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まだその戦車なの?/犬を探しに…猫?
駐車場に戻り、私が車に乗ろうとした時だった
アイリス「ルガ…あなたその車の色正気ですか?」
アイリス「前に変えたほうがいいと、私声をかけたばかりだった気がするのですが…」
また言われた、困ったものだ…
「仕方ないだろかっこいいんだから…」
アイリス「だからといって車の色を赤にする人がどこにいらっしゃいますか!!」
コハク「ここにいるよ?」
アイリス「………ごもっともです」
はは、またコハクに言われている…これに関しては私も悪いんだが…
んで、私ずっと思ってたことがあるんだが…
「アイリス、お前車とかバイクは?」
アイリス「え?あぁ…私には必要ありませんの」
コハク「必要ないって…?移動とか大変じゃないの?」
アイリス「私スタミナが人よりも多いですし…」
アイリス「走って車に追いつけるので特にいらないんですよね」
「はい?」
何を言っているこのメイド?
コハク「すごい!!走って追いつけるの!!」
「待ってコハク、それ以前の話だよこれ」
コハク「???」
ポカーンとしてるコハクを横目に私は再度アイリスに聞いた
「走って車に追いつけるのか…?」
アイリス「えぇ、少し大変ですが…」
「どれくらいの速度で?」
アイリス「……ざっと時速50〜60kmくらいの速さなら私、着いていけますよ」
「超人と言われるだけあるのはそうなんだが…この車ならすぐ追いつけるんだな…」
何このメイド改めて怖いな、まあ味方なだけいいか…
そんな会話を交わしながら私は車に、コハクはバイクに乗って走り出した
______________________
コハク「あ!」
コハクが珍しく声を上げた、どうしたんだろうとその目線の先を見てみた
「……猫?」
本当はしれっと犬を探そうと車を走らせていたが…猫…猫…か…
アイリス「猫ですか…珍しいですね?」
「そうだな、私も久しぶりに見た…」
コハク「ねね!捕まえちゃだめ?」
「猫は捕まえるのが大変だ__」
コハク「わー!!」
に”ゃぅ!という猫の可哀想な声とともにコハクが笑顔でこちらを向いた
コハク「見て!捕まえた!!」
アイリス「すごい反応速度でしたね…」
「………はぁ…全く」
多分この流れは飼うことになるんだろうと思い、餌をどうしようかなと考えている私がいた
コハク「猫ちゃん可愛いね…!」
そう言っているコハクに抱えられている猫は少し怯えているように見える、そしてアイリスや私に助けて、という目線を向けている
「そうだな…」
アイリス「名前はどうするんです?」
コハク「名前……」
コハク「The final weaponとか?(最終兵器)」
アイリス「やめなさい、どこでそんなこと知ったのですか」
コハク「なんか知ってたの!…どうしようかな…」
本当にどこでそんなことを知ったんだ、ということを思いながら私も名前を考えてみる…
アイリス「…あ、皆さんの名前の文字を取って当てはめてみるのはどうです?」
コハク「んぇ?例えば〜?」
アイリス「……リルハ…とか?」
「センスいいな、アイリス」
コハク「リルハ…!!いいね!」
「そう呼んでみたらどうだ?」
…リルハ…しっくりくるし3文字だし…猫にとっても覚えやすいだろう…
コハク「リルハ〜!」
リルハ「……にゃぅ」
なんとなく…仕方ねぇなこの人間、という雰囲気を醸し出しながらリルハは鳴いてる
コハク「ねね!反応してくれたよ!!」
アイリス「よかったですね」
とりあえず平和だからいいかな…というのと、餌を買いに行かなければと思いながら、コハクが猫を愛でているのを私は眺めていた
コメント
1件
ああ、第5話読み終わったよ。いやー、今回も平和なやりとりが微笑ましかったな。特にアイリスの“車に走って追いつける”発言には思わず笑った。時速50〜60kmって、設定の緻密さにグッとくるね。超人メイドってそういうことか、と妙に納得。 そしてまさかの猫登場!コハクの“The final weapon”はどこで覚えたんだろう(笑)。リルハという名前に決定した流れも自然で、最後までほっこりした空気が続いて良かったよ。
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