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〇〇しないと出られない部屋
太中注意
地雷さん回れ右
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・ 22歳
・太宰治→「 」
・中原中也→『 』
帰り道、2人は気を失い、気づいたら知らない部屋にいた。
「ここは…?」
太宰は起き上がると、自分の膝の上でねむる中也に気がついた。
「うげっ、中也。」
「ちょっ中也、重い!どいて!」
『ぅん……?』
中也は起きたは起きたが、寝ぼけている。
「おーい!中原中也くーん!起きないのかーい!蛞蝓ー!ちびっこマフィアー!」
『んぁっ……?』
『って、はっ!ここは?』
「ようやく起きた、こんな状況でも随分と呑気に寝ているものだね、ポートマフィアの幹部様は。」
『はぁ!?手前今なんつった!?』
『つーか、なんで手前がここにいんだよ!』
『ていうかここ何処だよ!?』
「私が聞きたいよそんなこと。」
「まぁ、出口は彼処にあるようだけど。」
太宰は白い扉の方を指さして言った。
『ンだよ。出口あんのかよ。』
『だったらさっさと出ればいいじゃねえか。』
「出れるんだったら私もすぐそうしているよ。出れるんだったら。 」
中也はドアノブに手をかける。
『開かねぇ…。』
『クソッ!こんなとこ早く出てえのに!』
『重力操作って…えっ… ? 』
「どうしたの?」
『異能が使えねぇ…。』
「おそらくこの部屋には一時的に異能を使えなくさせる何かがあるんだろう。」
『じゃあどうすんだよ。』
「何かこの部屋に手掛かりがあるはず。私もこんな部屋早く出たいからね。」
「さっさと見つけよう。」
『ん?』
中也は床に落ちていた紙を拾った。
『はぁ!?』
「なになにー?ってげぇ…、」
その紙に書かれていたのは
【ハグしないと出られない部屋】