『 それで 、此処が 、 〜〜 』
僕は教師 、今は生徒に授業をしている途中 。
だが 、実は生徒達に秘密にしている事がある 。
それは祓い屋であること 、 別に言うメリットも無いし 。
生徒達に怪異が憑いていたとしても 、
大体は弱い怪異 、 握り潰せば消えるからバレないよう
祓って何とか過ごしてます 。
ちなみに校長にはちゃんと許可を得て祓い屋と掛け持ちをしている 。
昼休み 。
ガチャ っ!
『 あっおい~ ! 』
「 あ 、 会長 。 」
この人は蒼井茜 、
余命が尽きて 、 今ではこの学園の七不思議1番の末席として
過ごしている 。
蒼井は大体屋上に居る 、 この場所が好きなのだろう 。
死に際にも 、 「どうせ死ぬなら好きな場所で死にたい 、」
そう言って 、 僕の前から消えてしまった 。
「 …..今日はコンビニ弁当なんですね 。 」
『 うん 。今日は光が早めに仕事行かないと行けなくてね ~ 、 』
『 僕が作るって言ったんだけど 、 全力で阻止されちゃって 。 』
「 会長は一生料理しちゃダメですよ ? 」
『 え~ 、 じゃあ蒼井が作ってよ~ 、 今度また光が仕事早い日にさ ~ 、 』
「 いや僕怪異なので 、 」
『 でも作れはするでしょ? 』
「 しますけど面倒です 。 」
『 ちぇ~ 、 … 』
『 じゃあ今日の放課後生徒会室に来てよ 。 』
「 え 、 嫌です 、… 」
『 大丈夫予め今日は生徒会に放課後残らない様に言っておいたからさ ~ 、』
「 てか何で生徒会室 、 ? 」
『 そりゃ 、 僕達の思い出が詰まってるじゃん? 』
「 嫌な思い出しか思い出せませんけどね 、 」
『 取り敢えず来てね ? 』
『 じゃないと 、… ね? 』
「 はぁ” 、…わかりました 、」
『 やった ~ ♪ 』
蒼井が怪異になった今でも 、
人間の頃の関係と一緒だ 。
『 それよりずっと気になってたけど 』
『 怪異になったのに時計守の姿じゃなくて 制服なんだね 、 』
『 何故か眼鏡と腕章も着いてるし 、 』
『 怪異になった今じゃメガネ意味無いでしょ?
そのメガネにかけたまじないは人間用だよ 、?? 』
「 んな事知ってますよ 、 」
「 メガネをかけてても怪異達は見えます 、 鬱陶しい位に 、 」
『 じゃあ何で ? 』
「 人間の頃の姿の方が落ち着きますし 、 」
「 …まァ 、 会長が折角作ってくれたメガネですし 、 」
もごもごしながら蒼井はそう言った 、
え?それってもしかして …
『 …えっと 、 それってもしかして 、 』
「 深い意味はありません っ! 」
僕が言い切る前に 、
深い意味は無い 、そう言われてしまった 、
どうせ嘘なんだろうけど 、やっぱり蒼井は
人間の頃と変わってないな 、… 色々と 。
コメント
2件
何で推しってこんなに尊いんだろう
いやもう茜くんの反応可愛すぎやろぉぉ