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教室リーグ~底辺モブ生徒が分析スカウターで超名門校の序列をぶっつぶす~
第119話 - 第119話 ウィンターカップ。 冬の全国高等学校バスケットボール選手権大会。 夏のインターハイ、冬の
773文字
2026年06月26日
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天野 夢縁
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一回戦が始まる直前。
洛北祥雲学園の、ロッカールームは、重い沈黙に支配されていた。
そこに立っていたのはバスケど素人の代理顧問だった。
天宮は、まず代理顧問である、烏丸の顔を立てた。
「先生。試合前のミーティングを始めます。まず先生から一言お願いします」
烏丸はおずおずと、そしてどこか遠い目で口を開いた。
「えー諸君。勝敗も大事だが、それ以上にこの東京での経験を楽しんでくれたら、先生は嬉しい」
「試合が、終わったらあれだ。せっかく東京に来たんだからな。帰りにどこか寄りたい場所とか、あるか?先生は東京スカイツリーとかまだ行ったことないんだが」
「とにかくだ。皆、怪我だけは絶対にするなよ。全国大会だからといって無理は禁物だ。元気に京都へ帰ること。それが先生との約束だぞ」
そのあまりにも士気を下げる一言。
ロッカールームの空気が微妙な雰囲気に変わる。
長峯ですらその顔を俯かせていた。
その空気を切り裂くように、天宮蓮司が立ち上がった。
彼は、まず烏丸に静かに一礼した。
「――先生。ありがとうございます」
そしてキャプテンは部員たちへと、向き直る。
その瞳には一点の曇りもない、太陽の光が宿っていた。
「みんな!聞いてくれ」
その一言で部員たちの背筋が伸びる。
「監督がいない、俺たちはもう終わりだと思われている。外野には好きに言わせておけ」
「逆に面白いじゃないか」
「だからこそ俺たちが、最強だと証明するための、最高の舞台。それがウィンターカップだ」
「心に刻み込め!俺たちは、大槻先生不在でも強い!厳しかった練習を信じろ!」
そのあまりにも、シンプルでそして力強い言葉。
この偉大なキャプテンがいれば!何とかなる!
部員たちに闘志の炎が宿っていく。
王は、ただそこに立っているだけで世界を照らすのだ。
「行くぞ!」
「おう!!」」
ロッカールームの扉が開き、選手たちが戦場へと向かっていった。
コメント
1件
いやもう、この天宮蓮司ってキャプテン、めっちゃ熱いわ…! 烏丸先生の「怪我するな」発言で一気に沈んだ空気を、「逆に面白い」って切り返して士気を爆上げするところ、痺れた。 「王は立ってるだけで世界を照らす」って表現がめちゃくちゃカッコよくて、試合前から鳥肌立った🔥 このキャプテンがいるなら絶対勝てる気がするわ。続きめっちゃ気になる!