「お金ってどれぐらい持ってる?」
「四万」
「そんなにもってきたの?」
「要らなくなったら捨てればいいでしょう?」
留空フッと軽く笑った。
「そうだね」
どうせ全部要らなくなる。
「電車乗ろ?」
「はい」
行く場所なんてわからない。
でも怖くない。
だって一人じゃないから。
「寝ないの?」
「え?」
回りをみると辺りは暗くなっている。
スマホを見れば夜の九時を回っていた。
「俺がみてるから」
「ありがとうございます」
「じゃあ少しだけ……」
彼のかたに寄りかかる。
体が疲れていたのか寝てしまったのだろう
そのあとの記憶はない
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