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刀鍛冶の里での戦いが終わり 、驚きのことが起こった 。
炭治郎たちが五体満足で帰ってきたこと 。
刀鍛冶の里の方たち含め誰も亡くならなかったこと 。
禰豆子が太陽を克服したこと 。
凄いことで 、神様には感謝している 。
そして 、何故か私は恋柱甘露寺蜜璃の看病を担当することになった 。
「 …もうあの戦いから1週間経つのに起きない 。。」
そりゃそうか 、とか思いながら 、相手の身体を起こして 、三つ編みをする 。特に意味はない 。
「 …上手くできないな 、」
私は応援で来て 、全然わかんないけど 、みんなボロボロだった 。
あの可愛い甘露寺さんでさえも 。
本当に上弦の伍 ?もっとあるでしょ 、
そう思いながらも看病を続けた 。
さらに1週間後 、
甘露寺「 ん … 、ここは 、、?」
「 甘露寺さん 、目を覚ましたんですか 。おはようございます 。」
甘露寺「 ! 紫乃ちゃん !ずっと 、看病しててくれたの 、?」
「 はい 、皆さん任務があったので 。」
甘露寺「 ありがと 〜 !!紫乃ちゃんとちゃんと話すのはこれが初めてだよね ?!」
「 そう 、ですね 、」
甘露寺 「 なんだか恥ずかしいわ 、こんなタイミングだなんて 、」
「 え ?」
甘露寺「 もっとちゃんとした時に話しかけたかったの !」
「 そうなんですか 、、」
甘露寺「 もしかして 、紫乃ちゃん私のこと嫌い … ?」
「 ? いえ 、別に 、」
甘露寺「 ほんとに ?!なんか 、避けられてるのかなって思うと上手く話しかけに行けなくて !」
あぁ 、だからこの前柱合会議の後話しかけようとしたんだ … 。
「 大丈夫ですよ 。嫌いじゃないです 。ただ 、印象が変わりました 。」
甘露寺「 え 、印象 ??」
「 はい 。ガッツリ戦闘する人じゃないと思ってました 。でもあんなに戦ってたなんて 。」
甘露寺「 紫乃ちゃん … 」
「 ぁ 、お薬 、飲んでいて下さいね 。」
甘露寺「 ぁ 、うん 、ねぇ、そういえば 、私 、どれくらい寝てたの 、?」
「 …2週間 、ですかね ?」
甘露寺「 そんなに ?!」
「 はい 。アオイさん達に伝えておくので 。」
甘露寺「 あっ 、うん !ありがとうね !」
「 調子狂う 、、、、」
無限城戦 。
甘露寺「 きゃーーーーっ !なにこれ何これ !」
「 ずっと落ちてる 、、、?」
甘露寺「 紫乃ちゃんどうしよう !! 」
「 甘露寺さん 。」
甘露寺「 えっ ?」
「 好きですよ 。」
甘露寺「 えぇぇぇぇぇぇっ ?! 」
「 なに 、、? 」
甘露寺「 や 、やめてよね急に !!」
「 ごめんなさい笑 」
伊黒 「 甘露寺 !!」
甘露寺「 伊黒さん 、?!」
「 そっちはおふたりに任せます 。」
甘露寺「 紫乃ちゃん ?!!」
あぁ 、甘露寺さんの声を聞いたら戻りたくなる …
数時間後 、ようやく無惨との戦いが終わった時 、あまりの光景に血の気が引いた 。
今でも記憶に残ってる 。
「 甘露寺さん … ?」
甘露寺「 ごめ 、んね 、もう 、だめ 、かも 、」
「 やだ 、やです 、甘露寺さん !」
泣きつく私を隠の人が引き止める 。止めないで欲しかったのに 。
「 私 、甘露寺さんともっと仲良くなりたかった !貴方は強くて !優しくて !気を使える人で 、誰よりも 、可愛い人 、、、」
甘露寺「 ありがとうねぇ 、泣かないで 、私ももっと仲良くなりたかったなぁ 、」
「 甘露寺さん 、私と … 」
伊黒 「 甘露寺 、来世では 、俺のお嫁になってくれるか ?」
甘露寺「 ! もちろん 、私でよければ 、!」
ぇ 、??
「 そ 、んな … 、」
素直に祝いたい 、のに 、祝えない 、
そっか 、私 、甘露寺さんのこと 、好きだったんだ 。
好きなのに 、今気づくとか 、ダッサイな 、笑
冷えきった2人のご遺体を 、眺める 。体は冷えきっているのに 、生きてるんじゃないか 、と 、思ってしまう 。
「 甘露寺さん … 」
「 大好きでした 。」
私の恋は 、あっけなく終わった 。その日は綺麗な満月だった 。
生まれ変わったら 、また 、君と仲良くしたいな 。今度は 、私から 。
「 伊黒さん 、甘露寺さん 、お幸せに 。それと … 」
こんな言葉 、言いたくない 。
けど … 、ダメだよね 、言わなきゃ 。
意を決して 、言葉に出す 。
「 ご冥福をお祈りします 。」
2人の前で手を合わせる 。沢山泣いたはずなのに 、大きい粒の涙が 、私の頬をつたい 、甘露寺さんの頬へと落ちていった 。