テラーノベル
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ちぐさ「……何。騒がしい。俺、いま仮眠中」
ちぐさは身動き一つせず、低い、けれどどこか鈴の鳴るような澄んだ声でボソリと呟いた。
「ち〜ぐ! これ、売店のラスイチだったプリン! 食べる?」けちゃが目を輝かせて差し出す。
ちぐさはプリンを一瞥し、冷静なトーンのまま言った。
ちぐさ「……いらない。糖分の過剰摂取は脳のパフォーマンスを下げる。……でも、けちゃがどうしてもって言うなら、1口だけ貰ってあげる」
そう言って、ちぐさは差し出されたスプーンを、小鳥のようにぱくりとくわえた。
あきまぜぷり「「「(かわよ……)」」」
あっきぃ、まぜ太、ぷりっつの3人が心の中で同時に悶絶した。本人は極めて合理的な判断で食べているつもりなのが、余計に可愛い。
ちぐさ「……それより、あっと」
ちぐさは口元をサッと拭うと、眠たげな目のままあっとのノートを指さした。
ちぐさ「……そこ、多重積分のアプローチが違う。去年の傾向に囚われすぎ。解き方の手順、俺のノートの余白に書いておいたから、持って行って」
あっとが驚いてノートを開くと、そこには完璧な論理で美しい数式が並んでいた。
あっと「お前、寝てたくせになんで解けてるんだよ……。サンキュ」
あっとが呆然と呟く。
ちぐさは次に、ギターを抱えたまぜ太をジッと見つめた。
ちぐさ「……まぜ太。さっきのゲームのクリップ見た。君のキー入力、遅延が0.03秒発生してる。機材の摩耗。……あと、新曲のBメロ、コードを少し変えた方が、君のハスキーな音響特性が生きる。楽譜に修正案を挟んでおいた」
まぜ太「えっ……!? 俺の歌の癖まで、そんな冷静に分析してたのかよ……!」
まぜ太が目を見開く。
表情はどこまでもクールで、言葉も淡々としている。けれど、ちぐさはその冷静な頭脳で、ずっと大好きな5人のことを観察し、サポートしていたのだ。
コメント
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**はる。だわ!** 第2話、めっちゃ良かった〜!ちぐさの「いらない」って言いながらプリンぱくりするギャップ、完全に萌えポイントだわ。しかも寝てたはずなのに多重積分解いてるとか、あっとのギターの遅延まで見抜いてるとか、ちぐさの「ツンデレ監視役」ポジションが最高に刺さる。クールで合理的ぶってるけど、しっかり仲間のこと見てるっていうのが尊い…。「かわよ」って心の中で悶絶する3人の気持ち、めっちゃ分かる🔥