テラーノベル
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文章や口調等、拙い部分が多数見られると思いますが、ご了承ください🙇♀️
⚠️
学園パロディです!モブ出てきます!
これからは各𝖼𝗉のストーリーです。時系列は考えてないです。
ラストは❤️💛です💕
地雷の方は自重お願いいたします!
💛愛され『俺だけが知っている』
〜そのじん編〜
❤️side
俺は最近、〝一目惚れ〟というのを初めて体験した。
みるく学園には何かしらの部活か委員会かに入らなければならない校則がある。
中学の頃やっていたサッカー部に入るのも迷ったが、目標としている大学のため勉強に集中したいと思い、一番自分の勉強時間が取れそうな図書委員を選んだ。
そこで、出会ってしまった。
「曽野、今週もよろしく」
「はいっ!お願いします、吉田先輩!」
「相変わらず元気だね…」
「吉田先輩と一緒やからな!」
「はいはい…」
図書委員では学年の違う人と二人一組で週交代で学園の図書室を管理する。
俺のペアはひとつ上の学年の吉田 仁人先輩。そう、この人こそ俺の想い人。
一口に一目惚れと言っても本当に最初の初めましてで惚れたわけではない。
それは、初めてのペアでの委員会活動のこと。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
うわー今日初めての委員会活動か…。あかん、緊張してきた…。
俺にしては珍しく、伝えられていた時間よりもかなり早く図書室に着いてしまった。
しかし、勝手になにかするわけにもいかないため、カウンターの中の椅子に腰掛け、英単語帳を開いた。
この時、誰かが入ってくる音がしたが、俺はそれに構う脳もないくらい集中していた。
英単語帳を開いて、しばらく経った頃。
視界の端にペットボトルのお茶がことんと置かれるのが見えて、やっと単語帳から目を離す。
「あ、」
「ん…?っあ!せ、先輩…!すんません、俺…」
「んふ、めっちゃ集中してたから声掛けれなかった笑、それ飲んでいいよ」
「ほんまにごめんなさい……ありがとうございます」
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ありがたくペットボトルを取り、一口、口に含む。初日からやらかしてしまって気まずい。申し訳なくて、先輩の顔を見れずにいると、先輩は小さく笑って俺の横に座った。
「曽野 舜太くん、だったよね。俺は吉田 仁人。よろしく」
「よ、吉田、先輩……」
あー!先輩に気を遣わせてしまってる…!
もう一度謝っとこう、と先輩の方をむく。そこで俺は目を疑った。
「やっとこっち向いた。…うわー、確かにイケメン……」
「へ、?」
「きみ、入学式から高身長のイケメンがいるって噂されてたよ」
吉田先輩は初めて会った時の、顔の半分は隠していたマスクをつけていなかった。
えぇ、ちょっと、可愛いすぎんか…?
お目目おっきいし、肌白いし、唇綺麗やし…お人形さんみたいやな…。
「……曽野くん?」
「っ、あぁ、ごめんなさい!初日からこんな…!」
吉田先輩の手が伸びてきて、頭をポンポンと撫でられる。
「そんなに謝らなくて大丈夫、笑」
「これから、頑張ろうね」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
これで好きにならへん方がおかしいやろ。
それから、俺は吉田先輩との委員会活動が学校生活でのなによりの楽しみになった。
「曽野、この本そっち」
「はーい」
「曽野、この1年生に本返すように言っといて」
「はーい」
「曽野、、、犬っぽいってよく言われない?」
「よう言われますよ!吉田先輩も俺がワンチャンに見えてます?」
「うん、耳としっぽがみえる」
「いつでも撫でてええよー!」
「はいはい笑」
吉田先輩は完全に俺の事を〝可愛い後輩〟としか見ていないんだろう。
まだ今はそれでいい。こんなに可愛がってるのも俺だけやって言ってたし。でもやっぱり、もっと距離を近づけたい。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「明日でもう吉田先輩との活動終了やー。悲しい…」
「ほら曽野、項垂れてないでちゃんと仕事して」
吉田先輩は初めての時がうそのように、毎日マスクを欠かさない。もう一度、顔を見たいのに。
「………吉田先輩、」
「んー?」
「…そろそろ、名前で呼んでほしいなー、」
「………名前?」
「うん、曽野じゃなくて、舜太って呼んでや」
「えー…?どうしたいきなり」
「僕もっと先輩と仲良うなりたいんですもーん」
「ふは、わかった笑……舜太、」
「!はい!」
すぐに呼んでくれたのが嬉しくて、吉田先輩に近づく。我ながら、こういう所が犬っぽいな、と思う。
「僕も!吉田先輩にあだ名つけていいですか!」
「あだ名ぁ…!?」
「吉田先輩……お願い…!」
「……二人きりの時だけね」
「やったー!」
「なんにしよぉかなぁー」
吉田先輩は、俺のお願いに嫌そうな顔をするが、なんだかんだいつも許してくれる。
とても俺に甘い。
「じゃあ仁ちゃん!」
「ブッッ…!…まじか、」
「なぁ、ええやろ?仁ちゃん!」
「うーん…ほんとに二人の時だけね?」
「はーい!」
やった!もうこれはグッと距離縮まったやろ!ナイスやで俺!
嬉しくて、鼻歌を歌っていると、吉田先輩……改め、仁ちゃんに、「いいから!仕事!」と怒られてしまった。
それでも、その声色は優しくて、ニヤけるのが抑えられない。
俺だけに向けられる優しい目と声。
独り占めしたいって言ったら仁ちゃん怒るかな。
…いや、また「仕方ないな、」って甘やかしてくれるに違いない。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
担当の週が終わってしまっても、俺は勉強のためによく図書室を訪れる。
今日も、来週行われる定期テストの勉強をするために図書室にやってきた。
やっぱりテスト前やから、いつもより人は多いな。
女子生徒のグループが数個あり、それぞれ机について小さな声でお喋りをしながら教材を広げている。
なるべく人気が少ない机を選んで、自分のノートを開いた。
今日はこれとこれを終わらせて…。
あ、あの参考書この図書室にあるかな。
教材に関する本が並んでいる棚へ行くと、一人の女子生徒が手をめいっぱい伸ばして、上の方にある本を取ろうとしていた。
リボンの色からして、先輩だろう。
「あの、大丈夫ですか?良ければ取りますよ!」
『えっ!…じゃ、じゃあ頼もう、かな…』
「任せてください!」
ひょいっと先輩が取ろうとしていた分厚い本を取る。
長らく使われていないのか、うっすら被った埃を払って先輩に渡す。
『ご、ごめんね、ほんとにありがとう』
「いいえ!力になれて良かったです!…歴史書ですか?」
『えっ、えぇ…!ちょっと年表が分かりずらくて…』
「なるほどなぁ。テスト、頑張りましょうね、先輩!」
『へっ、!…うん……、』
「じゃあ、俺はこれで!」
にぱっと笑顔でそう言い、目的の本を取って俺は自分の席に戻った。
『えっ、やばいやばい。ちょーイケメンだった…!』
『あー、あの子、めっちゃいい子だよね。背も高いし』
『しかも、頭いいんだって!首席入学らしいよ』
『中学の頃はサッカー部だったって聞いた!』
『なにそれメロ〜!』
『どうしよう、普通に好き…』
うーん、なんか手止まってもうた。
…仁ちゃんに会いたいなぁ……。
ノートを閉じて、机につっ伏す。
そして、ふいに顔を横に向けた。
「っえ……!」
仁ちゃんがいる!
さっきまでおらんかったよな?いつ来たんだろう。
ふたつほど机を挟んだ席に仁ちゃんが座っていた。図書室テスト勉強は友達とする人が多いものの、仁ちゃんはひとりのようだ。まあ、俺もひとりなんやけど。
めっちゃ集中してるなぁ。
相変わらず前髪とマスクで顔はよく見えない。
仁ちゃんに会いたいと思ってたら本人がいるだなんて。
運命的ななにかを感じな俺はそっと仁ちゃんに近づき、小さな声で話しかけた。
「じーんちゃん!」
「っわ…!!」
「んふふふ、」
「びっくりした……舜太か…」
「ごめんなさい笑、…仁ちゃん、お勉強?」
「…二人の時だけって言わなかったっけ」
「まあまあ!細かいことはええやん!」
「はぁ……まあいっか…」
「仁ちゃん頑張り屋さんやもんな。俺知ってんで」
「そう?テスト勉強くらい当たり前にするでしょ」
「それはそうかもやけどぉ…」
それだけじゃない。俺は知っている。
仁ちゃんは、どこにどの本があるのか逐一忘れないように確認したり、ちょっと保護カバーが破れている本があったらすぐに取り替えたり。
誰かに言われるでもなく、褒められるでもないのにひとりで淡々と頑張っている。
それに気づけて、手伝った時の「ありがとう」ほど嬉しい瞬間はない。
そんな仁ちゃんは、俺だけが知ってればいい。というか、同じ週担当は俺しかおらへんから、他の人が知る由もないんやけど笑
マスクの下の表情を想像しながら横顔を見つめていると、小さく唸り声をあげた仁ちゃんが、「舜太、」と、話しかけてきた。
「ごめん、後輩にこんなの聞くのどうかと思うんだけど、よく分かんないところがあってさ、」
「ええよー!どこ?」
「ここなんだけど…」
仁ちゃんが指した問題を見る。
勉強が好きな俺は2、3年生の範囲ももちろん勉強しているから、恐らく教えられる。
「あー…これな、ちょっと今までと考え方変えなあかんねん」
「なるほど…?」
「えっと、こっちの公式を……」
仁ちゃんが開いていた教科書を拝借し、数ページめくって返す。
「あー…!わかった。ありがとう、舜太」
「っ!!全然ええよ!仁ちゃんに頼られて嬉しいし!」
仁ちゃんが軽く笑って、さらさら問題を解いていく。仁ちゃんの字、好きやねんなーと思いながら、見ていると、また仁ちゃんが手を止めて俺を見てきた。
「舜太、」
「なに?またわからんとこあった?」
「ちがう」
「??」
「さっき、俺に頑張り屋さんって言ったけど、舜太もめっちゃ頑張り屋さんだと思うよ」
「………えっ、」
「だって普通こんなに勉強しないでしょ。勉強好きなのは知ってるけど…。ちゃんと舜太は頑張ってるから、あんまり重荷に感じちゃダメだよ」
「……仁、ちゃん……」
「舜太はすごいよ、頑張ってるね」
仁ちゃんがそっと俺の頭を撫でてくれた。
その温かさに、思わず目が潤む。
舜太はやっぱり学年一位だよね。勉強出来て当たり前だよね。
前回の定期テストで、クラスメイトから言われた言葉が小さな針としてずっと胸につっかえていた。その針が溶けていくような心地がした。
「お、れ、頑張ってる…?」
「うん、めっちゃ頑張ってるでしょ笑、偉いね、舜太」
「ぅん、…っ、、うん…!」
ぽろぽろと涙が溢れる俺を、仁ちゃんは少し呆れたように息を吐いて、頭を撫で続けている。
やっぱりこの人が好きだ。
さっきはひとりで図書室に来る人珍しいなと思っていたが、ひとりで良かった。
仁ちゃんが顔を近づけ合って、誰かに勉強教えてもらっているなんて、想像したくもない。
仁ちゃんが一緒に勉強するのも、頭を撫でるのも、優しい言葉をかけるのも、
全部俺だけがいい。
わがままなのはわかってる。
でも、きっと仁ちゃんは笑って受け入れてくれるんでしょ?
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「舜〜、やっぱ舜が学年一位?」
「柔!せやで!」
「さすがだね」
「まあな〜」
定期テストの上位10名が張り出されている前で、柔に話しかけられた。
勇ちゃんと大ちゃんも気づけば来ていて、一年生の貼り紙を見ていた。
「はぁーやっぱ舜太すげぇな」
「舜ちゃん今回のテスト全然勉強してるとこ見かけへんかったけど、どこでしてたん?」
「図書室やで!お勉強仲間の先輩としてたんよ!」
「珍しい。いつもひとりでしてるのに」
「やっぱり舜太は先輩の懐に入るのが上手いってことか?笑」
「いやちゃうで、勇ちゃん!」
「俺が、先輩のこと好きやねん」
「へー……って、はぁ!?」
「舜、好きな人出来たの…!?」
「できたって言うか、だいぶ片思い中やで」
「えー!気にるわぁ!その人図書室におる?見に行ってええ?」
キラキラした目で、図書室へ向かおうとする3人を少し低めの声で「あかん、」と止める。
「へ、しゅ、舜太…?」
「俺、絶対先輩が欲しいねん。みんなに惚れられちゃ困るわ」
「俺と先輩の担当の週は、図書室来やんでや。……お願い!」
両手をぎゅっと結んで、3人を見つめる。
「わ、わかった……」
「ふふっ、ありがとうな!じゃあ俺、その先輩に報告しに行くわ!…みんな、また明日なー!」
唖然としている3人に手を振って、鼻歌混じりに図書室へと向かう。
言った言葉はもちろん冗談などではない。だって、特に勇ちゃんとか絶対好きになるし、ライバルになったら厄介そうやもん。
「なんか、舜太怖かったな今…」
「俺らの知らない舜だったね…」
「ま、まぁ、それだけ好きなんやろ、その先輩のこと…」
「仁ちゃーん!」
「ぅわっ!舜太、ドアは優しく開ける!」
「はーい、ごめんなさい!」
図書室のカウンターの奥に座っている仁ちゃんの元へ小走りで行く。
「仁ちゃん!テストどうやった?」
「上位10人に入れたよ」
「えっ!すごいやんか!」
「舜太が一緒に勉強してくれたおかげだよ笑、舜太は?」
首をコテンと倒して尋ねてくる仁ちゃんに、結果表を見せる。
「じゃーん!一位やったで!」
「すっご……頑張ったな、」
「うん、俺めっちゃ頑張った!やから、約束通り、ご褒美ちょうだい?」
そう仁ちゃんを目を真っ直ぐ見つめると、仁ちゃんの顔がほんのり赤みを帯びる。
悩ましげに視線をキョロキョロと動かしたあと、覚悟を決めたように深呼吸をしている。
「…ん、はい。頑張ったね、舜太」
仁ちゃんが両手を開いてくれ、その間にぎゅっと抱きつく。胸に顔を埋めて、思いっきり息を吸い、仁ちゃんの匂いを取り込む。
「はぁー…嬉しい、頑張った甲斐あったわぁ…」
「ほんとにこんなんでいいの?なにか奢ったりするけど、」
「いい、もう少し、このままで居させてや?仁ちゃん」
「…ふは、仕方ないな、」
仁ちゃんが俺を抱きしめたまま、頭を撫でてくれる。
好き。好きだよ仁ちゃん。
いつか、このハグも、キスも、それ以上も。
誰にも知られず当たり前になるまで、俺を甘やかしてな?
そのじん編 Fin.
そのじん編、お読み頂きありがとうございました!!
なんか他の𝖼𝗉に比べて甘々になっちゃいましたね…。❤️さんの末っ子力が高いのが悪いということにしても許されますか?
というか、私の中の💛さんってだいぶ❤️さんに甘いという認識なので、致し方ないです😌
『俺だけが知っている』
以上で完結となります!💛さんと結ばれるのは誰なのか…🤭︎💕︎
お読み頂きありがとうございました!!
コメント
7件

シリーズ一気に読んじゃいました!どのペアもかわいすぎて続きが読みたすぎます!!!
はーっ!!!かわいい、❤さん可愛すぎます…!!ワンコだし、後輩力高いし、甘え上手! 💛さんもしっかり甘やかしてるし、大好きです😭ありがとうございます😭
❤️さんに甘い💛さん最高でした✨️ いつか❤️さんから💛さんにしかけてみるのも見てみたいです👀