一次創作 好きに受けとってね
私にはおばあちゃんがいた
魚が大好きで、よく一緒に水族館へ行った
○「おばあちゃん!」
祖母「どうしたんだい?」
おばあちゃんはよく優しい笑顔で笑ってくれた。
○「おばあちゃんはなんでお魚さんが好きな
の?」
祖母「なんで…さぁ、なんでだろうね? 笑」
○「わからないの?」
祖母「えぇ、いつの間にか水族館でお魚を見るのが好きになってね」
○「へぇ、おばあちゃん、私もね、お魚大好きだよ!」
祖母「そうなのかい?」
○「うん!だってね、おばあちゃんが水族館にたっくさん連れてきてくれたから!」
○「私も大好きなの!」
祖母「そうかいそうかい…ありがとうね」
○「あとねあとね、私、お魚博士になりたい!」
○「おばあちゃんもお魚博士だよね!」
祖母「お魚博士…そうかもねぇ…そんな○ちゃんを私は見ていられるかしら」
○「みせてあげる!おばあちゃんよりもっとすごいお魚博士になるんだー!」
祖母「そう、近くで見てあげるわね」
私の記憶の中では、この会話が1番残っている
おばあちゃんがいなくなってから1年前の、 おばあちゃんと行った最後の水族館だった
○「ねぇ、□くん、この魚かっこよくない? 笑」
□「うん、ちょっと珍しい魚かな?」
○「そうなの!この魚はね…」
私には今、魚に関する大学へ入学し、1歳年下の、好意を寄せている男性と水族館へ来ている
□「綺麗だね…○ちゃん、改めて大学入学おめでとう」
○「ありがとう、みんなが応援してくれたからだよ!」
□「本当、立派になったね」
その時、□くんが一瞬、□くんじゃないように見えた
○「…おばあちゃん…?」
コメント
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中人)おばあちゃんの生まれ変わり……かぁ……?? 感動的だな……