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「 弟 の 苦痛 」
微 sern 要素 アリ ( 今回は ナシ )
sern 幼少期 から 始まります 。
スタート
________
凛side
ー 冴〜 !凛〜 ?ご飯できたわよ〜〜
いつもの賑やかな声がする
ー うん 、 いま行く。
凛は行かねえの ?
「 行く! 」
こんな毎日が続くと思っていたのは 、
俺の考えが浅はかだったからだろうか。
母「 アンタなんかもう知らないわ!!!」
父「 ああ 、もうお前も冴たちもどうでもいい。 勝手にしろ。」
母「 …アンタなんか死ねばいいのよ 」
父さんは母さんを無視して 、
知らない車に乗って知らない女の人と
何処かへ行ってしまった 。
ー 冴 、ご飯できたわよ …
ー … うん 、もうちょっとで行くよ
なんだか 、いつもより暗い声がした
「「 父さんが消えた。 」」
幼い頃の俺に分かったことはそれくらいで、
なにも考えず浮気をした父さんと 、
なにも分かっていない俺は 、
なんだか似ているように感じた。
母さんも 、 同じことを思っていたのかもしれない
ドカ ッ バシッ” ドゴ ッ”ッ
「 痛い 、 いたいよ … 」
虐待を受け 、心身共に限界がきていた 。
「 にい…ちゃ ッ ” 」
母「 うるさい!冴なんか来る訳ないでしょう!いつも冴に助けを求めるからアイツに似たのよ! 」
困ったことがあればすぐに助けを求める父 。
母は俺とそんな父を比べ 、また 、
父のような俺と冴を比べていた 。
「 にいちゃ … 助けて ッ” 」
俺がもし物語の主人公なら 、
神に愛された存在なら 、
今ここで冴が 助けに来てくれるだろう 。
もちろん 、来てくれるわけが無い 。
身体にできた 無数の傷跡は衣服のなかにすっぽりと収まり 、他人から見れば 何もないように見えるのだ 。
あの時とちがう 暗い目も 、他人から見ればいつもと変わらない 。
そういうものだった 。
他人の些細な変化に気付くほど 、人間は暇じゃない 。
自分のことで精一杯だった 。
だから母さんは父さんのいない貧しい家庭で生き抜くことで精一杯だし 、
なにもできない俺は母さんのストレス発散のための精一杯な道具にしかなれなかった 。
痛い 、いたい 。
身体が悲鳴をあげている 、とはこのことか 。と理解させられるような痛み 。
でも 、それ以上に心が痛かった 。
なにも出来ない俺の無能さに 、ただただ心が痛み 、母さんの苦しさに思いを寄せてあげることが、俺にできることだった 。
母「 冴だけで 、良かったのよ 」
母さんがそう言った 。
母さんの頬には 、涙が流れていた 。
ボロボロな俺の心に 、更に傷をつけていく 。
でも 、俺も 薄々そう感じていた 。
父さんのいない家庭で母親だけで子供2人を育てる苦しさなど 、俺は知らない 。
ただ 、父さんのいない家庭で無能な人間を育てる苦しさくらいは 、わかっている 。
なぜなら 、俺自身でも分かるくらいに 、
俺は父さんに似ている 。
性格も 、容姿も 。
緑がかった黒髪に長い下まつげ 、
水色の瞳 、いつも助けを求めている俺の目は 、
父さんそっくりだった 。
母「 アンタを見てると 腹が立つの 。 」
一通り殴り終わったあとに 、息を切らしながらそう言った 。
「 ….. 」
母さんからの言葉に 、なんて言えばいいのか分からない 。
ただ 、
「 兄ちゃん 、はやく帰ってきてよ… 」
それだけを 、ずっと願っていた 。
────────
一旦終わり
続きの物語思い付いたら書きます
いいねは読んだ方のお気持ち程度で結構です 。
自己満でやってるので !!