コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
ー時は過ぎ1年後ー
今日から正式に呪術高専高等学校1年生として通うことになった虎杖と伏黒、そして釘崎。
たった3人しかいないが、五条悟はその人数いれば良い方とはしゃいでいた。
虎「俺ら今日から1年生かー!」
伏「そうだな。」
釘「1年担当の先生は誰なんだろ〜」
“1年生”という自分達の肩書きにしんみりしながら廊下を歩いていた3人。
目的地の1年生の教室へ辿り着くと、虎杖は元気よく失礼しやーす!と言って扉を開けた。
五「お!きたきたー!」
1年ズ「…え。」
入ってきて五条の姿を見るなりフリーズしてしまった3人を五条は不思議そうに見つめた。
五「3人ともどうしたんだよー。1年生担任はこの五条悟だよ?♡」
くるりと一回転をし内股ポーズをする五条。
最初にやっと動いたのは伏黒だった。
伏「はぁ〜…。」
伏黒は頭を抱えた。
なぜよりによって1年担任がこの人なんだと。
虎「え、がちで?悟くんが今日から正式に俺のセンセー?」
釘「ま、まじか…」
それぞれいやぁ~な反応を五条に遠慮なく見せたが、それを気にせず淡々と話しをする。
五「まあいいじゃん!まずは階級から説明していくねー。」
五条が珍しくちゃんとした態度を取っているので3人は仕方なく椅子に座った。
五「まあもうみんな知ってるとは思うけど一応確認ね。釘崎が3級、恵が2級、でゆーじが特級。
釘崎は実質下級1年生でいた期間も2人よりも短いし、経験もまだ浅いから3級だけど落ち込まないでね。」
釘「別に落ち込んでないわよ。絶対追いついてみせるから。」
釘崎はそう言って足を組んで五条を見上げた。
五条はやる気十分なのが1番だよねと言って次は伏黒を見た。
五「恵の階級だと単独任務が可能になるし、今日から正式な1年生だから仕事も多くなるはずだよー。」
伏「…」
虎「伏黒お前2級なんてすげーな!」
五「いやゆーじが言うことじゃないでしょ」
黙っていた伏黒の隣で虎杖が尊敬の眼差しを浮かべ、ゆーじはすごいよりもやべーよと五条が突っ込んだ。
五「まあ一応言っとくけど最後にゆーじ。変わらず特級だけど正確に言うとまだ僕の方が上みたいだよー?」
虎「はぁ?!?なわけ!」
五「残念でした〜!これからセンセーって呼んでね♡」
虎「こんやろー!!前、悟くんが少し苦戦してた特級呪霊俺瞬殺で祓ったんだぞ?!」
伏釘「…!?」
五「それは僕と少し相性悪かっただけ〜」
虎「あ!言い訳した!」
五条と虎杖の言い合いをため息と共に眺めていた2人は虎杖の口から出た衝撃的な発言に戸惑った。
まさか虎杖がそんなに強いとは。
五条を倒せる奴は虎杖しか残っていないかもしれない。
そう思っていた。
この後五条含め4人はグラウンドへ行き、嫌な反応を見せた罰として散々走らされたのだった。