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みこまめ
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【らん視点】
放課後。
俺たちは、すちとみことが一緒に帰るのを見送った。
二人は並んで歩いている。
でも――
まだ、どこか距離がある。
らん「……」
こさめ「……」
なつ「……」
いるま「……」
四人で黙って二人の背中を見る。
らん「ねえ」
いるま「なんだよ」
らん「もう告白すればよくない?」
こさめ「こさもそう思う」
なつ「俺も」
いるま「……同感」
俺たちは顔を見合わせる。
らん「だってさ、すちはみことが好き」
こさめ「みこちゃんもすっちーが好き」
なつ「なのに、二人とも言わない」
いるま「意味分かんねぇ」
らん「だよね!?」
俺たちは本気で頭を抱えた。
次の日。
昼休み。
六人で昼食を食べている。
みこと「すっちー、今日放課後暇?」
すち「……うん」
みこと「じゃあ、一緒に帰ろ」
すち「……うん」
二人の会話を聞きながら、俺たちは目を合わせる。
こさめ「……」
らん「……」
なつ「……」
いるま「……」
こさめが小さな声で言う。
こさめ「今日、二人きりにしよう」
らん「うん」
なつ「賛成」
いるま「仕方ねぇな」
放課後。
六人で学校を出る。
らん「じゃあ俺、今日はこっちだから!」
いるま「俺も」
なつ「俺もこっち」
こさめ「こさも!」
四人が一斉に別方向へ歩き出す。
すちとみことだけが残る。
みこと「……」
すち「……」
二人で顔を見合わせる。
みこと「……帰ろっか」
すち「うん」
二人が歩き出す。
しばらく沈黙が続く。
みこと「すっちー」
すち「なに?」
みこと「最近、前より話してくれるようになったね」
すち「……うん」
みこと「嬉しい」
すち「……俺も」
すちが小さく笑う。
みことも笑う。
少し歩いてから、みことが口を開く。
みこと「俺さ」
すち「うん」
みこと「すっちーといる時間、好きなんだ」
すちの足が止まる。
すち「……」
胸が跳ねる。
みこと「……どうしたの?」
すち「……なんでもない」
でも、顔は真っ赤だった。
(……好きって言われた)
(でも、これは……俺が思ってる「好き」と同じ?)
みことは少し笑う。
みこと「また顔赤い」
すち「……みこちゃんのせい」
みこと「俺のせい?」
すち「……うん」
みことが嬉しそうに笑う。
二人はまた歩き始める。
少し離れたところでは――
らん「……」
こさめ「……」
なつ「……」
いるま「……」
実は四人、こっそり様子を見ていた。
らん「……告白、まだかな」
こさめ「まだだねぇ」
なつ「焦れったいな」
いるま「……俺らが先に疲れそうだ」
四人はため息をつく。
それでも。
らん「でも、絶対くっつけよう」
こさめ「うん!」
なつ「任せろ」
いるま「……しゃあねぇな」
二人の背中を見ながら、四人はもう一度作戦を考え始めた。
コメント
1件
みことから「すっちーといる時間、好きなんだ」って言葉、すごく良かった……! すちがドキッとして足止まるのも、顔真っ赤になるのも可愛すぎてヤバい。でもその「好き」が友達的なのか恋愛的なのか、すちが迷ってるところにも共感しちゃった。四人がこっそり見守ってる構図もほっこりするし、「絶対くっつけよう」って決意してるところ、応援したくなるよね😊 次がすごく気になる!