間に押し込もうとしていると小馬鹿にしたような笑いを起こし俺の侵入を許した👼🏻。
余裕ぶっこいてられるのも今のうちだぞ。
いつも👼🏻にされるように上顎の辺りを舌先で擦るように舐めてみる。するとピクっと👼🏻の肩が揺れた気がした。
チャーンスっ!
俺は味をしめたように一点に集中しこいつが反応したところを重点的に舐めていた。
「ッ、?……ん……ぅ…⸝⸝」
俺に利があったはずなのに、
「ぁ⸝⸝……ぁ……ぅ……⸝⸝」
俺の舌を口内を一周させることで かい潜り、逆に押し入られる。
「んッ⸝⸝…ふ、……ぁ//……👼🏻っ…んぅッ…⸝⸝」
俺も同じようにぐるりと口内を逃げ回っても逃してはくれない👼🏻。そもそも離れようと仰け反るとそのまま再度ソファに体ごと沈められてしまった。
最悪ッ…⸝⸝
ゆっくりと離れて俺を見るこいつの表情から読み取れる感情は”満足”。
「勝てると思った?w 残念だったでちゅねぇ〜w」
俺の頬をむにむにと触りながら幼児語で煽ってくる。返せる言葉がない俺はただ腹立たしいこいつを睨むことしか出来ない。
「図星で草 かわいーw」
こいつはどうしてこういう事を普通に言えるのか。どこかの誰かとは違って無駄に意地を張ることもなく、褒め言葉は素直に思った時そのまま伝えてくれる👼🏻に俺はタジタジだ毎回。
「おいコラ先始めんな」
「お前どこ行ってたん、待ち侘びてんぞ🔪が」
「待ってない!」
どこからか戻ってきた⚡️の手にはドライヤーが握られていた。コンセントを繋ぎながら俺の事を「こっち」と手招きする。
「へ、」
👼🏻の腕の中から離れソファから立ち上がった瞬間、膝カックンでもされたように崩れ落ちた。
「は、?…おい👼🏻」
「いや、え、ちがっ、え、」
びっくりした…。
フロアにべったりとくっついたお尻を浮かそうとしても全く持ち上がる気がしない。
「ガチ腰抜けた?頭とか打ってない?大丈夫?」
慌てた様子でソファから下りて俺の隣にしゃがみ込み、一息に質問を投げかける👼🏻。
ほんまに腰抜けるとか、…は?⸝⸝意味わからん…。
「大丈夫…、けど立てんわw」
「お前何した」
「ちょっとちゅーしてただけだって!」
⚡️に弁解しながら俺を抱っこし、先程指定された位置まで俺を連れて行く👼🏻。
「お前も嫌なら俺らを殴ってでも言えよ」
俺の髪を乾かし始めた⚡️がそう言う。
懐かしい…。
俺らが恋人になったかなり前から言い聞かされている事。
「……べつに、ゃ じゃない、し⸝⸝」
「なんか言った?」
「…ドライヤーで聞こえんw なんて?」
「……」
俺は黙って横に首を振った。
_______________________
🔪ₛᵢ𝒹ₑ
___
「ぁぅ…⸝⸝…んッ………んぇ?」
順に髪を乾かした後、何故か既に色々と準備され整った寝室に連れていかれた。これからするであろうことを推測ではなく事実にしているようなこの部屋に足を踏み入れるのは気が引ける。つかそもそも俺に拒否権なんてものはないんだけど。
「俺にも🔪からしてよw」
「……いや」
ベッド上で👼🏻の膝の上に座らされ、正面にいる⚡️に散々口を好き勝手さていたところ、いきなり離れたこいつに戸惑いを隠せないでいると何を言い出すやら。
……でも👼🏻っちゃんにだけは悪いか…⸝⸝
「……ん⸝⸝」
「えーそんだけ?w」
「もう二度としない」
「ごめんてw」
「…ひッ⸝⸝……ちょ、👼🏻っちゃんっ⸝⸝!」
⚡️にも今の俺の精一杯の贈り物をあげた。
それに妬いたのかバックハグ状態だった👼🏻がいきなり服の中に手を入れてきた。
「お前さっき散々楽しんでたやろ」
「見てたんかよ」
「かわいーことしてんなあってw」
「な、なんだよ!」
俺の方を見てにやにやする⚡️。
こいつらほんまッ!どんだけ俺の事馬鹿にしたいん。
「怒んなってw」
「んッ//…ちょッ…⸝⸝…ば、かぁ…⸝⸝……ぁ⸝⸝」
「はい🔪ちゃん、ばんざーい」
👼🏻の手が乳を揉み始めたかと思えばすぐさま俺の弱いところにまで手が伸びてきて思わず声が漏れる。
この声嫌だぁッ…。
俺の弱い部分を掠めた手は襟元に伸びそのまま服を脱がされる。
「おい隠すなw」
咄嗟に真正面にいる⚡️に見えないように両手でガードしたが、結局後ろにいる👼🏻に腕を掴まれ俺の抵抗は虚しく終わった。
「風呂でも見てんじゃんw 何今更恥ずかしがってんのw」
「違うやん違うやん!さっきと今とは!」
「何が違うん?w」
「え、む、ムード、とか…?…色々、」
そうそう、お風呂の時とは訳が違うの俺からすれば。
明らかにそういう雰囲気ってのがあるやん。
「お前エロ」
「な、何がだよ!別にエロくないやろ!」
「いやエロいわw」
「どこが!?」
俺の太ももを撫でながらだんだんと上へ上へと上ってくる⚡️の手。と同時に近づいてくる⚡️の顔。
俺の耳元まで顔が近づいたと同時に、男の時とはまた違った人間の大切な部分に触れながら囁く。
「意識して、期待してるってこと」
「ッ⸝⸝…さ、わんなッ!変態ッ⸝⸝!」
「変態はブーメランだぞw」
「👼🏻も離してッ!」
「えーw」
「やッ⸝⸝⸝⸝……んん/…そこッ、やめ、⸝⸝……ぁぅ…⸝⸝」
👼🏻に掴まれた腕をぶんぶんと振り回しそっちに気を取られていると⚡️の手が触れた部分から動き始めショーパンの中に侵入してきた。そのまま布越しに厭らしく触れる。
男の時よりも全体的に激しい感覚。こんなの直接触れたらッ…~~~~~ッ⸝⸝。
「真っ赤っかw なに?想像しちゃった?」
「ぽいなw 布越しでもびちゃびちゃw」
「ちゅーも相まって興奮しちゃったねえ〜w」
「き、ッしょっ⸝⸝い!……んぁッ⸝⸝……ぁ⸝⸝ぁ⸝⸝……や、だぁ⸝⸝」
「やだじゃないやろ?」
「腰うねってんぞw」
本当は初めて経験した事の無いような快楽が恐いのに、俺の新しい体はそれに従順で、少し快楽を受け入れただけで簡単に準備万端になってしまうらしい。
「ひあぁッ♡…//!?」
⚡️の手が男のモノより遥か数十倍気持ちいいと言われている突起に触れた。布越しですら脳に痺れが残るほどの快楽。
俺の反応を見て悦に入ったこいつはカリカリと爪で何度も左右に往復する。
「んッ⸝⸝……や、⸝⸝……は、…ん゛ぃッ//」
「声我慢すんな」
「ん゛ん゛っ……」
「苦しいだろ?それ」
俺は必死に頭を横に振った。
だって昔言われたもん。
お互いがお互いの事を今ほど知らなかった頃、今よりももっと幼くて右も左も分からない、見様見真似の情事の最中。痛みしか感じなかった俺は、こいつらに気を遣わせまいと、可愛いって思ってもらえるようにと、AV女優の啼き声を参考にした。得意の女声を武器にして。
結果こいつらには要らん心配を掛けたようで、「キモい」って突っぱねられた訳。当時、幼くてガキで不器用だった俺達3人には取り返しのつかない程の言葉。
今の俺みたくあいつらの事まだ理解してないからね、当時の俺は。
その3文字に込められた意味はただ俺の事が心配だっただけ、無理してないかってさ。分かるわけねーだろばか。
でも言ってた、「素の🔪の声が聞きたい」って。
お前らが萎えるだろうと思って必死で練習した声も、あいつらにとっては逆効果だったらしい。
だから今、素の俺じゃない声は封印しないとな。
「頭に血上るぞ……、👼🏻」
「🔪お手手はこっち、な」
「やッ、だ!……やぁ……」
既に解放され、声を我慢することに徹していた両腕は再び👼🏻によって制御された。優しく手を繋いでくれる。嬉しい、でも今は声を抑えないといけないのに。
「🔪の可愛い声聞かせて?」
「…今、…可愛い声出せないもん…」
⚡️の顔を恐る恐る見ると👼🏻と目を合わせキョトンとした表情。
「何言ってんのお前w」
頭上から降ってくる👼🏻の心底呆れたような声。
「女の喘ぎ声に興奮しねえ男おらんやろw」
「おい言葉足らず」
握っていた手から右手を離し俺の頭を撫でる👼🏻に注意され、何やら苦い表情をしている⚡️。「ほら」と👼🏻に促されるように渋々口を開いた。
「…お前の声でしか興奮せんから」
「……でも昔女声キモいって言ったもん…」
「あーw あったなそんなことも」
決して俺らの雰囲気が悪くならないようにフォローを入れてくれる👼🏻。俺の言葉に更に苦い表情になる⚡️。
「ひぅッ♡…?、!」
再び下の突起に触れる⚡️、今度は衣類の中に手を忍ばせ直接。脳内に満たされるビリリとした感覚。意図せず漏れた声。
「この声は演技なん?」
「ぁ⸝⸝…んッ……ち、がぅ……ッ⸝⸝」
快感に抗いながら⚡️の問いを否定する。
「ならもっと聞かせろよ」
「んあッ//!?…ッ⸝⸝……やっ、…こわ、ッい……ッ⸝⸝」
「指だと刺激強えんじゃね?」
「んッ……んん…//……ぃぁッ⸝⸝」
「んじゃ失礼して」
俺の腰を軽く持ち上げ素早く脱がす。
「やだやだやだやだやだッ!⸝⸝⸝⸝」
膝裏と太腿を掴み大事なところを晒け出すようなポージングにされる。
所謂、何とか返しってやつ。
「ぁ゛ッ/?、……い、ッ⸝⸝や……きたなぃからぁ…⸝⸝」
「🔪くんお手手離しちゃやーよ」
「やだ⸝⸝やだぁ…👼🏻っちゃ、ッ⸝⸝……ぁッ♡」
「やだやだ言うなw」
「ん⸝⸝ぃッ…やなもんはやぁ…ッ⸝⸝…ひッ……んん//」
⚡️によって豆を舌で転がすように嗜まれる。そんなこいつを退かそうと頭を押していると👼🏻にまた両手を繋がれる。
羞恥と快感で頭がどうにかなりそうだ。
「ぁ⸝⸝ぁッ⸝⸝…ぁぁ~/……んッ⸝⸝…な、ンか…へんッ~~⸝⸝」
「お、イキそ?」
「いつもとちがッ⸝⸝ひぁッ……👼🏻っちゃ、⸝⸝ッ👼🏻っちゃ…ぁぅ//」
「おい👼🏻の名前ばっかり呼んでんなよ」
「ひゃぅッ♡♡⸝⸝?、!」
「👼🏻っちゃんは手繋いでるから安心しろ〜?🔪」
自分の名前を呼んでくれないことに腹を立てたのかより一層激しくなる舌使い。舌先で突いたり吸い上げたり、、
ぁ…ゃば、…ッ、
「んぃ゛ッ…くッ⸝⸝……ぁぁぁ~~~ッ♡」
「うい正真正銘メスイキ〜w」
「ど?🔪 ほんまのメスイキはw」
は-っ…は-っ…⸝⸝
頭…、ふわふわする…⸝⸝
なんか言ってる…、?分からん…。
「おーい🔪、🔪?」
「うぇ…⸝⸝?」
「放心してんじゃんw」
「戻ってこーいw」
「んにゃッ♡!?……そ、こッ…ちがッ…⸝⸝」
👼🏻に頬をぺちぺちと叩かれ少し意識が引き戻され鮮明になった途端、⚡️の中指が蜜壷に入り込んできた。
「違うってなんw ここが本来は正解やろw」
「お前俺らにエロい体に仕上げられてんねw 脳みそもかw」
「やッ…⸝⸝…ん⸝⸝…な、んかお前らッ、怖いッ……」
まださっき弄られていた所よりも余裕があるからか、こいつらの言っている事が右から左へ流れず頭に届く。いっつも、もっと優しいのにッ、今日はなんか違う…。
「あー、ごめんな?俺らも余裕ねえんよ」
「な。昼間から散々焦らされてんだぜこっちはよ」
へ?
俺そんな、変なことしたっけ…。
「痛くない?」
「へ、うん……んッ⸝⸝…」
「そ。じゃ2本目」
「へ⸝⸝!?…んんッ⸝⸝……ぃぅッ…ばらばら、やっ…⸝⸝」
「何を今更w」
今まで手を繋いでくれていた👼🏻も唐突に上の突起2つを弄り始めた。
同時ッ…キツっ…⸝⸝
「んんんッ…⸝⸝やぁ⸝⸝👼🏻っちゃ、⚡️ぁ…⸝⸝も、ィッ…⸝⸝~~~~~ッ♡♡」
また真っ白に弾け飛んだ脳内。その後は息が上がって瞼も重い。2人の顔が見れない。
顔見れんのはやだ…⸝⸝
「ぁ-⸝⸝…また泣いてる、w かわいw」
「はは⸝⸝…もう限界やなw」
「お前パンパンやなw」
「お前も人の事言えんだろーがよw」
なんか2人で話してる…?
やだ…やだ…、
「は-…は-…⸝⸝お、れ抜きで話ッすん、なぁ…⸝⸝」
2人だけで仲良くすんなよぉ…。
「あ゛ー…俺挿れてい?🔪」
「へ、?…んぇ?…ま、👼🏻っちゃんのは無理ぃ…⸝⸝」
「どういう意味だ?うん?おいコラ🔪」
「ちがッ…⚡️がどうとかじゃなくてッ…」
👼🏻っちゃんのはデカすぎんだもん…。俺前は初めてなんよ?裂けるわ。冷静に考えて。
いや別に⚡️のが小さいとか言ってる訳じゃなくてさ!
「俺のがデカいから…ごめんな?⚡️w」
「何で俺に謝ってんだお前」
「とにかく👼🏻っちゃんのはむりなの!」
「ほーん、なら俺のなら良いってことだよな?」
「うぇっ、…そんなこと言ってない…⸝⸝」
いつの間に付けたのやら。ピチっと隙間のない服を着せてソレはあてがわれる。
「んじゃ遠慮なく」
ズチュっと卑猥な水音を立てじわじわと侵入してくるソレ。
「ん゛あッ///……ぅ゛ッぁ゛ッ…やッ……」
「キッツ…⸝⸝…おい🔪、息しろッ…⸝⸝」
苦しいッ…息ッ…、
必死に酸素を取り込もうとしても、人間焦ると、どうも何も出来なくなるらしい。
「はッ⸝⸝…はッ⸝⸝……ぅう゛ッ…」
「🔪こっち集中して?」
「んッ!?……んッ⸝⸝……ふ…⸝⸝ぁッ……ん…⸝⸝」
貪るようなキスじゃない。苦しくないやつ。俺が落ち着くやつ。👼🏻っちゃんのいつものちゅーだ。
それを思うだけで自然と、忘れかけていた息の仕方も徐々に落ち着きを取り戻した。
「はぁー…食いちぎられるかと思った…」
「後ろが処女だった時のこと思い出した?w」
「いつの話だよw ま、さんきゅー👼🏻、助かったわw」
「ういw」
「また、…2人でッ話してる…もおうざいぃ⸝⸝」
「拗ねんなよw いっぱい触ってやるから」
「もう動いていい?」
俺は小さく頷いた。
⚡️がゆっくり動き出すと同時に👼🏻も俺の口を奪い、2つの豆を転がす。
「ぁ゛ッ⸝⸝…んッ…ふ…んん⸝⸝……ぁ//……ま、ってッ⸝⸝ま、っ…」
「むり」
「だってよw」
「やぁ…⸝⸝…👼🏻っ、触んのッや、め⸝⸝同時ッ…んんッ…またクるぅ…⸝⸝」
さっきから変なとこ擦ってるッ…⸝⸝!
頭おかしくなるッ⸝⸝!止まってよ…⸝⸝
や、ばッ…、
「ひぐッ⸝⸝♡♡、~~~~~~~~ッ!、?//」
「うおッ⸝⸝…キツ…w」
「3回目〜w」
またこのふわふわ…⸝⸝もうしんどい…⸝⸝ねむい…。
「お前まだイってねえよな?」
「ギリ」
「俺も限界だわ、体勢変えさせて」
落ちてくる瞼に身を任せていたがそれは無理やり動かされる体と共に再び開こうとする。
「ねむいぃ〜…もうむりい…」
「もうちょっと頑張れる?俺まだシてないよ?」
あそっかぁ、👼🏻…。
「ぅん…がんばる」
「えらいえらい」
「んふ⸝⸝」
撫でられるのってどうしてこんなにも心地良いんだろうか。
⚡️と対面になるような形で膝の上に座らされた。俺の後ろには👼🏻。
「んじゃ続き…、もうちょっと頑張れな?」
「ひゃぅ…⸝⸝…んッ⸝⸝…ふか、い…⸝⸝…おくッ…⸝⸝やぁ…こわッ…⚡️ぁ…⸝⸝」
「ッ…⸝⸝…🔪、ちょっと、緩めろッ…」
「んんッ…ご、め……ぁ゛ッ♡…そこやぁぁ…⸝⸝」
「俺動いてねーよッ⸝⸝」
「あ、ローション切れてんか」
⚡️に必死にしがみついている間、俺の背後から独り言のように呟く👼🏻。途端👼🏻の指が前を触る感覚に驚き声を上げてしまう。
「な、にッ⸝⸝?」
「ローション切れてたんよ」
「へ?」
だから何なん?
「あぅッ⸝⸝、…まってまって…⸝⸝!……今日はそこじゃないやん…⸝⸝」
俺の後穴にあてがわれ、塗り広げられる指と愛液。
「ローションいらんなw」
「な、グチョグチョw」
「言うなッ!⸝⸝…てか何それ!普段はめんどくさいってこと!?」
「言ってねーだろそんなん」
「ぅぁッ⸝⸝……んッ…ちょッ…ほんま、にッ…今日は準備してなッ…あぅッ⸝⸝」
「昨日もヤってんのに準備いる?w てか手伝わせろよ毎日」
「いやいやいやいやッ⸝⸝!絶対いやッ!⸝⸝……汚いもん…」
こいつら頭沸いてる⸝⸝まじで⸝⸝、入口じゃねーんだぞ⸝⸝
「え?普通に舐めれるけど?」
「キモいッ⸝⸝!変態ッ⸝⸝!死ねッ⸝⸝!」
もおまじでこいつどうにかして…。
「舐めてい?解すからさw」
「ガチきっしょいッ!⸝⸝…やだぁ…やめてッ…ッ…」
「おーい👼🏻」
俺がこいつの肩にしがみついている頭上で首を横に振っているであろう⚡️。動きで何となく察する。
「へーへー、指でしますぅーー」
あ、怒ったかな、…。
「👼🏻っちゃ、…べつに、今日じゃない、なら…ッ、いいよ…?」
「え、ガチ?」
「ぅ、ん…」
「…冗談だから安心し?無理やりしてえ訳じゃないからさ、🔪がどうしてもって言うなら…」
「じゃあしないで」
「ん」
👼🏻の方に振り返っていた頭をわしゃわしゃと撫でられる。今日はいっぱい撫でてくれる…⸝⸝。
「お前らかわい」
「おい何休憩してんだよ早漏、はよ動け」
「あ゛ぁ?待っててやったんだろーが」
「けんかやめてよ…⚡️ぁ……奥ッ、へんッ⸝⸝やから…何とかしてッ、?⸝⸝」
「…何とかって?」
「ッ⸝⸝…ぅ、動いてッ⸝⸝」
「煽んなまじでッ⸝⸝」
「んやッ⸝⸝……ぁ゛♡……は-ッ⸝⸝……ぃぅッ…んんッ⸝⸝……あ゛ッ、!?」
⚡️が動き始めた時、後ろに侵入してくる👼🏻の指。それも1本じゃなくて、2本同時に。
「やっぱまだ緩いわ」
「👼🏻っひゃッ…⸝⸝…むり、こすんの、やだッ⸝⸝…ぁぁ~~♡…んッ⸝⸝」
「はー、かわいw 🔪?」
「んッ⸝⸝、?」
「この後俺の挿れんだから気張れよ」
俺の耳元で自慢の低い声でそう囁かれる。👼🏻と⚡️の全てに弱い俺は否が応でも反応してしまう。
「あ゛ッ⸝⸝…急に締めんなッ⸝⸝」
「想像しちゃった?…かーわいw」
「んぅッ⸝⸝…耳いやッ…⸝⸝…ぁ…ぁ…ひぅッ⸝⸝…んん//…も、ィッ…きゅッ…⸝⸝~~~~~~~ッ゛♡♡」
声に反応して勝手に体は⚡️のモノを締め付けて、それを直に感じた俺の体は👼🏻の声と共に再々絶頂を迎える。
もぅ…しぬ…⸝⸝⸝⸝
「🔪?頑張るんじゃなかったん?」
「ん…」
⚡️から離れようと腰を浮かすと、両手で腰を鷲掴みにされ身動きが取れない。何故に。
「⚡️?」
「俺まだイってへんけど?生殺しにする気?お前」
「へ」
そーいやなんかこいつずっと耐えてんだよな…。なに我慢してるんだろ。
いっつもすぐイっちゃ………、えーと、、
「俺もまーぜて♡」
「はぇ!?ちょ、同時は無理だからッ!馬鹿かッ!」
「俺も⚡️もまだイってないよ?放っといていいの?🔪くん?3人一緒にって決めたやん」
「一緒の形が違うってぇ……ちょッ⸝⸝…んやッ、む、り、⚡️…ッ⸝⸝」
「今👼🏻だけ置いてけぼりだぞ🔪」
「んんんッ⸝⸝……い、いよ…⸝⸝もお…」
何をするにも3人一緒に、は俺が言い出した事だからな。
「ん゛ッ⸝⸝♡……ぁ゛ぁ゛ッ…き、ッ…ぅぁあ~~♡…は-ッ…?…は-ッ…?⸝⸝」
「ちゃんと息してろよッ…大丈夫そ?」
「あー…、トびかけ?」
圧迫感で満たされる。それと同時に有り得ない程の快楽。
目の前の⚡️にしがみつくことしか出来ない。と言っても力はほとんど入らないけど。
目の前ッ…チカチカって…、お腹もきゅうきゅうするッ⸝…⸝⸝
前も後ろも俺の大好きな人達で満たされてるッ…幸せ…⸝⸝
「🔪?」
「んぇ?⸝⸝…はぅ…⸝⸝……んん⸝⸝…おっきッ⸝⸝…いっぱい…ッ…⸝⸝」
「煽んなってッ⸝⸝!」
お腹破れないの?これ⸝⸝
「全部挿れていい?」
「え、ッんぁッ⸝⸝ちょッ…やぁあ⸝⸝…ぁぁあ~~~~~~~~~~ッ♡♡♡」
「ッ⸝⸝キツッ⸝⸝」
「はっ、えぐッ⸝⸝」
「はぁ-っ…⸝⸝…はぁ-っ…⸝⸝」
も、むりッ…⸝⸝、なんも、わからんッ⸝⸝
頭ぐちゃぐちゃッ…⸝⸝しぬッ⸝⸝
「お前のと中で壁越しに当たってんなw」
「これ動いたら🔪やばいか?」
「俺もう限界…ち✘こ痛えよいい加減」
「とりまお前動けよw」
「んじゃそうさせてもらうわw」
「ぁ⸝⸝ぁッ⸝⸝…んッ⸝⸝ひぁッ…⚡️ぁ…ぁぅ♡…んん//も、ちぬッ…⸝⸝」
「死なんってッ…⸝⸝」
⚡️が動く度、後ろにいる👼🏻のモノと中で壁越しに擦れる感覚が堪らなく脳内を麻痺させる。漏れる声も制御出来ない。
もうむりッ…、
「ぁぁ~~⸝⸝♡…んん⸝⸝…ぁぅッ//…ぁ゛ッは-…⸝⸝…んんッ⸝⸝…ん⸝⸝♡♡」
「ずっとイってね?」
「中やべぇ…⸝⸝ うねってんの」
「俺もそろそろ動いてい?」
「んぇ…⸝⸝?…は-ッ…⸝⸝…あ゛ッ…ッ♡…⸝⸝…ぁッ⸝⸝…⸝⸝」
「聞こえてなさそうw」
「おーい🔪?🔪?大丈夫?」
頬をぺちぺちと叩かれる感覚に意識が戻る。
「あ、ぇッ⸝⸝?…ッ⸝⸝」
「動くぞー」
「へッ⸝⸝、?、…ぁ゛ッ?、!ッ♡♡…ぉ゛ッあッ//♡♡…んぐッ…⸝⸝」
「ッ⸝⸝…やべーわ、⸝⸝」
「腹ボコなってんじゃんッ⸝⸝…ぉお…これ⚡️のか?」
「ぁ゛あ゛ッ゛ッ…ん゛ッ…むいッ⸝⸝…むぃッッ⸝⸝し、ぬッ…ッ♡♡⸝⸝」
中ッ…⸝⸝…ごりごりすゆッ…ッ⸝⸝♡
腸壁を挟んで2つの硬いソレがゴリゴリゾリゾリと互いに削るように何度も往復する。
快楽に支配されもう何も考えることが出来ず頭の中は真っ白だった。
「舌カッピカピになんぞw」
「仕舞い忘れた猫みたいな?w」
「ちゅーして潤したろw」
頭にあるのは気持ちいいという感覚だけ。
前も後ろも中をゴリゴリゾリゾリズンズンとされる感覚。
突き出された舌にチュクチュパと絡む感覚。
こいつらの形に膨れた腹をスリスリと撫でる感覚。
上下両の突起をクリクリと抓る、捏ねる、弾く感覚。
全ての性感帯を刺激され天にも昇りそうな感覚に陥る。
「あ゛ッ?、!へぁッ⸝⸝//ぁぁぁあ~~~⸝⸝、イック⸝⸝んん゛ッ…イっ、な、ん、へッ⸝⸝」
「俺もッ限界、だわ…⸝⸝」
「いいよ🔪、俺らも一緒に」
「「イけ」」
「ぁッあッ⸝⸝ぁ゛ッぅッ⸝⸝…~~~~~~~~~~~~~~~~~ッ♡♡♡///」
俺の記憶はここで途絶えた。
_______________________
👼🏻ₛᵢ𝒹ₑ
___
「~~~ッ⸝⸝」
「は-…は-…⸝⸝…ぉわっ、こいつ潮噴いてる」
「女の体になってもすぐ潮噴けんのまじ俺らとの努力の賜物だよなー」
「元々才能ありだろこいつはw」
「まあなw 落ちた?」
「おーぐっすり。まだビクビク麻痺してるけどなw」
「はぁ〜…かわい」
「お前もなw」
「んッ…⸝⸝…なに?⸝⸝」
可愛いという言葉を反復させ俺にキスしてきた⚡️。
「遠慮せずに言えるようになってきたやん、えらいえらい」
そう言って🔪の背中を支えながら俺の頭を撫でる。
”遠慮せず”、か…。
はっ、全部バレてらw
俺の幸せの絶対条件はこいつらにはお見通しらしく、こいつらはそれを黙って受け入れてくれるほど一筋縄にはいかないらしい。
「ん、ぅ…?…⚡️ぁ…?」
「あ起きた、どした?」
「👼🏻っちゃん…👼🏻っちゃん…、?」
「後ろ後ろw」
寝ぼけてんのかな、w
手探りで俺を探して、俺の方へ向き直る🔪。
「まぜてって言えてえらいえらい…」
⚡️と同じように俺の頭を優しく撫でるこいつの表情はとても嬉しそうで。
「3人で一緒だからねぇ〜…」
それだけ言い終えると再び瞼を閉じてしまった。次に聞こえてきたのは心地良さそうに漏れる寝息だけ。
この為だけにわざわざ起きてきたんか?
俺は黙って眠ってしまった🔪を抱きしめた。そんな俺と🔪を一緒に包み込む⚡️。
この2人の中に俺は当たり前にいるんだ。この先もずっと。
_______________________
🔪ₛᵢ𝒹ₑ
___
寝苦しさを感じて目を覚ました。
隣を見ると俺をがっちりホールドして寝ている👼🏻と、俺と👼🏻に腕枕をしながら寝ている⚡️。
⚡️は絶対起きたら痺れで嘆くなw
俺はいい朝にいい目覚めで満足。朝からこいつらの可愛い寝顔を真近で見られて、もう昨日みたいな災難も、元に、もどっ……………、
「……ぅぉおおぉおおおおああぁぁ!!」
リクエストあったので再投稿ですꔛෆ
めためたに長いです。
ここまで読んだ方お疲れ様でした、笑
他にもリクエストあれば作品再投稿します~ˊᵒ̴̶̷̤ꇴᵒ̴̶̷̤ˋ